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建築ノスタルジア

近代建築の探訪記

神奈川県庁本庁舎

2007-12-22 00:00:00 |  神奈川県




 横浜三塔のうちの一つである通称「キングの塔」。 関東大震災により内部を焼失した前庁舎を新たに建設する為、設計コンペで一等に当選した小尾嘉郎・東京都技師の案をもとに昭和3(1928)年に建てられました。 この時に小尾が獲得した賞金5000円は、当時の知事の年俸に相当するものだったそうです。

 塔頂に相輪が立ち日本風が加味された建物は帝冠様式の走りといえるものですが、軒先周りの装飾などにはF・L・ライトの影響が強く見られるともいわれます。 建物9階に相当する中央の塔は約49メートル。 後に竣工した横浜税関庁舎(クイーン)に、高さではおよそ2メートル及ばないものとなってしまいましたが、「キング」の愛称に違わぬ威厳を現代においても保ち続けているのではないかと思います。  神奈川県横浜市中区日本大通1  06年10月下旬他

 ※写真が一部大きくなります。
  08年02月中旬再訪。 写真の追加・変更を行いました。

  

 


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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キングというよりルーク (ランナ)
2012-11-03 11:49:54
こんにちは。王というより城でしょうか。チェス的には。県庁というと城下町が多く、権力の象徴としての城としては、昔、道後温泉に行った時の愛媛県庁舎。びっくりしました。さて、海岸を真っ直ぐで港のみえる丘。あぶない刑事の活躍の場所。ベイブリッジはまだ建設中の頃。ところで、ルーク・スカイウォーカーといえばあの映画。2015年のエピソード7製作に入るようです。
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ルークと今後の展開 (es)
2012-11-04 19:00:45
ランナさん、「キングの塔」がチェスのルークというのは面白い発想ですね。
将棋の駒で表現するのはちょっとしづらいし、かと言って他の用語でも代用は難しいから、言い得て妙な表現だと思いました。

そういえばあの映画、会社諸共ディズニーに買収されてしまいましたね。
旧3部作(4~6)は世代的に微妙に合わず、新3部作もエピソード2が(個人的に)しっくりこなかったので
エピソード3は見てないままになっています。
ディズニーのエッセンスが入るのなら今から復習して見ておいたほうが良いかも…という心境です(笑)。
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