25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

オリンピックは本当に必要だったのか

2019年07月26日 | 社会・経済・政治
石崎徹という衆議院議員。丸山穂高衆議院議員、豊田真由子元衆議院議員。佐川元国税庁長官らの面々。高学歴と性格・倫理観・愛情なんて何も関係がないことを思わせるもので、世間一般の人も、あの人は「東大出だから」だの「りっぱな会社にいて」とか「どこそこの社長ですか」などなどおべっちゃらくらいなならまだしも、票を入れたり、後援会に入ったりするのは慎重にやらないと。
 多くの人は学歴なんてそうそう自慢できるものではないことは知っているのだが、自慢できるものだと勘違いしている人が多分、これはぼくの憶測であるが、国民の半分くらいはいるのかも知れない。
 テレビ局のバカがつまらないクイズ番組作って「東大生なんとかなんとか」みたいなのをやって「東大生はさすがによく知っている」と思わせる。あほか!と思う。

 それよりも「オリンピック過ぎたら景気はどうなるんだ」を教えてほしい。よくなるの?悪くなるの?変わらないの?

 政治・経済の波というのは確実にぼくのような一個人にもある。これまでもあった。事業起こしたら突然、大不況とかもあり得るし。先がある程度読めないと何をするにも気持ちが悪い。若いころは勢いでやっていたが、これからは勢いでやれない自分なのである。

 東京オリンピックなんかなぜ誘致したのだろう。箱もの作ったら景気もよくなる、みんな元気になる、と単純に思ったのだろうか。オリンピック時期は東京に行って仕事はできない。10500円の部屋が6万円すると昨日テレビで言っていた。

 テレビではオリンピックを盛り立てるためにか楽しそうに期待を膨らませているが、こちとら、紀伊半島の隅っこからテレビで見ているだけだ。テレビは大騒ぎするだろうから。
 桑田佳祐もひと肌脱いでしまった。これを光栄というのか、しかたなし、というのだろうか。
  
 「もう決まってしまったもん、つべこべ言うなよ」は日本社会の悪いところである。つべこべ言っている奴もいるのだ。本当は多いのではないだろうか。

 日本は二度目の夏季オリンピックで浮かれている時ではないのだ。箱ものをどうやって維持するのだ。賃金はどうやって上がるのだ。10月には実質賃金が2%下がり、ついでにガソリンの値上げ。ぼくには「ええじゃないか、ええじゃないか」とオリンピックが被さってくる。
 これも尖閣列島問題と同じように、築地問題と同じように石原慎太郎が残したものだ。猪瀬直樹が継いでしまった。
 ぼくはオリンピック後からまた停滞、衰退が続くと思っている。ぼくみたいな楽観的な人間が言うのだから、ぼくよりも楽観的な論者と悲観論者の意見を聞いてみたいものだ。