10年前二人で会津を旅した時何時か登りたいと思い乍ら今回漸く実現しました[9月12日]、君津BT11:30発(バス)~東京(新幹線)~郡山(磐越西線)~翁島15:31着宿の車で「国民宿舎はぎの湯」にチェックイン、かけ流しの温泉にゆっくり入って夕食に生ビールで英気を養い明日に備えました。
[9月13日]昨夜は一晩中雨が降り続いていましたが朝6時頃になって突然青空が出て晴天になったので「行いが良いから]と得意になって出掛けました、宿の車で翁島登山口まで送ってもらい7:50登山開始10分程登ったところでスキー場のゲレンデを横切る道路に出てから次の取り付きが分からず地形図を広げるのも面倒とばかりにゲレンデを直登したが歩きずらくて余計に時間がかかった。
ゲレンデに上り詰めた所で又次の取り付き口が分からずうろついて結局30分程タイムロスし漸く本道に取り付いた時には雨が降リ始め風も出てきました、然し樹林帯の中はさして濡れることはないけれど岩が濡れていたリ途中鎖場が何ヵ所かあって大変でした。
そのうち風が強まり樹林帯を抜けると強風と横殴りの雨に晒され的もに立って歩けない状態でした、上から何人も強風によろけ乍ら降りて来たので私たちも心細くなって降りようかどうしようか迷いましたが高度計を見たら頂上まで高度差あと70m位なので殆ど四つん這いになって時折岩にしがみ付き少しでも風の弱まるのを待ちながら登り切りました。
頂上に着いたら20人ぐらいの人たちが小さな小屋の陰で弁当を食べているのを見てホットしました、私たちも写真を撮り「むすび」をひとつ頬張リ早々に下山路に取り付きました、下山路の裏磐梯コースは殆ど樹林帯の中なので強風に晒される事なくゆっくり下りました。
途中売店小屋に寄ったら狭い小屋は立錐の余地のない程いっぱいの人でした一休みして更に下山、途中二か所分岐があって迷っている人がいたので地形図でコースを確認し一緒に下りました、麓のスキー場15:30着此の頃になって風も止み青空も出てきました。
ここからは広い道路を30分程歩き国道に出てから宿の車に迎えに来て貰い「裏磐梯国民宿舎」に16:40チェックイン、当初予定行動時間は6時間半でしたが8時間掛かりました、すぐ温泉に入り心身の疲れをいやしました。
夕食のとき妻が「強風に飛ばされそうになり怖くて足が震えた」と言っていましたが丁度5年前白馬岳に登った時も栂池に下りる稜線で強風と横殴りの雨に会い何度も岩にしがみ付き殆ど這うようにして下山した事がありますその時妻は初めての経験でしたので恐怖で暫らく口がきけませんでした。妻は何時も口癖のように「あの時のことは一生忘れない」と言っていますが又一つ一生忘れられないことが増えたようです。
[9月14日]朝風呂に入りゆっくりして9時半のバスで猪苗代駅に行く予定がいくら待ってもバスが来ないので停留所の時刻表を見たら4月1日に改正されて次は10時半で1時間遅れとなってしまい郡山からの新幹線指定席は無効になり次の自由席で帰ってきました、結局帰宅は1時間半遅れの16時でした、今回は天気予報に裏切られバスの時刻表は間違ったリで今年最後の妻との山旅は散々な事があります。 (写真は磐梯山頂上にて、強風で顔が引きつっている) HP URL outdoor (hacca