防衛大学校時代の同期が集まって宴会をする予定であった。その際に訓練で同じ班であった同期も参加することを聞いて、その当時のヨット訓練をおもいだいした。今はある程度船に乗っても酔わないようになったが、その当時はクルーザーヨットに乗ると数分で気持ちが悪くなっていた。それでも自分に与えられた仕事をしないといけないので酔わない人間がうらやましかった。その同期は船に酔うタイプの人間で航空部隊にいった。今でもクルーザーヨットのことを思い出すと気持ちが悪くなる。それでもいつか自分もヨットをレンタルして乗ってみる機会がないかと思っている。艦隊勤務時代には海は多くのことを教えてくれたし、現在他人よりがむしゃらに働いているのはその当時の経験があったからであろうと思う。冬の海に投げ出されれば30分で意識不明になる。戸塚ヨットスクールは極端な例であったが、自然のなかで自然の恐ろしさを経験をすることは人生にとって意味のあることではないかと感ずる。