先日、三重県・伊賀の上高尾に行ってきました。
この集落に行くきっかけとなったのは、「日本農業新聞」でした。
私が商店街で出張販売を始めたとき、女性記者の方が、都市と農山村の橋渡し
になるってステキですねと、何かと縁の深い土居商店街に取材に来て下さり、
「大阪の森本さん」として、活動の様子を紹介していただいたのです。
その紙面を見て、大阪・梅田までわざわざ会いに来て下さったのが、“農ある暮らし”
を地域の目線から提案する、むらづくりプランナーの伊藤さん。
ちなみに、伊藤さん自身も、2年前に滋賀県の甲賀に移住し、趣味は庭いじりだそうで、
野菜づくりにも精を出しているんだとか!
伊藤さんは、「淀川流域ノラおこしプロジェクト」の拠点として、現在、上高尾で活動
されています。これまでの「個別の地域がかんばる」では、キーパーソンがいない水源
集落・限界集落を維持していくことはできないと、「地域」にとどまらず、「流域」で交流
し、連携できればと考えています。
上流域の「地方」と下流域の「都市」との交流。
10年後の上高尾のために、どんなことに取り組むべきかという視点で、地域交流と特産
品に対する思いを熱く語っている様子に感激し、いつか行ってみたいと熱望、4ヶ月後に
ようやく実現したというわけです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/08/98fed6baac49554b5683e4d0df0d54ae.jpg)
当日はとても天気がよく、空気も澄み切っていて、思わず見とれてしまうほどの里山の
原風景。地方をたくさんまわったなかでも、特に自然の豊かさが残っている地域でした。
まず、お伺いしたのは、写真に映っている、谷浦邸。
ここでは、主に間伐材の整理、炭焼きの季節になり、先週から窯焚きも行われています。
谷浦さんは、プロジェクトの事務局長を担当されているため、地元の人たちのミーティング
の場所として、また、上高尾のブログの更新もここで行うなど、情報発信基地にもなってます。
blog:http://blogs.yahoo.co.jp/kamitakao
次に案内していただいたのは、湧水が出ているというくぬぎ山。
谷浦邸からなんと軽トラの荷台に乗せてもらい、向かいました。
でこぼこ道に揺られながら、向かい風が頬に当たる感触、山道に入って感じるヒンヤリ感。
そして、木々の隙間から見え隠れする木漏れ日の美しさはなんともいえませんねぇ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/e2/df2837360de21f58062293fd077a7300.jpg)
再び谷浦邸に戻り、地元の農家さんも交えて、お話を聞くことになりました。
上高尾は稲作が中心で、野菜はあまり作られていないんだとか。
お米の品質に関しては、かなり自信がある様子でしたが、やはり都市で販路を作っていく
ことに関しては、周辺住民と歩調を合わせていきたいといった様子。
ここでも、都市の商店街と同じように、ビジョンを伝えていき、時間をかけて、関係者の
意見を一致させていく必要がありそうです。
が、きっと上高尾には明るい未来が待っていると思います。
何よりも印象に残ったのは、皆さんの顔の表情。
活き活きとされているのが、にじみ出ていたからです。
さて、11月7日(土)に上高尾生活改善センターで、「上高尾 農+ART+人」のイベントが
行われます。イベントのチラシはこちら。http://am6.jp/aLtJrz
ちなみに、当日は私も参加させていただく予定です。ちょうど行楽には絶好のシーズン。
ぜひ、この機会に多くの方に足を運んでいただき、「流域」の上下流に住む私たちが、それぞれ
の立場でつながることができればと思います。
『現在の農村では、農業あるいは地域活動において、「補助を受ける」ことが前提という体質に
あるが、生産物販売の一部をファンドとして準備し、ひと(交流・移住)・地域資源・資金など
を循環させ、自立できるような体制を目指していきたい』とビジョンを語っていた伊藤さん。
その想いに少しでも協力できれば、幸いです。
この集落に行くきっかけとなったのは、「日本農業新聞」でした。
私が商店街で出張販売を始めたとき、女性記者の方が、都市と農山村の橋渡し
になるってステキですねと、何かと縁の深い土居商店街に取材に来て下さり、
「大阪の森本さん」として、活動の様子を紹介していただいたのです。
その紙面を見て、大阪・梅田までわざわざ会いに来て下さったのが、“農ある暮らし”
を地域の目線から提案する、むらづくりプランナーの伊藤さん。
ちなみに、伊藤さん自身も、2年前に滋賀県の甲賀に移住し、趣味は庭いじりだそうで、
野菜づくりにも精を出しているんだとか!
伊藤さんは、「淀川流域ノラおこしプロジェクト」の拠点として、現在、上高尾で活動
されています。これまでの「個別の地域がかんばる」では、キーパーソンがいない水源
集落・限界集落を維持していくことはできないと、「地域」にとどまらず、「流域」で交流
し、連携できればと考えています。
上流域の「地方」と下流域の「都市」との交流。
10年後の上高尾のために、どんなことに取り組むべきかという視点で、地域交流と特産
品に対する思いを熱く語っている様子に感激し、いつか行ってみたいと熱望、4ヶ月後に
ようやく実現したというわけです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/08/98fed6baac49554b5683e4d0df0d54ae.jpg)
当日はとても天気がよく、空気も澄み切っていて、思わず見とれてしまうほどの里山の
原風景。地方をたくさんまわったなかでも、特に自然の豊かさが残っている地域でした。
まず、お伺いしたのは、写真に映っている、谷浦邸。
ここでは、主に間伐材の整理、炭焼きの季節になり、先週から窯焚きも行われています。
谷浦さんは、プロジェクトの事務局長を担当されているため、地元の人たちのミーティング
の場所として、また、上高尾のブログの更新もここで行うなど、情報発信基地にもなってます。
blog:http://blogs.yahoo.co.jp/kamitakao
次に案内していただいたのは、湧水が出ているというくぬぎ山。
谷浦邸からなんと軽トラの荷台に乗せてもらい、向かいました。
でこぼこ道に揺られながら、向かい風が頬に当たる感触、山道に入って感じるヒンヤリ感。
そして、木々の隙間から見え隠れする木漏れ日の美しさはなんともいえませんねぇ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/e2/df2837360de21f58062293fd077a7300.jpg)
再び谷浦邸に戻り、地元の農家さんも交えて、お話を聞くことになりました。
上高尾は稲作が中心で、野菜はあまり作られていないんだとか。
お米の品質に関しては、かなり自信がある様子でしたが、やはり都市で販路を作っていく
ことに関しては、周辺住民と歩調を合わせていきたいといった様子。
ここでも、都市の商店街と同じように、ビジョンを伝えていき、時間をかけて、関係者の
意見を一致させていく必要がありそうです。
が、きっと上高尾には明るい未来が待っていると思います。
何よりも印象に残ったのは、皆さんの顔の表情。
活き活きとされているのが、にじみ出ていたからです。
さて、11月7日(土)に上高尾生活改善センターで、「上高尾 農+ART+人」のイベントが
行われます。イベントのチラシはこちら。http://am6.jp/aLtJrz
ちなみに、当日は私も参加させていただく予定です。ちょうど行楽には絶好のシーズン。
ぜひ、この機会に多くの方に足を運んでいただき、「流域」の上下流に住む私たちが、それぞれ
の立場でつながることができればと思います。
『現在の農村では、農業あるいは地域活動において、「補助を受ける」ことが前提という体質に
あるが、生産物販売の一部をファンドとして準備し、ひと(交流・移住)・地域資源・資金など
を循環させ、自立できるような体制を目指していきたい』とビジョンを語っていた伊藤さん。
その想いに少しでも協力できれば、幸いです。