えみこころ便

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正義の味方はカッコ悪い!

2010-10-28 00:21:24 | 日記
「人生は椅子取りゲーム」


アンパンマンの作者、やなせたかしさんの言葉です。

漫画家になりたいと焦ってみたところで、当時手塚治虫氏や石ノ森章太郎氏

のような天才がひしめいていて、座る椅子もない。

それを承知で満員電車に乗り込み、諦めて途中下車せずに立ち続けていたら、

あるとき目の前の席が空いた。70歳過ぎてアンパンマンがヒットした(現在

91歳)ことをそんな風に語っています。


人々の活躍を目で追いながら立ち続けていたことも、アンパンマンに出会い、

それを育てるための大切な準備期間だったのだと。



ANPANMANのらくがき帳「がらくた素材」より


昔からアンパンマンが好きで、早起きして見ていたのですが…

今までのヒーローと違い、ただカッコよく悪者をやっつけるだけでなく、助け

たいと思ったら、自分の顔をかじらせてでも力になろうとするところが、愛ら

しくカッコ悪いけど、ほんとうの強さを感じます。転んで汚れたり、水に濡れ

るとパワーがなくなるし、食べられない状態になると力が出なくなって。

力を取り戻すには、ジャムおじさんに新しい顔を作ってもらって、取り替えて

もらわないといけなくて手もかかる(笑)


戦時中の体験から、自分の身を犠牲にしてでも人を助けるのが正義だという、

やなせさんの想いが込められているんだなと改めて感じました。


やなせさんは作詞家(「手のひらを太陽に」が有名)や絵本作家、美術監督など、

与えられた仕事に対して、周囲の人たちを喜ばせたいとの思いで取り組んでこら

れ、その積み重ねで本当の仕事に巡り合うことができたと語っています。

私も目の前の状況を大切にしていきたいと思います。

アートと五名の不思議な縁

2010-10-27 11:20:44 | 日記
そもそも、この活動をするきっかけになったのは、大阪のとある塾でした。


生涯学習センターで、塾の存在を知り、ふらっと説明会に出かけ、そこに

いたスラッとした若い男の子が、独特な存在感で、今までの生活のなにかが

変わるかもしれないと、センサーがビビっと!!


変化している最中にこそ、喜びや手応えを感じるような所がある私は、この

不思議な感覚に引き寄せられるように、入塾したのでした。


それまでは、自分のことで精一杯で、周りの人に対して、世の中に対して、

あまり関心がありませんでした。そんな私が、今ではこんなにアクティブに

動いているのだから、人生なにが起こるか分かりませんねぇ。


もともと、建築が好きだったので、たまに大学の講義を聴きに行き、知的好奇心を

満たしていた私は、京都造形芸大で、アートで町おこしをしている徳島・神山の存在

を知ってから、気になって仕方がなく、彼にも声をかけたら、一緒に行きましょうと。

そのときは、地方の存在というと、都会にはない、人工的につくられた珍しいスポット

を探索するという、いわゆるツーリズムを楽しめる場といった感じでした。


ところが、実際連れていってもらったのは、和歌山のかつらぎの花園の集落。

すっかり、彼のペースに乗せられたカタチで活動が始まりましたが、ひとがひとを

守り、たくましく暮らしている姿を目の当たりにし、次第に気持ちに変化が芽生えて

いきました。後に、彼とは苦い思いも経験しましたが、ひとにはいいところがあり、

「話せば分かる」、そして温かく見守っていくことを、現場で学んだ気がします。

そして、このことが、御用聞きの活動にも、つながってきているように思います。


いろんな想いが一巡して、再び神山のようなアートのまちに出合いました。

東かがわ市と徳島県の県境にある「五名」(ごみょう)です。

この里山も、塾生の小路さんに教えていただきました。


ご存知のとおり、地方と都市との橋渡し役として、直接生産者の方に交渉。

自転車に自分で見つけてきた地方特産品を積んで、天下の台所、大阪の商店街で、

おばちゃんやお年寄りとおしゃべりをしながら、現在も出張販売中ですが、商品

の仕入れに足を運んでみたら、偶然遭遇したというわけです。これも第六感!?


「7月に初めてここを訪れて驚きました。

この山里に、素敵なアートスポットがあるのです。

自然が豊かなこの地だからこそというべきかもしれませんが、まさに隠れ里という

か大人が楽しめるワンダーランドです。」


小路さんがブログで書くように、見どころ満載で、「知る人ぞ知る」です。

http://ameblo.jp/higashikagawa-otakara/entry-10639451144.html/




そして、いただいた折込みパンフ(なぜか香川限定)も、デザインセンスがとてもよく、

先ほどの彼も、気にいっているようで、部屋の壁に貼っているんだとか!?


もちろん、地産品も、小北さんの「いのししと牛蒡のそぼろ」や田中水産さんの

「海苔屋のふりかけ」など、おすすめ品がいっぱい。

そんな魅力いっぱいの「五名」から、しばらく目が離せません。

生き方ブック

2010-10-22 00:41:00 | 日記
『現在の自分をきっちり把握さえしていれば、「ツライ若作り」にはならない

はず(多分)。おしゃれも仕事も恋愛も、自分を客観視することが最大の目標

です。どれもむずかしいけど、だからこそ楽しい修行の日々。』


絵本、雑貨、手作り、音楽、映画、おいしいもの。

20代に影響を受けたイラストレーター・杉浦さやかさんのコラムの一文です。

かわいい絵と飾らない言葉でつづられた『絵てがみブック』『お散歩ブック』

『わたしの日曜日』は、すきなもの・たのしいことの教科書。





現在のライフワークの原点は、彼女にあるといっても過言ではありません。

年も近く、感覚も近いせいでしょうか?

会ったこともないのに、彼女のイラストエッセイを見ると、まるで友達のように、

一緒に歩んでいるような感じがするのです。おもしろそうなことには、とりあえず

首を突っ込みたい。そんな仕事に対する姿勢も大好きです。


もしかして彼女こそが、これからの私にとっての師匠じゃないかと。

そう思ったら、ものすごく胸が高鳴ってきました。

こんな気持ち、どれくらいぶりだろう?


今後は、身のまわりのことや結婚・子育てまでのハッピーなことにとどまらず、老後

やお葬式にいたるまで、女性のステキな生き方ブックもできるといいなぁ。

「ないなら、作っちゃいますか(笑)!?」

ということで、まずは、えみこころ便で、取り上げていけたらと思います。


さぁ、明日からは、地方の様子をお伝えしますので、お楽しみに♪