A Change Of Seasons('95)/ Dream Theater

話のついでに、これも行っとけ！行っとけ！（笑）
今更の感も御座いますが、アーカイヴの補充ということでよろしくお願いします。
Dream Theaterのミニアルバム“A Change Of Seasons”なのですが、3rd作“Awake”のすぐ後のリリースだったと思います。

personnel:
James LaBrie(vo)
John Myung(b)
John Petrucci(g)
Mike Portnoy(d,per)
Derek Sherinian(kb)

キーボードのKevin Mooreが抜けて、ツアーメンバーとして加わったデレク・シェリニアンのお披露目的な音源でした。
ミニアルバムといえど、オリジナルの長尺曲1曲（23分余りあります、長っ！）では間が持たないと思ったのか、“Uncovered”と題したライヴ音源を加え、フルアルバム並みの収録時間があります。
このライヴ音源は、最近Jeff Beck御大のライヴで注目された、なんとあの“ロニー・スコッツ・クラブ”で収録されたものだったんですね。
選曲は、メンバー其々のルーツからなされたと聞きます。
なかでも、ラブリエの趣向がかなり高いラインナップだったそうな。

tracks:
1.A Change Of Seasons
　:The Crimson Sunrise
　:Innocence
　:Carpe Diem
　:The Darkest Of Winters
　:Another World
　:The Inevitable Summer
　:The Crimson Sunset
[Dream Theater-Uncovered:live at Ronnie Scott's Jazz Club,London on Jan.31.'95]
2.Funeral For A Friend / Love Lies Bleeding(by Elton John)
3.Perfect Strangers(by Deep Purple)
4.The Rover / Achilles Last Stand / The Song Remains The Same(by Led Zeppelin)
5.The Big Medley
　:In The Fresh?(by Pink Floyd)
　:Carry On Wayward Son(by Kansas)
　:Bohemian Rapsody(by Queen)
　:Lovin,Touchin,Squeezin(by Journey)
　:Cruise Control(by Dixie Dregs)
　:Turn It On Again(by Genesis)

今聴けば、この“A Change Of Seasons”という曲も無駄に長いだけという感じがしますね。
当時は上手く纏まってたようでも、改めて聴くと、かなり煩雑というか中途半端な部分が目立ちます。
この辺、後日“Metropolis Pt.2”の構想へ繋がるという意味では、かなり重要な位置を占めているのは間違いありません。
ＤＴの進化と共に、ファンの耳も確実に肥えてきてますね・・腹だけではなくて。（笑）

そして“Uncovered”のチョイスに関しては、今更述べることも御座いません。
ほんに上手いカバーで御座います。
加わって間もないシェリニアンも少しソロを執ったりしていい感じで馴染んでます。
当時は正直“地味なヤツ”というのが第一印象でしたが、ね。（笑）

このあたりから彼らには苦悩の日々が続きます。
見えない方向性への試行錯誤。

しかし、これも業。
連続する困難すべてを自分達の進化の過程としてひたすら昇華してしまいます。
おかげで、最強のバンドが出来上がることになった訳ですな。

人間苦労しないと何も語れない、ちゅうことですね。
・・わが身につまされます。（涙）