邦題“華麗なるレース”
この辺で、イギリス関連で幾分聴きやすい部類のモノに行ってみます。
'76年に実際世の中を席巻していたQueen(クイーン)のアルバムは、実は大ヒットした“オペラ座の夜”だったんですね。
そっちは'75年11月にリリースされて、'76年12月にこの“華麗なるレース”がリリースされるまで売れに売れ続けていた訳です。
世間的には“ダメ押し”の作品と認識されてるようですが・・ナメたらいかんぜよ!(笑)
personnel:
Freddie Mercury(vo,pf)
Brian May(g,vo)
Roger Taylor(d,vo)
John Deacon(b)
私がクイーンを聴き始めたのは中学生の頃で、丁度キッスなどと同時だったかな。
同じような趣味だった近所の悪友がこのLPも持っていて良く聴かせてもらってました。
面子などは今更なので詳述はパスしますが、今から思えばブライアン・メイのギターも結構コピーしてましたね。
彼のプレイは、他の連中とちょっと違うぞと良く感じましたが、多分クラシック的なプログレッションが多分に取り入れられてた為ではないかと思います。
ブルーズがこれほど希薄なハードロックギターもよく考えれば珍しいのではないでしょうかね・・トラッドフォーク色も結構濃いですしね。
フレージングがエレガントでクラシカルなのが特徴的だと思います・・言い過ぎでしょうか?
ただ、コードの組み方とかエッジの効いたリフとかが、凄くキャッチーで素敵でしたネ。
あ、オーケストレーションはもちろん独特ですが、ギターとして聴くのはこの際反則かと・・。
そんな彼等は、デビュー作からRoy Thomas Baker(ロイ・トーマス・ベイカー)のプロデュースに頼り切っていましたが、本作が遂に自分達のみでのコントロールを決断させた初めての作品になります。
ジャケのデザインと共に前作と良く比較対象にされがちですが、楽曲のフックの度合いは若干見劣りするものの、トータルバランスでは前作にも全く遜色がないと感じます。
彼等にとって、独立の契機となったという意味で、非常に重要な位置を占めている作品であることは間違いありません。
tracks:
1. Tie Your Mother Down
2. You Take My Breath Away
3. Long Away
4. Millionaire Waltz
5. You and I
6. Somebody to Love
7. White Man
8. Good Old Fashioned Lover Boy
9. Drowse
10. Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
クイーンがこれだけ広く受け入れられてる理由のひとつは、間違いなくその音楽のヴァリエーションの広さだと思います。
耽美的なバラードから激しいハードチューンまでなんでもござれって感じですよね。
しかも、一曲のなかでさえそんなのが普通に混在しているあたり、やはりプログレバンドだったんだなあと、今更ながら強く感じます。
この作品には、正面切ってハードな路線の曲が意外とないんですよね。
とりあえず、初っ端“Tie Your Mother Down ”は文句なしにハードですが・・。
これってかなり好きな曲には間違いないんですが、このラインナップでは中間位の順位になってしまいます。
あとハードといえば・・#7“White Man”ぐらいでしょうか。
当時シングルヒットしたのは、#6“Somebody to Love”でしたね。
この作品のハイライトは、まさしくこの曲であり、LP時代のA面の曲の構成が全てこの曲のためになされているといっても過言ではないと思います。
私自身、正に一押しはこの曲だと思ってます。
前出のハードなオープニングの#1や、一本調子ながらポップな佳曲#3“Long Away”、Elton John張りのピアノ・ロック#5“You and I ”などノリの良い曲で盛り上げてゆきます。
しかしながら、その間で重要な位置を占めてるのが#4“Millionaire Waltz”じゃないでしょうか。
シアトリカルでロマンチックでドラマチックで、まさにプログレッシヴ・・て、褒めすぎかな?(笑)
この“Millionaire Waltz”はその特徴を全て体現できる凄い曲じゃないかと思うんですよ。
・・てか、ディーコンのベースが一番凄いかも。
ヴォーカルパートとカウンター・メロディ的に紡がれるベースラインの美しさは比類がありません。
なんで彼の評価が未だにきちっとされていないのか、私は非常に残念に思ってます。
メイのギターオーケストレーションの素晴らしさは言わずもがなで、マーキュリーのヴォーカル&ピアノも実に素晴らしいんですが、皆さんもっとディーコンにも注目してください!
てなわけでこの曲、次点は固いでしょうネ。(笑)
で、後半#7“White Man”は#1のプレリュードをリプライズさせたヴォーカルヴァージョンという位置づけで、ラストまで一気になだれ込むようですね。
そのラスト#10“Teo Torriatte”は、当時日本でかなり話題になった曲でもあります。
何だかんだ言って、この曲が3番目くらいかな。
で、叙情的バラード#2“You Take My Breath Away”や、テイラーのヴォーカルがカッチョいい#9“Drowse”もアンビエントな雰囲気が素敵ですね。
こんな感じで、ほんとに無駄が無い構成の作品じゃないかと思います。
確かに、前作のような煌びやかさはないかもしれませんが、実に彼ららしい音が一杯詰まってますよ。
ぼちぼち蒸し暑くなりつつあるこの時期、意外と合う音盤じゃないかと思います。
この辺で、イギリス関連で幾分聴きやすい部類のモノに行ってみます。
'76年に実際世の中を席巻していたQueen(クイーン)のアルバムは、実は大ヒットした“オペラ座の夜”だったんですね。
そっちは'75年11月にリリースされて、'76年12月にこの“華麗なるレース”がリリースされるまで売れに売れ続けていた訳です。
世間的には“ダメ押し”の作品と認識されてるようですが・・ナメたらいかんぜよ!(笑)
personnel:
Freddie Mercury(vo,pf)
Brian May(g,vo)
Roger Taylor(d,vo)
John Deacon(b)
私がクイーンを聴き始めたのは中学生の頃で、丁度キッスなどと同時だったかな。
同じような趣味だった近所の悪友がこのLPも持っていて良く聴かせてもらってました。
面子などは今更なので詳述はパスしますが、今から思えばブライアン・メイのギターも結構コピーしてましたね。
彼のプレイは、他の連中とちょっと違うぞと良く感じましたが、多分クラシック的なプログレッションが多分に取り入れられてた為ではないかと思います。
ブルーズがこれほど希薄なハードロックギターもよく考えれば珍しいのではないでしょうかね・・トラッドフォーク色も結構濃いですしね。
フレージングがエレガントでクラシカルなのが特徴的だと思います・・言い過ぎでしょうか?
ただ、コードの組み方とかエッジの効いたリフとかが、凄くキャッチーで素敵でしたネ。
あ、オーケストレーションはもちろん独特ですが、ギターとして聴くのはこの際反則かと・・。
そんな彼等は、デビュー作からRoy Thomas Baker(ロイ・トーマス・ベイカー)のプロデュースに頼り切っていましたが、本作が遂に自分達のみでのコントロールを決断させた初めての作品になります。
ジャケのデザインと共に前作と良く比較対象にされがちですが、楽曲のフックの度合いは若干見劣りするものの、トータルバランスでは前作にも全く遜色がないと感じます。
彼等にとって、独立の契機となったという意味で、非常に重要な位置を占めている作品であることは間違いありません。
tracks:
1. Tie Your Mother Down
2. You Take My Breath Away
3. Long Away
4. Millionaire Waltz
5. You and I
6. Somebody to Love
7. White Man
8. Good Old Fashioned Lover Boy
9. Drowse
10. Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
クイーンがこれだけ広く受け入れられてる理由のひとつは、間違いなくその音楽のヴァリエーションの広さだと思います。
耽美的なバラードから激しいハードチューンまでなんでもござれって感じですよね。
しかも、一曲のなかでさえそんなのが普通に混在しているあたり、やはりプログレバンドだったんだなあと、今更ながら強く感じます。
この作品には、正面切ってハードな路線の曲が意外とないんですよね。
とりあえず、初っ端“Tie Your Mother Down ”は文句なしにハードですが・・。
これってかなり好きな曲には間違いないんですが、このラインナップでは中間位の順位になってしまいます。
あとハードといえば・・#7“White Man”ぐらいでしょうか。
当時シングルヒットしたのは、#6“Somebody to Love”でしたね。
この作品のハイライトは、まさしくこの曲であり、LP時代のA面の曲の構成が全てこの曲のためになされているといっても過言ではないと思います。
私自身、正に一押しはこの曲だと思ってます。
前出のハードなオープニングの#1や、一本調子ながらポップな佳曲#3“Long Away”、Elton John張りのピアノ・ロック#5“You and I ”などノリの良い曲で盛り上げてゆきます。
しかしながら、その間で重要な位置を占めてるのが#4“Millionaire Waltz”じゃないでしょうか。
シアトリカルでロマンチックでドラマチックで、まさにプログレッシヴ・・て、褒めすぎかな?(笑)
この“Millionaire Waltz”はその特徴を全て体現できる凄い曲じゃないかと思うんですよ。
・・てか、ディーコンのベースが一番凄いかも。
ヴォーカルパートとカウンター・メロディ的に紡がれるベースラインの美しさは比類がありません。
なんで彼の評価が未だにきちっとされていないのか、私は非常に残念に思ってます。
メイのギターオーケストレーションの素晴らしさは言わずもがなで、マーキュリーのヴォーカル&ピアノも実に素晴らしいんですが、皆さんもっとディーコンにも注目してください!
てなわけでこの曲、次点は固いでしょうネ。(笑)
で、後半#7“White Man”は#1のプレリュードをリプライズさせたヴォーカルヴァージョンという位置づけで、ラストまで一気になだれ込むようですね。
そのラスト#10“Teo Torriatte”は、当時日本でかなり話題になった曲でもあります。
何だかんだ言って、この曲が3番目くらいかな。
で、叙情的バラード#2“You Take My Breath Away”や、テイラーのヴォーカルがカッチョいい#9“Drowse”もアンビエントな雰囲気が素敵ですね。
こんな感じで、ほんとに無駄が無い構成の作品じゃないかと思います。
確かに、前作のような煌びやかさはないかもしれませんが、実に彼ららしい音が一杯詰まってますよ。
ぼちぼち蒸し暑くなりつつあるこの時期、意外と合う音盤じゃないかと思います。
QUEEN大好きですが、辛口で通すと3RDですでにつまんなくなってました。
しかし、曲自体は、最後まで手抜き無しで作られている真面目さがあって、好感が持てます。
何だかんだ言っても、大好きなんだけど、やっぱしこのあたりになると・・・必然的にだれてきます、聴き手も。
ベース、そんな凄いんですか?確かめてみます。
>世間的には“ダメ押し”の作品と認識されてるようですが・・ナメたらいかんぜよ!(笑)
あはは(^_^;)
そーです!ナメたらいかんぜよ!デスね(苦笑)
フレディのvoはいいなぁ~。。
確かにちと褒めすぎのきらいは御座いますな。(汗)
でも、記事のとおり結構評価してる作品なんですよ。
基本的に私は後追いで聴いてたこともありますが、“Jazz”が一番好きな作品なんですよ・・実は。
“オペラ~”にしても“Ⅱ”にしても、あまり差別無く聴いてますよ。
変なファンだと自認してます。(笑)
理解者がここに・・。(涙)
“愛にすべてを”はホント名曲ですよね。
初期の彼らの集大成といえるような濃い曲だと思います。
フレディは唯一ルックスが可愛そうでした。
当時、友人達とボロカスに貶していたことをよく覚えてます。
今から思えば、あれでこそフレディだった訳ですね・・惜しい方でした。
“Good Old Fashioned Lover Boy”ですか。
ウチの記事から漏れてました、失礼しました。
ファンキーでユーモラスなクイーンらしい曲だと思います。(笑)
“Millionaire Waltz ”の理解者がここに・・。(涙)
空パパさん、そいやクイーン・フリークでしたね。
賛同者が居てくれて、凄く心強いです。
ちょっと趣味が偏りすぎかな、と、少々気弱になってしまうこの頃だもんで。(笑)
(もうひとつの入り口がkissの『デトロイト・ロック・シティー』だったような・・・)
Somebody to Love は、今でもクイーンの曲ではベストワンです。
留守のため返事が遅くなり失礼しました。
・・うう、似てるなぁ、私と。
あの頃って、奴らは大抵セットで聴いてる連中がほとんどでしたよ。
ちなみに私のベストは“ボヘミアン・ラプソディ”です。
普通すぎてすんません。(笑)