Boston('76) / Boston

今朝ちょっと悲しいニュースが飛び込んできました。
Boston（ボストン）のヴォーカルのBrad(Badley) Delp（ブラッド・デルプ）が、去る3月9日に惜しくも55歳で亡くなりました。
死因はまだ調査中とのことです。
sy_rock1009さんのサイトで教えて頂き、ネットで確認したらそういうことのようで。
更に朝飯食いながら朝刊みてると、やはり彼の訃報が掲載されてました。
・・すごく残念です。


【Brad Delp】

彼は'51年6月12日マサチューセッツ州デンヴァース出身で、デヴュー前までコーヒー工場で働いて頑張ってたそうですね。
3rd‘Third Stage('86)’のあと脱退し、新バンド‘RTZ’で歌ってたようですが、5th‘Corporate America('02)’で再び合流し元気な歌を聞かせてくれてました。
ボストンというバンドは、実質的にはリーダーのTom Scholz（トム・ショルツ）と彼ブラッドの2人だけのユニットで創ってきたプロジェクトでした。
特にヴォーカル全般とコーラスアレンジなどは全て彼が行っており、アコースティックギターでも貢献してましたね。

そんな彼を偲んで、今日はこれを選んでみました。
いろんな友人の手を借りながらトムと頑張ってきた彼が、やっと陽の当たる場所に立てた記念すべき作品。
・・'76年リリースの‘Boston’（邦題「幻想飛行」）です。

1.More Than Feeling
2.Peace Of Mind
3.Foreplay/Long Time
4.Rock&Roll Band
5.Smokin'
6.Hitch A Ride
7.Something About You
8.Let Me Take You Home Tonight

今日は多くを語る気になれないので、内容はサワリだけにさせて頂きます。
この作品はツアーメンバーが全員参加してるのが#8のみで、それ以外については、ギターのBarry Goudreauが#3全曲、ベースのFran Sheehanが#3のForeplayのみ、ドラムは#4のみ長年の友人でデモでも参加してたJim Masdeaで、残り全部をSib Hashionが叩いてます。
・・つまり、ドラム以外のほとんどのインストトラックはトム自身が演奏してるんですよね。
トムがどうしても自分でマスターを創る必要があったのにレーベルに拒否され、リリースにこぎつけるために#8のみ囮でスタジオ制作するという作戦をとったため、最終的にこんな変則的なラインナップになったようです。

ちなみに、リーダーであり、ギター・キーボード（実はベースも）担当のトム・ショルツは'47年3月10日オハイオ州トレド出身で、実は彼、昨日還暦を迎えたところです。


【Tom Scholz】

現在の容姿からもとてもそんな風には見えません・・Allan Holdsworth先生とほぼ同世代なんですね、実は。
私はギター作品としては2nd‘Don't Look Back('78)’の方が好きなので、トムに関してはまたの機会にそっちで採り上げてみたいと思います。


せっかくいい日になりそうな気がしたんですがね・・。
今日は寒いし、久しぶりにしみじみとボストンを聴いてみますか。（涙）