フリーターが語る渡り奉公人事情

ターミネイターにならないために--フリーターの本当の姿を知ってください!

黒田節

2006-01-07 19:43:33 | その他
黒田節の替え歌です。

元歌→http://www5b.biglobe.ne.jp/~pst/douyou-syouka/03nihon/kuroda_k.htm

不況の嵐か デフレ風か
下層の女の 舞う姿
車をひきとめ 立ち寄れば
歌音大きき 習い事

教育訓練 やれやれと
識者は言いし 審議会
学歴資格は インフレで
座れる席こそ すくなけれ

充実してます 肉体労働
生きている 実感かみしめて
あまりに仕事が きついので
体を壊して 病院に

生きよ生きましょ この時を
将来なんて わからない
諸行無常 是生滅法
ペルソネ ホディエ
保障なし

<2005/1/12付記>
●>諸行無常 是生滅法
雪山ゲ。お釈迦さまが山で修行をした。そのとき、「所業無常 是生滅法 生滅滅威 寂滅為楽」という歌声が聞こえたという。このセリフは、清元(三味線音楽)や平曲(琵琶楽)のなかにも取り入れられている。

○>ペルソネ ホディエ 
中世・ルネッサンス期の世俗音楽のなかの世俗ラテン語より。「今の人」の意。
<2005/1/12付記>日本の江戸初期から伝わる伝統歌曲のなかに、三味線の曲で「サンタマリア」という歌詞の入ったものもある。それで、伝統の曲にラテン語がまじっていてもいいだろうと判断して入れてみました。<2005/1/12付記>



http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/

<2006/1/18付記>歌詞と解説の一部を変更しました。大意に変わりありません。<2006/1/18付記>
<2006/1/27>元歌サイトのリンクが落ちていたので再びリンクを貼りました。<2006/1/27>
<206/4/22>なかりけれ→すくなけれに変更しました。



渡りゃんせ

2006-01-07 19:33:11 | 文化
日本の伝統的な歌 通りゃんせ の替え歌を作ってみました。

渡りゃんせ

渡りゃんせ 渡りゃんせ
ここはどこの細道じゃ?
プレカリオ様の細道じゃ
ちょーっと通してくだしゃんせ
資本のないもの通しゃせぬ
この子のはたちのお祝いに 自立を納めに参ります

行きはよいよい 帰りは怖い
怖いながらも 渡りゃんせ 渡りゃんせ


↑ 
○>プレカリオ様
とは、ロナルド・ドーアが中公新書「働くということ」で紹介している、イタリアの労働運動家たちの創造した不安定雇用の神様です。

○>資本のないもの遠しゃせぬ 
文化・社会・経済資本がないものはなかなか通れない正社員就職を暗示しています。

○>はたちのお祝いに 自立を納めに....
通過儀礼として聖なる自立をすると神様に報告しにゆくのです。

○>行きはよいよい 帰りは怖い はじめはやる気まんまん、自信もある。けれど、
そのうち疲れ果て、失業や貧乏の恐怖におびえるようになることを示唆しています。

○>怖いながらも 渡りゃんせ 渡りゃんせ
一度トラックに乗り込めば、どこの・どんな職場につれて行けれるか予想もつかず質問も許されない現場もあります。それこそ、原発につれてゆkaれても、北朝鮮に拉致されても仕方がないような絶望的な雰囲気です。
それでも生活のために、必要悪として、派遣やアルバイトをつづけざるをえない状況がこの表現には凝縮されています。じっさい、40代で交通調査中心に働いているアルバイターだっているのです。

http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/