Eddiy's Cafe ---Original Roasting Style---

エディの珈琲自家焙煎日記
珈琲のおいしさの追求の日々。
自分なりに焙煎を通して感じた事を綴っています。

生豆の話

2015-11-05 21:50:47 | 珈琲焙煎
こんばんわ。

今日は生豆の話しを少々。

まずは写真を見てください。

今日買ってきました生豆2種類です。
左が「東ティモール」右が「ブラジル」です。

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データ
東ティモール
エルメラ・アイレウ県の小規模生産者
アラビカ種ハイブリッド・デ・ティモール
サイズ 17up
ウォッシュ方式

ブラジル
ミナスジェライス州
Yamamoto農園
スクリーンサイズ 17-18
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最近のスペシャリティコーヒーは豆の規格化が厳密に行われていて、どれだけ手間をかけているかを見てみます。

まずは「東ティモール」

左の下はクズ豆です。左上がピーベリー豆。
右の大きな集団とピーベリーが合格です。

続いて「ブラジル」

右下がクズ豆。左の集団が合格。
ピーベリーはありません。


こんな感じで地域毎、生産形態毎に品質が違います。
また、ブラジルにピーベリーが無いのは、この農園でピーベリーだけ選別し特別なロットとして販売しているからです。
ピーベリーは種子の中の豆の部分が通常は左右二つに分かれていますが、何かの原因で片方が育たずもう一方だけで育った豆の事を言います。なので栄養分が一粒で倍になっている分美味しく、付加価値が付いています。

世界中のコーヒーそれぞれが全て独自の規格で出来ています。
今回の東ティモールはまだ良い方だと思います。
日本の農業の良いところをコーヒー生産に生かせれば、もっともっと美味しいコーヒーが出来るのになーと思います。

最終的には焙煎でこんな感じになります。

じっくりと時間をかけて蒸らし焙煎をすると、この様に一回り大きく膨らんで、中にアロマと香味が形成されてくるわけですね。

何!?膨らんでない!
まだまだ初心者なもんで。
精進します。

それではまた。