パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

3歳児によるうさぎ(犬?)パン成形から考えるbaby-led weaningの効果

2011-09-17 22:00:36 | パン
小学2年の子が粘土遊びで覚えたのだろう、うさぎパンを作りたいと言うのでツインバードのホームベーカリー、PY-D432でパン生地を作ってあげた。これ位の大きさでと言われた通りに分割した。(焼成時間の目安がつかなくなるのでパン一つで55~60gに分割。成形に手間取るのを見越してやや発酵は抑えめ。)本当に楽しそうに成形をしている。パン作りは粘土遊びだなぁ。子供はうさぎパンと言うがどうみても犬のようだ。まあいいか。その他、丸パンとかソーセージパンを成形。

そうしたら3歳の子が手を洗ってきたよ、やらせてとよってきた。粉だらけにされても困るので「今度ね」と言ったところ泣き出してしまった。それを見ていた妻が大丈夫、洗濯物だって早くきれいにたためるし、出来ると思うからやらせてあげてくれと言うので汚されるのを覚悟でやらせてみた。3歳と言ってもまだ3歳と3ヶ月、無理だろうと思って捨てるつもりで適当に生地を渡したらこれがなかなかの腕前。手際よく、形良く生地が棒状に伸びていった。


せっかくなので生地をちゃんと渡してやらせてみた。形作りは上の子が少し手伝っていたが、ほとんど自分で成形できた。焼き上がりも上の子が作った物より良い。力がそれほど入らないため生地が優しく扱われたためだろう。焼成後、30分ほど落ち着かせて、自分で作ったパンは自分で食べて、と言って渡したら一口食べて「ん~ん、おいしい!」と叫んだ。一口もらい食べて褒めたら得意そうになっていた。(もちろん上の子のパンも褒めた。)




親バカが少し入ってしまうが、横で見ていただけで特に教えもしなかったのにこれだけ器用にできるのには驚いた。洗濯物もきれいに早くたためると言うし、もしかしてbaby-led weaningの効果かもしれない。

三つ子の魂百まで。幼い頃から実生活で出来るだけ色々やらせるのは生きていく術を身につけるという点に於いて重要なことに違いないと今回、あらためて感じた。親、特に父親はドンと構えて子供の不始末、ケツを持つ気合でいないといけないのだろう。多分、baby-led weaningも単に離乳方法というのではなく、そういった哲学の一環と捉えるべきだ。あれやってはいけません、これやってはいけません、何でこんな事したの、というのは子供のためにはならないんだな、と今更ながら反省。




配合は前回参照。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿