4月3日、Perfume【ファンクラブツアー『パッと楽しく遊ぼうの会』】高知公演に参戦してきた。
3月7日に横浜からスタートした、全国10箇所 12公演を回るツアーの「千秋楽」だ。
「ネタバレオーケー!」などと言いつつも、気が付けばPerfume関連の各種ネット情報を、かなり遮断しての参戦となった。
結果、セットリストも、ライヴの内容も知らずにここまで来てしまった。
もちろん、新曲の「ナチュラルに恋して」は5秒しか聴いていない。
とりあえずギリギリの時間に到着したので(詳しくは、ツーリングレポートでどうぞ)、ホテルの部屋に入るとすぐに「開封の儀」に移った。
「開封の儀」とは、以前のブログに書いた「チキンハート」という作法によって整理番号が飛躍的に良番になったチケットが入った封筒の開封儀式のことである。
毎度の事ながらベテランの方は熟知している儀式なので、ここではややフランクに解説しよう。
まずは呼吸を落ち着けて、東の方向に向かって気をつけをして「アミューズ万歳!」と3回叫ぶ。
そしてナチュラルに全裸になる。
チケットの入った封筒を床に置き、チケットに向かって四つんばいになる。
四つんばいの姿勢から逆立ちになり、「あ~ちゃんは天使!」と叫び、再び四つんばいの姿勢に戻る。
このときに注意するのは、チケットの入った封筒から決して目を離さないことだ。
同じ動作で次は「かしゆか好きっス!」と逆立ちになり、「のっちは噛みさま!」と叫びながら逆立ちをする。
この動作を、なるべく素早く4セット続ける。
この動作が困難な場合は、周囲にいる人に助けを求めよう(ナタリー風)。
そして、床に正座をし、チケットの入った封筒を開封する。
693番だった。
私が念を送り続けたことで、1000番だったチケットがここまで良番に跳ね上がったのだ。
何故か悲しい気持ちが押し寄せる中、いそいそと着替えをして、私はホテルから飛び出した。
当日はTシャツ一枚で充分だと予想していたのだが、Tシャツどころかパーカーの一枚でも羽織りたくなるくらいの気温だった。やや寒い。
事前に地図を見ていたお陰で、高知の駅周辺と会場までの道のりは頭に入っていた。
ホテルを出てすぐにある大通りを電車に乗って真っ直ぐ走った終点が会場である「BAY5 SQUARE」だ。
とりあえずは駅を探さなくてはならない。
大通りに出ると、電車が走っている風景ではなく、すぐに地下鉄だと理解した。
「え~と、地下鉄の入り口はどこかな?」
とあたりをキョロキョロする私の目の前を、チンチン電車がゆっくりと走りすぎていく…。

なんだかあまりにも意外でびっくりしつつも、とても和んだので、とりあえず徒歩で会場まで向かうことにした。
私は知らない街に出かけると、かなりの距離を歩く。
特に外国に行った場合は7~8時間は平気で歩きまくる。
そこで生活している人たちの目線に近づいてみたいからだ。
もっと時間があればなお良かったのだが…。

これが土佐電鉄桟橋線の駅。

しかし、時間が押していたので途中の駅から電車に乗り、会場を目指した。
電車内には一目で「それ」と分かる人たちがたくさん乗車していた。
終点である「桟橋通5丁目」で降りると、驚くべきことに、乗車していた人たちのほとんどが、会場に向けて歩き出した!
「えっ?あなたは違いますよね?」
と思える作業着を着たおじさんや、可愛らしい女の子、とても真面目そうな青年など、バラエティー豊かな人々が会場を目指して歩いている。
すぐ近所に大きなホームセンターがあったので、恐らくそこの客だろうと思っていたのだったが、全員がPerfumeファンクラブ「PTA」の会員だった!
会場である「BAY5 SQUARE」は、すぐ隣りが港になっている。
というか港の中に「BAY5 SQUARE」がある。
多くのボートが停めてある場所に、突然にライヴハウスが存在しているのだ。
ここにPerfumeが来るということが、にわかには信じられない…。
すぐに仲良しの(笑)Aさん、Hさんと合流し(ちなみに彼らとは一度も相談し合っていないのに、同じ会場に応募していた)、談笑に入る。
集まった人たちを見ると、女性の方が多いのでびっくりした。
初日の横浜の状況だと、気持ち悪いおじさんたちばかりだったそうだが、高知ではそういった印象は抱かなかった。
今までのツアーの感覚と同じだった。
なんとなくだが、女性の方はみんな美人に見えた。
それに付け加え、先ほどの作業着を着たおじさんや、スポーツ新聞をケツに突っ込んだおじさんなど、不思議な雰囲気の方も見える。
今回はファンクラブ向けの公演なので、ここにいる全員がファンクラブ会員だと思うと、Perfumeは実に広い層から支持を得ているのだと、しみじみと実感できた。
それと同時に、こんなにも多種多様な人種を満足させなければならないPerfume運営サイドの大変さも想像できる。
しばらく待つと、入場のための列が形成されてきた。
入場は100番ずつのグループに分かれて整列する。
私は600~700番の列に並んだ。
ククク…。このグループの中でも俺は最後尾だよ…。
ライヴハウスが初めて、という人は「整理番号順に入場」の意味が理解しにくいようで、各所で「これは整理番号順に並んでるのですか?」といった質問が繰り広げられていた。
私も何人かに「最後尾に並んでも整理番号順に入場できますよ~」と教えてあげた。
ククク…。最後尾は俺なんだけどな…。
それからが長かった。
港なので、海からの冷たい風が容赦なく吹きつける。
整理番号的に私は最前列、もしくは圧縮ゾーンをあきらめていたので、やや厚着で臨んだが、Tシャツ一枚で整列している人がかなり多かった。
周囲でも寒い寒いと声が聞こえる。
前にいる女性は、Tシャツの肩にタオルをかけて、下を向いて無言でうなだれている。
心も身体も完全に冷え切ってからの入場となった。
693番の私が入場した頃には、会場の半分はすでに埋まっていた(キャパは1000人ほど)。
前の方には行かないので、とりあえずビールを頼んで、自分の場所を探した。
フラフラとステージに向かって左側を目指す。
会場の形は、凸の形になっている。凸の天辺がステージだ。
すでに凸の上半分は埋まっているので、私は凸の左の隅っこから見ることに決めた。
距離は近いが、ステージが低めでフロアに段差はないので、私の身長だと、3人の顔しか見えないだろうと予測できる。それでも全然かまわない。同じ空間にいるだけで嬉しい。
開演待ちのときにcapsuleの「What do you want to do」が流れた。
「キャッハー!」と奇声を上げて踊りだそうとしたら、会場の誰もが無反応で驚いた!
ねえ皆さん?神の楽曲ですよ…?
capsuleを聴きながら、暗がりの中でじっと待っているPerfumeファンの姿は、かなりシュールで面白かった。
そして暗転。絶叫。
セットリスト(まとめウィキより転載)
オープニング(10年間の軌跡)
01.The best thing
02.I still love U
03.Dream Fighter
―MC―
トゥワーグッズ紹介
P.T.A.のコーナー1(ルーレット)
着替え時間(有名人からのメッセージ、タイアップCM公開)
04.ナチュラルに恋して(新曲)
05.Perfumeメドレー
イミテーションワールド
NIGHT FLIGHT
エレクトロ・ワールド
コンピュータードライビング
ジェニーはご機嫌ななめ
―MC―
P.T.A.のコーナー2(声出し)
06.チョコレイト・ディスコ
07.Puppy love
アンコール
E01.スウィートドーナッツ
E02.wonder2
オープニング(10年間の軌跡)
すでにこの時点で涙腺が緩みまくってしまった。
3人が歩んできた道のりがここで短くまとめられていた。
もっともグッと来たのは、武道館の映像だろうか。
のっちが客席にマイクを向けている。
数千人程度だった客席が、一気に1万人以上に膨れ上がった映像だった。
3人はこの10年間を、ひたむきに走り抜けて、アーティストとしても、アイドルとしても括れない「Perfume」というジャンルを作り出してしまった。
今までがそうだったように、きっとこれからも走り抜けてくれるのだろう。
01.The best thing
ま さ か こ の 曲 か ら 始 ま る と は !
「Perfumeの楽曲は、ライヴごとに進化していく」というのは、よく言われることだが、この曲もまったく同じだった。
個人的な感想では、この曲はアルバムの中ではやや落ち着いた印象だったが、サビでがっつりと立てノリで暴れるモッシュゾーンを見ながら、日常では味わえない音圧でこの曲を聴くと、自分も自然と身体が暴れだしてきた。
ちなみに、私の見ている場所からは、3人の頭しか見えなかった。
言うまでもなく、衣装なども見ることはできない。
「ああ、今日はこういう日か」
と頭を切り替えて楽しむ。
次は頭皮に20センチくらいシリコンを盛れば、180センチの身長で参加できるさ…。
02.I still love U
神が怒り出すかもしれないが、私がこの曲を評価する場合、楽曲が2で、ダンスパフォーマンスが8くらいの割合だ。
それでもやはり神がいなければダンスパフォーマンスも成り立たないので、中田ヤスタカ氏はイケメンだと断言せざるを得ない。
03.Dream Fighter
「Perfumeの楽曲で一番『化けた』のはどの曲?」と問われれば、間違いなくこの「Dream Fighter」を挙げるだろう。
個人的には、リリース後にこれほど株を上げた楽曲は知らない。
夢を追いかけて、夢を叶えるが、それでも高みを目指して走り続けるPerfumeのテーマソングのように聴こえる。
もう40に手が届きそうな自分にとっても、ケツを叩かれているようにも感じる。
―MC―
細かいことは忘れてしまったが、印象に残ったことをいくつか。
のっちが、高知の印象について「とても田舎だから落ち着く」といった表現を、どのように話せば傷がつきにくいか考えながら話しているのが面白かった。
あ~ちゃんはスラスラと話すし、かしゆかは気の利いた優等生的な発言をするのに対し、伝えたいのに中々言葉が出てこない姿は、実にのっちらしいと感じた。
それと、会場のステージが低いので、後ろのほうの客を気遣う言葉があった。
のっちさんパネエっす!
グッズの紹介や、個人プロデュースのグッズの紹介などは、3人ともとてもリラックスした感じで楽しそうにしていて、見ているこちらもウキウキした。
思えば、今回のトゥワーは、完璧な「ホーム」だ。
そして、「P.T.A.のコーナー」が始まる。
これは、かしゆか→のっち→あ~ちゃんの順番でルーレットを回し、出たお題に従う、というもの。
ルーレットの内容は忘れてしまったが、まずはかしゆかが四国の地図に、漢字で四県の名前を書き込むことが出来るか?というクイズになった。
あ~ちゃんは「自分たちはゆとりじゃけえ、こういうのは分からんのですよ!」と自慢していた。
かしゆかは見事に四県の漢字を書いた。そして高知の会場の場所に「ココ!」と記してあった。
素晴らしい。さすがはゆとり教育だ。ちなみに私はゆとりではないので、書けニャイ!
まじめな話、漢字が書ける人を私は尊敬する。
のっちがカメラを構えて、かしゆかの全身を舐めるように撮ってくれた。
我々はそれをモニターで食い入るように眺める。
かしゆかも、終始リラックスしていたようで、あ~ちゃんやのっちが喋っている間に、ニヨニヨしていたのが印象に残った。
次はのっちがルーレットを回し「愛の告白」が当たった。
心の底からやりたくなさそうなのっち。
つい先ほどは、ステージが低くて見えにくいことに関して「私が出来ることならなんでもやりますから!」と言い放って私たちを勇気付けてくれたが、一瞬にしてハードルを越えてしまったようだ。
顔が引きつっている。
よく分からないが、芸能人としてここまで心の中が透けて見える、というのはどうなのだろうか?
今度はかしゆかがカメラを構えて、告白される男性の目線でのっちを見る。
清水の舞台から飛び降り、泣いて馬謖を斬る断腸の思いでのっちは告白に成功した。
あれほど切れ味のいいダンスを披露するのに、本当に不器用なんだと思った。
最後はあ~ちゃんがルーレットを回す。
3人によると、ルーレットはガチで回っているそうで、まったく空気を読まないらしい。
千秋楽のためか、ルーレットは完璧に空気を読み込んで(スタッフさんの操作によって)、あ~ちゃんにも「愛の告白」が当たった。
初めは「ぎゃ~!」と叫んで嫌がっていたが、ちょっと間を置いただけでやる気になっている。さすがはあ~ちゃんだ。
先ほどまで落胆していたのっちが何故か異様に興奮していた。
製薬会社に勤めるあ~ちゃんが、残業している先輩に告白するという設定で始まる。
両手にカプセルを持ったあ~ちゃんが、先輩に近づいて話しかける。
「小林さん…この薬と、この薬を混ぜたら…どうなっちゃうんだろ?」
意味が分からない!www
何度も爆笑させられる、楽しい時間だった。
それからステージは暗転し、モニターに明かりがつく。
モニターに現れたのは、木村カエラさん!
Perfumeを世に広く知らしめるキッカケを作ってくれた人だ。突如の大物の登場に会場がどよめく。
Perfumeの結成10周年、メジャーデビュー5周年をお祝いするメッセージが流れる。
何故かよく分からないが、「おめでとう!」と言われると「いやいやこちらこそ!」と頭を下げそうになる。
次に現れたのは、ライムスターの宇多丸師匠!
Perfumeに早くから注目していて、「ポリリズム」が大ヒットを飛ばしたときに「正義は勝つ!」と書いてくれた人だ。
コメントだけでなく、いちいち小芝居を入れてくれるサービス精神!
その次は掟ポルシェさん。
Perfumeが迷走しそうな時期に、「正しいことをやっているのだから、そのままの路線でいった方がいい」とアドバイスをしてくれた人だ。
ほとんどが早送りで流れる。
いつもよりラメが多めに入っていたようだ。
最後には自分の会員番号を晒すという自虐プレイ。

しかし、天下の朝日新聞に掲載されるほどの発言力の大きさ!
その次は、にしおかすみこさん。
「Happy!」では、テレビが苦手なPerfumeを、強力にバックアップしてくれた。
ものすごい良い人なんだろうな。
その次は、宮川大輔さん。
あ~ちゃんに、耳の裏の臭いを「水槽の臭い」と言われたことを根に持っているそうだ。
次に現れたのは、関根麻里さん。
カツゼツが良い。可愛いなあ。これからもPerfumeをよろしくお願いいたします。
すっかりニヨニヨしながらモニターを見ていると、最後に現れたのは、紛れもない「神」だ!
中田ヤスタカ氏が、いつものスタジオの背景とともに現れた!
細かい話の内容は忘れたが、「これからもPerfumeのために、いい曲を作る」という部分だけは、しっかりと聞いた。
これ以上に心強い言葉があるだろうか。
いつもネット上でおちょくられている感じの中田ヤスタカ氏であるが、この人にたった一言でも、こうやって言ってもらうだけで、一騎当千のパワーがもらえる。
直後に3人が「あの中田さん、やる気ないよね?」「寝起きだからしょうがないよ」「前髪が固まっとったね」などと言われていたことは、口が裂けても言えない。
モニターに現れたのは、Perfumeを強力にバックアップしてくれる人たちだが、もちろんこれだけではない。
ここに映らなかったPerfume好きを公言する有名人はまだまだたくさんいる。
こんなにも強力なバックアップがあることが、誇らしくて嬉しい。
ひとえに3人の人柄が成せる業だと思う。
とても素敵な映像だった。
そして、いよいよ新曲の情報に移る。
NATURAL BEAUTY BASICのCMがモニターに流れる。
私はテレビを見ない主義なので、ここで初めてこのCMを見た。
あーもー素晴らしいCMでした。
CMが終わると、いよいよ新曲「ナチュラルに恋して」が始まる!
04.ナチュラルに恋して
いよいよ新曲「ナチュラルに恋して」が自分の耳に入ってキター!
スゲエファンキーだ!
リズムにタメがたっぷり効いたミディアムテンポの新曲は、音圧を乗せて私の腰に直撃した。
これと同じような感覚に陥るのは「マカロニ」だろうか。ステージを見ないで踊り狂ってしまう。
もちろんダンスを見たいのだが、どちらにしてもすべては見えないので、踊りまくった。
見える範囲のほぼすべての観客は地蔵に変化。
ピタッと静かになった観客の海の向こうに、ヒラヒラと舞っているのは3人だけ。
会場ではビリビリ来る音圧を楽しんだ。
細かい音も楽しそうなので、早くCD音源でも聴いてみたい!
05.Perfumeメドレー
イミテーションワールド
NIGHT FLIGHT
エレクトロ・ワールド
コンピュータードライビング
ジェニーはご機嫌ななめ
あっという間に終わる!楽しい!
―MC―
ここもほとんど記憶が薄れてしまったので、印象に残ったことだけ。
声だしのコーナーで、あ~ちゃんがB'zの稲葉さんの真似をしているのが笑えた!
しかも、かなりしつこい!
絶好調のあ~ちゃんは、本当に「自由」だと思う。
これも、ファンクラブ公演ならではのリラックスだったら、とても嬉しいことだ。
あと、ここで話したことか忘れたが「私たちはテレビが苦手」と話していた。また「どんな仕事でも、まずは3人に話が来る」とも聞いた。
どうにも妙にプロモーション活動が少ない、というかメディアに対する露出が少ないのは、3人の意向が反映されているということだろうか。
もはや、所属事務所やレコード会社の屋台骨を支えるまでの位置にあるPerfumeだが、そんな立場にありながらも、金を生み出す構造に取り込まれず、メンバーの意思を尊重してくれているのであれば、それはちょっと凄いことだと思う。
チョコレイト・ディスコの声だしで、かしゆかが煽りに来る。
もうね…。
06.チョコレイト・ディスコ
完璧に上がり腐った状況で、鉄板曲が来る。
私が後方から見た範囲では、100パーセントの人たちが「ディスコ!」コールをしていた!
さすがはPTA会員だ!
07.Puppy love
この曲も「Dream Fighter」と同じように、リリース後に化けた曲だと思う。大団円が似合う曲になった。
3人には申し訳ないが「上下上上下上下下」をやるだけで息が上がる。
曲が終わり、アンコール。
アンコールに応えて登場した3人。
「それでは曲をやります」と準備した瞬間に、「Dream Fighter」のインストが流れ出す。
「何?何~?」驚く3人。サプライズだ!
前回のツアー千秋楽のようにモニターに何か現れるのかと身構えたが、スタッフさんが、何かをステージに運び込んだ。
「ええ~っ!」
「ひぃえぇ~!」
驚く3人だが、最前列以外の人間には何も見えないので、反応することが出来ない。
と思った瞬間にのっちが「お客さんが見えない!お客さんが見えないから、撮って!」と、スタッフさんにお願いしてくれた。
そこで初めてモニターに、「10」「5」「3」と描かれた大きな三つのケーキが映し出された。
拍手と歓声に包まれる会場。
サプライズだろうが、瞬時に客のことに気が回るのっち。ちょっと格好いいと思ってしまった。
ケーキのろうそくを吹き消して、みんなで拍手。
この瞬間を祝うことが出来て、本当に良かった。
E01.スウィートドーナッツ
E02.wonder2
文字数が限界に近づいてきた。
「スウィートドーナッツ」は、初めてライヴで聴いたが、2003年に作られた楽曲とは思えないほどに乗り切れた。
元の楽曲の強度の高さがあるのだろう。
それにしてもみんな「オイ!オイ!」うるさいw
最後の〆は「wonder2」
後方から眺める景色は素晴らしい。みんなの手が綺麗に揃ってた。
これでライヴは終了した。
「ライヴ」というのとは、ちょっと違うか。
「パッと楽しく遊ぼうの会」だ。
Perfumeが結成して10年、メジャーデビューして5年、ファンクラブが結成されて3年。
私がPerfumeを知ったのは、2007年の夏だった。
「これはとんでもないことが起きてる!」
そう感じてからずっとPerfumeは「とんでもないこと」を起こし続けてきた。
時に逆風が吹き荒れることもあったが、3人はたくましくそれを乗り切り、我々ファンも、その逆風を乗り切った。
これでこの先は安心か?と言われれば、そうではないだろう。
まだまだ大きな壁が待ち構えているのだと思う。
逆風だって吹き荒れるだろう。
だけど、この3人と、3人を囲む素敵な大人たち、それにこのトゥワーに参加した2万人ちょっとのPTA会員がいれば、そんな壁や逆風は軽々と突破できると確信できた。
「今年は攻める!」
と言い放ったPerfumeに、これからも期待している。
これからも、もっともっと「とんでもないこと」にチャレンジしてほしい。
おしまい。
3月7日に横浜からスタートした、全国10箇所 12公演を回るツアーの「千秋楽」だ。
「ネタバレオーケー!」などと言いつつも、気が付けばPerfume関連の各種ネット情報を、かなり遮断しての参戦となった。
結果、セットリストも、ライヴの内容も知らずにここまで来てしまった。
もちろん、新曲の「ナチュラルに恋して」は5秒しか聴いていない。
とりあえずギリギリの時間に到着したので(詳しくは、ツーリングレポートでどうぞ)、ホテルの部屋に入るとすぐに「開封の儀」に移った。
「開封の儀」とは、以前のブログに書いた「チキンハート」という作法によって整理番号が飛躍的に良番になったチケットが入った封筒の開封儀式のことである。
毎度の事ながらベテランの方は熟知している儀式なので、ここではややフランクに解説しよう。
まずは呼吸を落ち着けて、東の方向に向かって気をつけをして「アミューズ万歳!」と3回叫ぶ。
そしてナチュラルに全裸になる。
チケットの入った封筒を床に置き、チケットに向かって四つんばいになる。
四つんばいの姿勢から逆立ちになり、「あ~ちゃんは天使!」と叫び、再び四つんばいの姿勢に戻る。
このときに注意するのは、チケットの入った封筒から決して目を離さないことだ。
同じ動作で次は「かしゆか好きっス!」と逆立ちになり、「のっちは噛みさま!」と叫びながら逆立ちをする。
この動作を、なるべく素早く4セット続ける。
この動作が困難な場合は、周囲にいる人に助けを求めよう(ナタリー風)。
そして、床に正座をし、チケットの入った封筒を開封する。
693番だった。
私が念を送り続けたことで、1000番だったチケットがここまで良番に跳ね上がったのだ。
何故か悲しい気持ちが押し寄せる中、いそいそと着替えをして、私はホテルから飛び出した。
当日はTシャツ一枚で充分だと予想していたのだが、Tシャツどころかパーカーの一枚でも羽織りたくなるくらいの気温だった。やや寒い。
事前に地図を見ていたお陰で、高知の駅周辺と会場までの道のりは頭に入っていた。
ホテルを出てすぐにある大通りを電車に乗って真っ直ぐ走った終点が会場である「BAY5 SQUARE」だ。
とりあえずは駅を探さなくてはならない。
大通りに出ると、電車が走っている風景ではなく、すぐに地下鉄だと理解した。
「え~と、地下鉄の入り口はどこかな?」
とあたりをキョロキョロする私の目の前を、チンチン電車がゆっくりと走りすぎていく…。

なんだかあまりにも意外でびっくりしつつも、とても和んだので、とりあえず徒歩で会場まで向かうことにした。
私は知らない街に出かけると、かなりの距離を歩く。
特に外国に行った場合は7~8時間は平気で歩きまくる。
そこで生活している人たちの目線に近づいてみたいからだ。
もっと時間があればなお良かったのだが…。

これが土佐電鉄桟橋線の駅。

しかし、時間が押していたので途中の駅から電車に乗り、会場を目指した。
電車内には一目で「それ」と分かる人たちがたくさん乗車していた。
終点である「桟橋通5丁目」で降りると、驚くべきことに、乗車していた人たちのほとんどが、会場に向けて歩き出した!
「えっ?あなたは違いますよね?」
と思える作業着を着たおじさんや、可愛らしい女の子、とても真面目そうな青年など、バラエティー豊かな人々が会場を目指して歩いている。
すぐ近所に大きなホームセンターがあったので、恐らくそこの客だろうと思っていたのだったが、全員がPerfumeファンクラブ「PTA」の会員だった!
会場である「BAY5 SQUARE」は、すぐ隣りが港になっている。
というか港の中に「BAY5 SQUARE」がある。
多くのボートが停めてある場所に、突然にライヴハウスが存在しているのだ。
ここにPerfumeが来るということが、にわかには信じられない…。
すぐに仲良しの(笑)Aさん、Hさんと合流し(ちなみに彼らとは一度も相談し合っていないのに、同じ会場に応募していた)、談笑に入る。
集まった人たちを見ると、女性の方が多いのでびっくりした。
初日の横浜の状況だと、気持ち悪いおじさんたちばかりだったそうだが、高知ではそういった印象は抱かなかった。
今までのツアーの感覚と同じだった。
なんとなくだが、女性の方はみんな美人に見えた。
それに付け加え、先ほどの作業着を着たおじさんや、スポーツ新聞をケツに突っ込んだおじさんなど、不思議な雰囲気の方も見える。
今回はファンクラブ向けの公演なので、ここにいる全員がファンクラブ会員だと思うと、Perfumeは実に広い層から支持を得ているのだと、しみじみと実感できた。
それと同時に、こんなにも多種多様な人種を満足させなければならないPerfume運営サイドの大変さも想像できる。
しばらく待つと、入場のための列が形成されてきた。
入場は100番ずつのグループに分かれて整列する。
私は600~700番の列に並んだ。
ククク…。このグループの中でも俺は最後尾だよ…。
ライヴハウスが初めて、という人は「整理番号順に入場」の意味が理解しにくいようで、各所で「これは整理番号順に並んでるのですか?」といった質問が繰り広げられていた。
私も何人かに「最後尾に並んでも整理番号順に入場できますよ~」と教えてあげた。
ククク…。最後尾は俺なんだけどな…。
それからが長かった。
港なので、海からの冷たい風が容赦なく吹きつける。
整理番号的に私は最前列、もしくは圧縮ゾーンをあきらめていたので、やや厚着で臨んだが、Tシャツ一枚で整列している人がかなり多かった。
周囲でも寒い寒いと声が聞こえる。
前にいる女性は、Tシャツの肩にタオルをかけて、下を向いて無言でうなだれている。
心も身体も完全に冷え切ってからの入場となった。
693番の私が入場した頃には、会場の半分はすでに埋まっていた(キャパは1000人ほど)。
前の方には行かないので、とりあえずビールを頼んで、自分の場所を探した。
フラフラとステージに向かって左側を目指す。
会場の形は、凸の形になっている。凸の天辺がステージだ。
すでに凸の上半分は埋まっているので、私は凸の左の隅っこから見ることに決めた。
距離は近いが、ステージが低めでフロアに段差はないので、私の身長だと、3人の顔しか見えないだろうと予測できる。それでも全然かまわない。同じ空間にいるだけで嬉しい。
開演待ちのときにcapsuleの「What do you want to do」が流れた。
「キャッハー!」と奇声を上げて踊りだそうとしたら、会場の誰もが無反応で驚いた!
ねえ皆さん?神の楽曲ですよ…?
capsuleを聴きながら、暗がりの中でじっと待っているPerfumeファンの姿は、かなりシュールで面白かった。
そして暗転。絶叫。
セットリスト(まとめウィキより転載)
オープニング(10年間の軌跡)
01.The best thing
02.I still love U
03.Dream Fighter
―MC―
トゥワーグッズ紹介
P.T.A.のコーナー1(ルーレット)
着替え時間(有名人からのメッセージ、タイアップCM公開)
04.ナチュラルに恋して(新曲)
05.Perfumeメドレー
イミテーションワールド
NIGHT FLIGHT
エレクトロ・ワールド
コンピュータードライビング
ジェニーはご機嫌ななめ
―MC―
P.T.A.のコーナー2(声出し)
06.チョコレイト・ディスコ
07.Puppy love
アンコール
E01.スウィートドーナッツ
E02.wonder2
オープニング(10年間の軌跡)
すでにこの時点で涙腺が緩みまくってしまった。
3人が歩んできた道のりがここで短くまとめられていた。
もっともグッと来たのは、武道館の映像だろうか。
のっちが客席にマイクを向けている。
数千人程度だった客席が、一気に1万人以上に膨れ上がった映像だった。
3人はこの10年間を、ひたむきに走り抜けて、アーティストとしても、アイドルとしても括れない「Perfume」というジャンルを作り出してしまった。
今までがそうだったように、きっとこれからも走り抜けてくれるのだろう。
01.The best thing
ま さ か こ の 曲 か ら 始 ま る と は !
「Perfumeの楽曲は、ライヴごとに進化していく」というのは、よく言われることだが、この曲もまったく同じだった。
個人的な感想では、この曲はアルバムの中ではやや落ち着いた印象だったが、サビでがっつりと立てノリで暴れるモッシュゾーンを見ながら、日常では味わえない音圧でこの曲を聴くと、自分も自然と身体が暴れだしてきた。
ちなみに、私の見ている場所からは、3人の頭しか見えなかった。
言うまでもなく、衣装なども見ることはできない。
「ああ、今日はこういう日か」
と頭を切り替えて楽しむ。
次は頭皮に20センチくらいシリコンを盛れば、180センチの身長で参加できるさ…。
02.I still love U
神が怒り出すかもしれないが、私がこの曲を評価する場合、楽曲が2で、ダンスパフォーマンスが8くらいの割合だ。
それでもやはり神がいなければダンスパフォーマンスも成り立たないので、中田ヤスタカ氏はイケメンだと断言せざるを得ない。
03.Dream Fighter
「Perfumeの楽曲で一番『化けた』のはどの曲?」と問われれば、間違いなくこの「Dream Fighter」を挙げるだろう。
個人的には、リリース後にこれほど株を上げた楽曲は知らない。
夢を追いかけて、夢を叶えるが、それでも高みを目指して走り続けるPerfumeのテーマソングのように聴こえる。
もう40に手が届きそうな自分にとっても、ケツを叩かれているようにも感じる。
―MC―
細かいことは忘れてしまったが、印象に残ったことをいくつか。
のっちが、高知の印象について「とても田舎だから落ち着く」といった表現を、どのように話せば傷がつきにくいか考えながら話しているのが面白かった。
あ~ちゃんはスラスラと話すし、かしゆかは気の利いた優等生的な発言をするのに対し、伝えたいのに中々言葉が出てこない姿は、実にのっちらしいと感じた。
それと、会場のステージが低いので、後ろのほうの客を気遣う言葉があった。
のっちさんパネエっす!
グッズの紹介や、個人プロデュースのグッズの紹介などは、3人ともとてもリラックスした感じで楽しそうにしていて、見ているこちらもウキウキした。
思えば、今回のトゥワーは、完璧な「ホーム」だ。
そして、「P.T.A.のコーナー」が始まる。
これは、かしゆか→のっち→あ~ちゃんの順番でルーレットを回し、出たお題に従う、というもの。
ルーレットの内容は忘れてしまったが、まずはかしゆかが四国の地図に、漢字で四県の名前を書き込むことが出来るか?というクイズになった。
あ~ちゃんは「自分たちはゆとりじゃけえ、こういうのは分からんのですよ!」と自慢していた。
かしゆかは見事に四県の漢字を書いた。そして高知の会場の場所に「ココ!」と記してあった。
素晴らしい。さすがはゆとり教育だ。ちなみに私はゆとりではないので、書けニャイ!
まじめな話、漢字が書ける人を私は尊敬する。
のっちがカメラを構えて、かしゆかの全身を舐めるように撮ってくれた。
我々はそれをモニターで食い入るように眺める。
かしゆかも、終始リラックスしていたようで、あ~ちゃんやのっちが喋っている間に、ニヨニヨしていたのが印象に残った。
次はのっちがルーレットを回し「愛の告白」が当たった。
心の底からやりたくなさそうなのっち。
つい先ほどは、ステージが低くて見えにくいことに関して「私が出来ることならなんでもやりますから!」と言い放って私たちを勇気付けてくれたが、一瞬にしてハードルを越えてしまったようだ。
顔が引きつっている。
よく分からないが、芸能人としてここまで心の中が透けて見える、というのはどうなのだろうか?
今度はかしゆかがカメラを構えて、告白される男性の目線でのっちを見る。
清水の舞台から飛び降り、泣いて馬謖を斬る断腸の思いでのっちは告白に成功した。
あれほど切れ味のいいダンスを披露するのに、本当に不器用なんだと思った。
最後はあ~ちゃんがルーレットを回す。
3人によると、ルーレットはガチで回っているそうで、まったく空気を読まないらしい。
千秋楽のためか、ルーレットは完璧に空気を読み込んで(スタッフさんの操作によって)、あ~ちゃんにも「愛の告白」が当たった。
初めは「ぎゃ~!」と叫んで嫌がっていたが、ちょっと間を置いただけでやる気になっている。さすがはあ~ちゃんだ。
先ほどまで落胆していたのっちが何故か異様に興奮していた。
製薬会社に勤めるあ~ちゃんが、残業している先輩に告白するという設定で始まる。
両手にカプセルを持ったあ~ちゃんが、先輩に近づいて話しかける。
「小林さん…この薬と、この薬を混ぜたら…どうなっちゃうんだろ?」
意味が分からない!www
何度も爆笑させられる、楽しい時間だった。
それからステージは暗転し、モニターに明かりがつく。
モニターに現れたのは、木村カエラさん!
Perfumeを世に広く知らしめるキッカケを作ってくれた人だ。突如の大物の登場に会場がどよめく。
Perfumeの結成10周年、メジャーデビュー5周年をお祝いするメッセージが流れる。
何故かよく分からないが、「おめでとう!」と言われると「いやいやこちらこそ!」と頭を下げそうになる。
次に現れたのは、ライムスターの宇多丸師匠!
Perfumeに早くから注目していて、「ポリリズム」が大ヒットを飛ばしたときに「正義は勝つ!」と書いてくれた人だ。
コメントだけでなく、いちいち小芝居を入れてくれるサービス精神!
その次は掟ポルシェさん。
Perfumeが迷走しそうな時期に、「正しいことをやっているのだから、そのままの路線でいった方がいい」とアドバイスをしてくれた人だ。
ほとんどが早送りで流れる。
いつもよりラメが多めに入っていたようだ。
最後には自分の会員番号を晒すという自虐プレイ。

しかし、天下の朝日新聞に掲載されるほどの発言力の大きさ!
その次は、にしおかすみこさん。
「Happy!」では、テレビが苦手なPerfumeを、強力にバックアップしてくれた。
ものすごい良い人なんだろうな。
その次は、宮川大輔さん。
あ~ちゃんに、耳の裏の臭いを「水槽の臭い」と言われたことを根に持っているそうだ。
次に現れたのは、関根麻里さん。
カツゼツが良い。可愛いなあ。これからもPerfumeをよろしくお願いいたします。
すっかりニヨニヨしながらモニターを見ていると、最後に現れたのは、紛れもない「神」だ!
中田ヤスタカ氏が、いつものスタジオの背景とともに現れた!
細かい話の内容は忘れたが、「これからもPerfumeのために、いい曲を作る」という部分だけは、しっかりと聞いた。
これ以上に心強い言葉があるだろうか。
いつもネット上でおちょくられている感じの中田ヤスタカ氏であるが、この人にたった一言でも、こうやって言ってもらうだけで、一騎当千のパワーがもらえる。
直後に3人が「あの中田さん、やる気ないよね?」「寝起きだからしょうがないよ」「前髪が固まっとったね」などと言われていたことは、口が裂けても言えない。
モニターに現れたのは、Perfumeを強力にバックアップしてくれる人たちだが、もちろんこれだけではない。
ここに映らなかったPerfume好きを公言する有名人はまだまだたくさんいる。
こんなにも強力なバックアップがあることが、誇らしくて嬉しい。
ひとえに3人の人柄が成せる業だと思う。
とても素敵な映像だった。
そして、いよいよ新曲の情報に移る。
NATURAL BEAUTY BASICのCMがモニターに流れる。
私はテレビを見ない主義なので、ここで初めてこのCMを見た。
あーもー素晴らしいCMでした。
CMが終わると、いよいよ新曲「ナチュラルに恋して」が始まる!
04.ナチュラルに恋して
いよいよ新曲「ナチュラルに恋して」が自分の耳に入ってキター!
スゲエファンキーだ!
リズムにタメがたっぷり効いたミディアムテンポの新曲は、音圧を乗せて私の腰に直撃した。
これと同じような感覚に陥るのは「マカロニ」だろうか。ステージを見ないで踊り狂ってしまう。
もちろんダンスを見たいのだが、どちらにしてもすべては見えないので、踊りまくった。
見える範囲のほぼすべての観客は地蔵に変化。
ピタッと静かになった観客の海の向こうに、ヒラヒラと舞っているのは3人だけ。
会場ではビリビリ来る音圧を楽しんだ。
細かい音も楽しそうなので、早くCD音源でも聴いてみたい!
05.Perfumeメドレー
イミテーションワールド
NIGHT FLIGHT
エレクトロ・ワールド
コンピュータードライビング
ジェニーはご機嫌ななめ
あっという間に終わる!楽しい!
―MC―
ここもほとんど記憶が薄れてしまったので、印象に残ったことだけ。
声だしのコーナーで、あ~ちゃんがB'zの稲葉さんの真似をしているのが笑えた!
しかも、かなりしつこい!
絶好調のあ~ちゃんは、本当に「自由」だと思う。
これも、ファンクラブ公演ならではのリラックスだったら、とても嬉しいことだ。
あと、ここで話したことか忘れたが「私たちはテレビが苦手」と話していた。また「どんな仕事でも、まずは3人に話が来る」とも聞いた。
どうにも妙にプロモーション活動が少ない、というかメディアに対する露出が少ないのは、3人の意向が反映されているということだろうか。
もはや、所属事務所やレコード会社の屋台骨を支えるまでの位置にあるPerfumeだが、そんな立場にありながらも、金を生み出す構造に取り込まれず、メンバーの意思を尊重してくれているのであれば、それはちょっと凄いことだと思う。
チョコレイト・ディスコの声だしで、かしゆかが煽りに来る。
もうね…。
06.チョコレイト・ディスコ
完璧に上がり腐った状況で、鉄板曲が来る。
私が後方から見た範囲では、100パーセントの人たちが「ディスコ!」コールをしていた!
さすがはPTA会員だ!
07.Puppy love
この曲も「Dream Fighter」と同じように、リリース後に化けた曲だと思う。大団円が似合う曲になった。
3人には申し訳ないが「上下上上下上下下」をやるだけで息が上がる。
曲が終わり、アンコール。
アンコールに応えて登場した3人。
「それでは曲をやります」と準備した瞬間に、「Dream Fighter」のインストが流れ出す。
「何?何~?」驚く3人。サプライズだ!
前回のツアー千秋楽のようにモニターに何か現れるのかと身構えたが、スタッフさんが、何かをステージに運び込んだ。
「ええ~っ!」
「ひぃえぇ~!」
驚く3人だが、最前列以外の人間には何も見えないので、反応することが出来ない。
と思った瞬間にのっちが「お客さんが見えない!お客さんが見えないから、撮って!」と、スタッフさんにお願いしてくれた。
そこで初めてモニターに、「10」「5」「3」と描かれた大きな三つのケーキが映し出された。
拍手と歓声に包まれる会場。
サプライズだろうが、瞬時に客のことに気が回るのっち。ちょっと格好いいと思ってしまった。
ケーキのろうそくを吹き消して、みんなで拍手。
この瞬間を祝うことが出来て、本当に良かった。
E01.スウィートドーナッツ
E02.wonder2
文字数が限界に近づいてきた。
「スウィートドーナッツ」は、初めてライヴで聴いたが、2003年に作られた楽曲とは思えないほどに乗り切れた。
元の楽曲の強度の高さがあるのだろう。
それにしてもみんな「オイ!オイ!」うるさいw
最後の〆は「wonder2」
後方から眺める景色は素晴らしい。みんなの手が綺麗に揃ってた。
これでライヴは終了した。
「ライヴ」というのとは、ちょっと違うか。
「パッと楽しく遊ぼうの会」だ。
Perfumeが結成して10年、メジャーデビューして5年、ファンクラブが結成されて3年。
私がPerfumeを知ったのは、2007年の夏だった。
「これはとんでもないことが起きてる!」
そう感じてからずっとPerfumeは「とんでもないこと」を起こし続けてきた。
時に逆風が吹き荒れることもあったが、3人はたくましくそれを乗り切り、我々ファンも、その逆風を乗り切った。
これでこの先は安心か?と言われれば、そうではないだろう。
まだまだ大きな壁が待ち構えているのだと思う。
逆風だって吹き荒れるだろう。
だけど、この3人と、3人を囲む素敵な大人たち、それにこのトゥワーに参加した2万人ちょっとのPTA会員がいれば、そんな壁や逆風は軽々と突破できると確信できた。
「今年は攻める!」
と言い放ったPerfumeに、これからも期待している。
これからも、もっともっと「とんでもないこと」にチャレンジしてほしい。
おしまい。
製薬会社、ワロイましたw
わたし「The best thing」て曲、すごい好きですよ、
てか聞きたくなりますね、
再生します!
のっちは、ここのところ凄く痩せたので心配していたのですが、ダンスの切れ味は半端なかったです!書き忘れたっ!
「やっぱりプロだ!」と感心しました。
楽曲はやっぱりライヴで体験しないとだめだな~と思えた日でしたね。
ライブ…じゃなかった「パッと楽しく遊ぼうの会」
レポートお疲れ様です。
文字制限が無かったら、腕が折れるまで
書き続けていたことでしょうね。
幾つかツッコミどころがあったのですが
それは赤い狐さんにお任せするとして
激しく共感した部分をいくつか・・・
1.儀式の内容が大幅に変ってるんですけど!
今度のツワーから早速始めようと練習してたのに
内容が高度化してるじゃないすか、もう…www
でも1000番→693番の有効性を確認したので
成果が出たということで良しとしましょう。
※共感しようと思ったら、
いきなりクレームから始めちゃいましたw
2.What do you want to do
いま私のハマりはCupsuleのPlayerで
「Can I Have A Word」と
「What do you want to do」
の連チャン2曲です♪
3.オープニング(10年間の軌跡)
あれイイすよね~
来年のPTADVDに納めてくれないかな~
4.化けた曲
「Dream Fighter」確かに最近そう思います。
最初PV見てスゲーと思ったんですけど
あまりに聞き過ぎて、一旦↓
でも最近、この曲自体の持ってるポテンシャル
の凄さに気付き始めました。
単体で完成度が高い分、流れで聞いちゃうと
他の曲との兼ね合いから少し浮いて感じる事が
あったんですけど・・・
かけるタイミングによっては
最高の破壊力を持ってると思います。
特に過去の映像を見せてーの、今がある
みたいな演出の時にはベストマッチじゃないかと
5.新曲
ナチュ恋聞きましたか~
そう、ファンキーですよね~
今のところラジオとTVでしか聞けてないから
ちょっぴり欲求不満です。
早くCD音源で大音量で聞きたいですよね♪
という訳で共感点報告を以上とする。
あと貴様に補給艦を送っておいたので受け取るがいい
補給さえあれば、あと2回は報告が出来るだろう
たしか艦長はガデムといったな。
よろしくやってくれ。
ドズル・ザビより
迅速な補給に感謝します。
ザク一個小隊があれば、確実につぶして見せます!
・クレームに関してですが、ネタとしてイマイチ洗練されていない感が、正直に言って、あります!w
それゆえに、意味もなく難易度を上げてみましたw
・cupsule以外にも、何かノリノリの曲が流れていましたよね~。
周りはあんまり乗っている人がいなかったので、曲名分からず!
・今回のトゥワー映像は、確実にPTADVDに入ってくるでしょうね!
楽しみですね~!それまで死ねませんよ!
・「Dream Fighter」は、憧れの武道館のステージと「二十歳の挑戦」で化け始めましたよね。
ジャケットに関して、かしゆかが「強い女性」と書いていたのが印象的です。
・ナチュ恋は、個人的に大好物なリズムでした!
…ガデムのパプアか…
よくもこんなくたびれた船が現役でいられるものだな。
赤い水兵より
でもちょうど2週間前の今頃高知にいたんですね。時間が経つのは早いものです。
写真しても現地の田舎かっぷりがわかるってもんですなw
でも路面電車が走ってるとかなんかいい雰囲気だな。
しかし、全国でアリーナツアーをやっちゃうPerfumeがですよ、こんな田舎のライブハウス(失礼!)に来る事自体すごいことなのに、さらに言えば記念すべきファンクラブツアーの千秋楽をここでやってしまったっていうのがさらにスゲェ!笑
ツアー前は最後に追加公演でまた関東でやってそれが実質的な千秋楽になるのでは!?なんて噂されていたけど結局この高知が文字通り千秋楽になりましたからね~。
こんなアイドル&アーティスト他にいないよ!?。ちょっと攻める方向間違ってるぞPerfume(爆
ファンの客層は相変わらずのカオスっぷりですが女性の比率がだいぶ高かったようで。というか初日だけが異常にヲタ度が高かった気がするぞw
初日のモッシュゾーンはイヤだったけど千秋楽のモッシュゾーンになら飛び込んでもいいかもしれん(笑
よーやくライブ内容について言及できるわけですが、自分もいきなりの「The Best Thig」はびっくりしましたねー。まさかいきなりこれをぶつけてくるとは!?。
自分の時はあまりの変化球ぶりに一瞬「あれ?これなんの曲だっけ?」状態でしたよw
それ以外にも「イミテーションワールド」とか「ドーナツ」「おいしいレシピ(横浜はこれだった)」とか昔の曲をやってくれたのはよかったですね~。
俺的にはドーナツを是非ライブで見たかったッス!!
そしてなんといっても千秋楽サプライズ。
これだけでも遠路はるばる高知まで行った甲斐があったってもんでしょう!
ホントに時間が過ぎるのが早いです!
このままではあっという間にジジイになりそうですw
高知駅周辺はさすがに立派でしたが、やはり駅から離れていくと、段々といい感じになってきました。
でも本当に癒されるような景色でしたねー。
ほとんど観光できなかったのが残念でした。
いつかまた来てみたいです。
ここが千秋楽になるとは、恐らく3人が一番驚いたのではないかと思いますw
「漁村」とまでは言いませんが、空がとても大きかった!
ファン層に関しては、書いてあるとおりで、前回のツアーと変わらない印象でした。
初日の横浜のレポはチラチラ読んでいたので、相当な覚悟で臨みましたが、安心しましたw
過去の曲は、今聴いてもがっつり楽しめるのだなーと思いました。
また来年くらいに、こういったファンサービスがあると嬉しいですねー。
とりあえず次は6月の横浜アリーナだッ!