髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

家族全員で第3子を迎えました

2019-11-27 | 妊娠、出産
11月21日(木)
午前5時1分。
2752gで第3子である三男が生まれた。

深夜に起こされて産院に連れてこられた6歳長男も3歳次男も、少しもグズることなく大人しく待っていてくれて、家族全員でママを応援し、一生懸命いきむママのまくらを一緒に後ろから持ち上げて出産を手伝ってくれた。

生まれたての赤ん坊は怖いかな、と思いきや長男も次男もすぐに弟の頭を撫でてくれて、二人とも新しい弟を心から歓迎しているようだった。

私は初めての出産立会いだった。

母親の胎内からぶっといクサリのようなへその緒で繋がれて、血まみれになって幸せとは程遠いしかめっ面で出てきた三男を見て、子どもというのは、母親の愛情と強さが生み出すものなのだ、ということを改めて感じた。

もちろん父親の存在あっての事ではあるが、父親なんぞ初期の初期に材料を提出しているだけで、その後は身体も精神もまったく負荷を受けずに普段と変わらぬ生活を過ごしていただけなので、大舞台の補助役にすぎない。

嫁さんは産院の医院長から、「あなたは赤ちゃんを無事に産んだだけでも120点なんだから、その後のお世話は他人に任せてもいい。それだけ素晴らしいことを3回もやっているんだからね」と言われたそうだ。

一生をかけて嫁さんを労ってあげなくてはならないと感じた。

本当にありがとう。

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産前休業のススメ

2019-11-11 | 妊娠、出産
3度目の育児休業をとった

通常、男性が取得する育児に関するお休みは「育児休業」であり、妻が出産をした「後」に取得する休業である。
妻が出産をする「前」には取得できないので、多くの妻は「里帰り」などをして、実家の親や兄弟姉妹、親戚などに頼って出産の時を待つ。

今回、私の嫁さんは出産にあたり、「里帰り」を選択しなかった。

理由は、里帰りをして生活基盤がそっくり移り変わることによって、6歳3歳の息子たちの生活を乱したくなかったからだ。
なので現在暮らしている自宅で過ごしながら出産の時を待つことになる。
その嫁さんの選択を絶賛支援し、実際に支援する人が自分以外にいないので、私が産前有給消化と育児休業を取得することになった。

詳しく書くとアレなのでアレするが、私は今現在働いている会社で、唯一の男性育児休業取得者である。
唯一の人が3度も育児休業を取っているので、社内では少し異彩を放っている。
私が勤めている会社は旧態依然をよしと考える会社なので、男性社員は家族を顧みずに働くことが是とされている中で、家族を最優先にする私のスタイルが浮いているからだ。
今回の育児休業について、男性社員からは一言もコメントはもらっていないが、逆に女性社員からは、すでに子育てが終わったベテランママや、同じライフステージにいるママさん、独身の方に至るまで暖かい言葉で応援をいただいた。
この男女の温度差が解消されなければまだまだ男性の育児休業取得率は上がらんだろうなあーと思う。

まあそんなこんなで会社と戦う、とまでは言わないが、せめて後進のためにも道を作っておかないとなーという感じで3度目の育児休業に入った。
※2回目の育児休業の記事はこちら

専業主夫の孤独

今回のブログで伝えたいのは、「産前休業最高に楽しいよ!」ということだ。
もう一回書こう。産前にとる休暇はとても大切な時間を過ごせるよ!

夫が「産前休業」に入るということは、そのまま「専業主夫」になるということに等しい。
嫁さんがほとんど動けなくなるので、ほぼ一人で一家(私の場合は嫁さん、6歳長男、3歳次男)の運営を任される。

・嫁さんの手伝い(手足になること)
・子供たちの保育園送り迎え、行事対応
・毎3食のご飯作り
・食材の買い出し
・掃除、洗濯、片付け
・子どもたちの世話(通院なども含む)
・その他名もなき家事たち

上記がどさっとのしかかってくるが、日々アグレッシブに仕事を片付けているビジネスパーソンなら赤子の手をひねるような簡単な作業であろう。

正直に書けば、毎日ヘトヘトになるくらい疲れる。

いつも会社で机に向かってやっている仕事であれば、進捗を見てスケジュールを組み直しながら自分のペースで進められるが、子どもが相手だとまったく予定が立てられない。すべての出来事が起こった瞬間に「突発的最優先事項」になる。

気がつけば毎日あっという間に夜になり、晩ご飯を食べてからは怒涛の流れでお風呂タイム歯磨きタイムおもちゃ片付けタイムと続き、寝かしつけは嫁さんがやってくれるので、21〜22時ごろにようやく一人の時間がやってくる。
しかしそのころにはヘトヘトに疲れてしまっていて、自分のために何かを能動的にこなす体力、気力は残っていない。
しかも専業主夫初心者なので、翌日の献立も冷蔵庫の中身と相談して想定しなくてはならない。
あーあれ買わなきゃ明日これやらなきゃとエバーノートに記録する。

たった数日経験しただけでいうのもアレだが、専業主婦の方の労働の大変さを身を以て感じることができた。
身を粉にして働いて、得られる結果が「当たり前にある普通の暮らし」で、特に感謝されるような感動的なポイントもない。
逆に一生懸命考えた献立なのに、子どもたちに不評でほとんどが残飯になりがっかりすることも。
これだけ多くの作業、仕事をこなしていても無賃金で、最終的に得られる対価が「家族が普通に暮らせること」だけなのだ。
しかも単調で地味な作業が多く、外へ出てもスーパーや公園、小児科など、決まった場所ばかりを回る。
目にする景色に変化が乏しく、意識して視野を広く持たなければあっという間に孤独に陥るだろうなと感じた。

産前休業による心の平穏

産前有休消化に入り専業主夫となってその作業の大変さや苦労も感じたが、家族と向き合って暮らすことが本当に素晴らしいことなんだと改めて感じることができた。

・嫁さんの日々の変化に対ししっかりサポートする体制を築ける。

 嫁さんにしてみても、遠い実家でいつもと違う環境にいるよりも、暮らしやすい自宅で、夫が常に近くにいるほうが安心できる。
 そのために自分が仕事を休んでいるのでこれが最優先の仕事だ。
 休みに入った最初の数日間で家の中を整理し、ベビーベッドを組み立てたり嫁さんがくつろげるソファを購入したり、最適な環境を整えることができた。

・子供たちと毎日肌を合わせているので細かな成長が感じられる。

 仕事に行っていた頃よりも圧倒的に子供たちと触れあう時間が多い。
 子供たちも、いつも不在だったパパが在宅なので、思い切り殴る蹴るの暴行を働ける相手がいるので嬉しい。
 6歳長男は手加減してくれるが、3歳次男は手加減なしで殴りかかってくるし、いきなり目潰しなど暗殺者的な攻撃を仕掛けてくる。

 ここが男性が産前休暇を取って一番に楽しいことなのかもしれない。
 嫁さんがアグレッシブに動けないので、このパートはパパが全力で対応したい。
 まして我が家は男子ばかりなので、こちらも若干本気でやり返したりして息子たちを逞しく育てなければならない。

 毎日たくさん話すので、ちょっとした言葉遣いの変化や表情の変化に気づいて毎日少しづつ成長している姿を見ることができるのも嬉しい。

・健康が保てる。

 そんな訳で毎日6歳3歳男児の相手をするには健康で強靭な精神と肉体がないと成り立たない。
 筋トレは以前からやっているが、休みに入ってさらに身体を鍛えるようになった。
 また、子供たちが休みの日には公園に連れて行って結局自分も走り回るので体調はずっといい。

 食事も毎食自宅で作るので、経済にも優しいし、健康にも(たぶん)いい。

・仕事に行っていないし通勤電車に乗っていないのでデトックス効果がある。

 東京の郊外で暮らしている方ならお分かりかと思うが、あのクソ通勤電車に乗らなくなるだけで精神の健康は大幅に向上する。
 いや本当にあの通勤電車が諸悪の根源だったと理解できる。
 めっちゃ電車内臭いし、マスクもしないでげほげほ咳するおっさんとか、ストレスの発生源だったんだなーと再確認できた。
 あれは人間が乗る乗り物ではない。
 朝の通勤でイライラを蓄積して職場について新しいイライラをゲットしてそれを大切に育てながら帰りの電車でイライラの補充をして帰宅してイライラを酒で洗い流す…。
 それらがすべて一時停止するので、そりゃあ頭の中がスカッと広くなる。

ざっと思い浮かぶだけでもこれだけの良い効果が得られる。

産前有給消化が始まった最初の頃は「やったー!もう仕事のこと考えなくてすむぞー!」程度の感想しかなかったが、休みの日々が進むにつれて感じること、得られるもの、理解できるものが次々と増えてくる。
私の産前有給消化と育児休業は合わせてもたった一ヶ月ちょっとくらいの短い日々だが、育児休業をがっつり取れる方はぜひがっつり取っていただきたいし、「産前」に休みが取れる方はぜひぜひオススメしたい。

人生の中でもっとも素晴らしい休暇になると思いますよ!



6歳長男が飾った生け花ならぬ生け草。
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妊娠34週のこと

2019-11-05 | 妊娠、出産
第一子、第二子と嫁さんが里帰りしての出産だったので、恥ずかしながら第三子にして初めて自分の子どもの出産に立ち会うことになる。
今までは妊娠後期に差し掛かると、嫁さんは荷物をまとめて子どもを連れて実家へ帰っていた。
私は一人暮らしのまま仕事を続け、陣痛の知らせが来たら産院へ向かい、生まれたばかりの我が子とご対面、という流れであった。

要は、嫁さんが妊娠していた最後の一ヶ月くらいから出産するまでの期間、嫁さんがどんな状態でどんな暮らしをしていたのか、どんな想いで過ごしていたのかを何も知らないで生きてきたのだ。

いやホントに恥ずかしい。
恥ずかしいことだと今現在は思える。

ぎょっと思ったのは、今から半月ほど前、嫁さんは妊娠34週、長男の運動会の前日だった。
開催場所は歩いて数十分の小学校だったのだが、そこまでの距離が歩けないから車で送ってほしい、と嫁さんに頼まれたのだ。

えっ!あそこまで歩けないの?

と言いそうになって慌てて言葉を飲み込んだ。

嫁さんがそこまで体力が落ち込んでいるとはまったく気づいていなかった(体力が落ちているというより、体力気力を胎児に向けているので他方に回す余力がない、といえば正確だろうか。嫁さん曰く「体力の出処がわからない」とのこと)。
その前の週までは仕事に行っていたのでまだ動けるんだと思っていたが、かなり無理をして身体を動かしていたようだ。
産休に入ってから嫁さんはいよいよ胎児の仕上げにとりかかったようだった。

妊娠初期に体調が悪くなるのは第一子から第三子まで同じだったが、妊娠後期にもつわりのような症状が出て、不眠に悩まされていて、子供たちに食事を作ることもままならない。
食事を作るどころか自分自身が食事をするだけでも疲れてしまい、ともかく横になっていることしかできない状態になった。

想像以上に嫁さんの体力が落ちているということがわかったので頭を切り替え、育児休業に入った私は(正確には「産前年休消化と育児休業」です。詳しくはいつか)、ともかく嫁さんには動かないでいてもらう、自分が嫁さんの手足になる、というスタンスに切り替えて日々を過ごすことにした。
現在は、基本的な家事は全て請け負い、毎日洗濯機を回し掃除機をかけ、食事は毎食私が作ることにしている。
嫁さんも安心したのか朝起きて食べる、寝る、昼起きて食べる、寝る、夜起きて食べる、寝るを繰り返している。

これを書いている今は妊娠36週。

検診では母子ともに健康で、今生まれても問題ないくらいに胎児はしっかり育っているようだ。

育休に入ったらあれやろうこれやろうなんて考えていたが(嫁さんも私が育休に入るのを今か今かと楽しみに待っていてくれて、ようやくその日々が始まったのだけど、もはや色々としんどそうだ)、今は「その時」を待つだけだ。



画像は自宅の庭で収穫した米。二人の子供たちはどちらも春の生まれだが、今度の第三子は初めての冬生まれになる。沐浴で冷やさないようにしなくちゃなあ。
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