髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

初夏のワンオペキャンプに行ってきた

2019-06-27 | アウトドア
2019年5月26日(日)から一泊で、山梨県道志村の「山伏オートキャンプ場」へキャンプをしに行った。



急に決まった連休だったので嫁さんのスケジュール調整が間に合わず、46歳私と6歳お兄ちゃん、3歳弟の男子チームで行くこととなり、ワンオペとなったのでテーマは「極力作業を端折るアウトドア活動」ということになった。
特に一番手間のかかる食事については缶詰を多用して、手間も冷却もカットするようにした。

十分に時間をとって出発したのだが、山中湖のマラソン大会?の都合で山中湖周辺が通行止めになっていた関係で到着が1時間以上遅れ(迂回路だと思って誘導されるままに走るとどんどん遠くに離されるというけっこうな罠だった)、どこかのレストランで食事してからキャンプ場へ…という予定が、コンビニで食事を調達して13時を回ってからキャンプ場へ…という結果に。



キャンプ場へ到着、案内されたサイトへ車を止めてさあご飯食べようぜ…と息子たちに言ってもすでに手遅れ。
目の前の川に興奮して突進し3歳児は早くもオムツまでびしょにしょにしている。
まあそりゃそうなるよね。。と仕方なく自分だけご飯を食べて、ひとまず目の前の川を偵察。





さすが日曜日の昼過ぎ。帰り支度を始めている人たちが多くキャンプ場はガラガラ。
キャンプ場のご主人が子連れだからと気を利かせてくれたのか、我々は川のすぐそばのサイトに案内されて、周囲のキャンパーさんたちとも適度に離れていたのでこちらの騒ぐ音もあちらの視線なども気にならなくて良かった。

今回、この「山伏オートキャンプ場」に決めたのは、「川の浅さ」が理由だった(ちゃんとリサーチしたのではなく勘で「この辺は浅いだろうな」と思っただけでしたけど)。
川に深い場所があれば、親の常時監視が必要になるが、ここは子供が流されたりするような深い流れはなかったので、溺れる心配はしないで済んだ(もちろん転倒すれば危ないし、高い場所からの落下も危険)。
親の手がふさがっていても子供たちを川で遊ばせることができるので、小さな子供がいる家庭ではこれは大きなポイントになると思う。

この1泊2日のワンオペキャンプで一番に苦労した点は
「親一人でのキャンプ地の設営、撤収」だった。
設営と撤収、合わせて2時間強くらいの時間、わーわー騒ぐ子供たちの監視をしながら、時には一緒に遊んだりしながら車から荷物を降ろして展開し、テントを組み立てて内外の設備を整える。
まあここを端折るならバンガローに行けよ、という話になってしまうので一生懸命に頑張った。
主に設営や食事の準備で私の手がふさがっている時だったが、子供たちが

・ノコギリでテントを切ろうとする
・ペグ打ちのハンマーで車を引っ掻く
・焚き火から火を移した枝で落ち葉に火をつける

などなど、次から次に「絶対やるな案件」を繰り出してくるので、その静止で声を張り上げてばかりでかなり生命力を奪われた。

16時前にようやく焚き火を立ち上げた頃にはすっかりクタクタに疲れていた。





今回持っていったテントはコールマンのタフドーム/3025。
長男に手伝ってもらおうと思っていたが、なんだかんだで1人で設営することができた。
大人1人と子供2人では十分すぎる広さ。



すっかり設営が終わってから川でビールを冷やし、自分も子供たちと一緒に川に入って遊んだ。



バイクツーリングの時から感じていたが、5月って本当の本当に外が気持ち良い季節だ。
4月だとまだ肌寒いし、これが6月になると湿気が入ってきてしんどくなる。
ここ最近は人間を痛めつけるような気象が多いが、5月だけは人間を歓迎してくれているように感じる。
森の中で座っているだけで自分が充電されていくような貴重な季節だと思う。

ちっちゃな魚を捕まえてしばらく飼育ケージの中に入れて観察した。



普段の暮らしでは味わえない不安定な足場、足を入れれば脳天まで突き刺さるような冷たさの川の水。
子供たちはこれを味わって、少しでも記憶の片隅に入れてもらえれば良いなあと思った。

晩ごはんは市販トマトソースと缶詰ウインナーのペンネ。



正直、あんまり美味しくなかったが、子供たちは焚き火を見ながらもりもりと食べてくれた。
そこからは焼き鳥缶(子供たちに人気)、イナバのバターチキンカレーとミックスビーンズを混ぜたものをつまみに私は酒盛り。



当初の予定通り、下ごしらえを省いて簡単に食べられるもので腹を満たした。
子供たちはテントの中で戦いをして遊んでいた。
手間取ったキャンプ地設営に比べると、缶詰中心のレシピはやっぱり簡単で、小さな子供がいる場合はこっちのほうがラク。



暗くなってからキャンプ場の探検に出かけて、しっかり時計は見ていなかったが、たぶん20時くらいにはみんなで横になって寝たと思う。



しかしそこからが過酷であった。

寒い。

ガタガタ震えるほどの寒さではないが、とりあえず眠れないくらいの寒さ。

長男は私の寝袋に入っていたのでたぶん大丈夫。
次男も厚手の毛布にくるんでいたのでこちらもたぶん大丈夫。
しかし、ネルシャツと短パンの私はほとんど寝ることが出来なかった。

仕方なく1人で起きて荷物の片付けなどをしていた。
外は切れ込むような寒さ。
テントだけでもずいぶん寒さをしのいでくれるんだな、と分かった。


少し横になってうつらうつらしていたら朝になっていた。

子供たちは快眠できたのかすぐに起き出して焚き火を囲む。
朝食はホットサンドとコーンスープ。



撤収後は道志キャンプでの定番コースとなっている石割の湯で温泉につかり(前日はお風呂に入っていなかったので格別であった。しかもここは小学生未満は無料なので大人800円のみで入ることができる。)、
大広間でコーヒー牛乳を飲み、ゆっくり食事をしてから帰路に着いた。
自分が小さかった頃は温泉などまったく興味がなかったし、そもそもお風呂も楽しくなかったような記憶があるが、我が息子たち2名は温泉を完全に楽しんでいた。

すごーく楽しめた小旅行であった。
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初のソロキャンプに行った記録

2018-10-09 | アウトドア
ようやく20年越しくらいの念願が叶ってソロキャンプに行くことができた。



実は夏の前にも計画していたのだが、仕事が忙しく行くことができなかった。
とは言うもののスケジュールはきつく、土曜日に仕事を終えてからキャンプ場に行き、夜に到着して一泊して帰る、という行程だ。

当日はキャンプ荷物をすべて持ってバイクで仕事に行って、職場から直行する。
荷物用のキャリアも何もないノーマルのKawasaki250RTなので、積載には限界があるし、先々を考えて(将来は登山もやりたいとぼんやりと考えている)なるべく身軽で行けるようになりたい。

家族でのキャンプ用に作製したチェックリストから次々と荷物を減らして身軽にしていく。
夜に到着するし現場で調達できるかが不明だったので、薪木は持っていくことにした。
まあこれがけっこう大きな荷物になるがやっぱり焚き火はやりたい。
代わりに食材や飲料はすべて現地コンビニ調達とした(味噌としょうゆだけは持参)。
実のところ、こうして荷物を削ったりあれやこれやを考えるのが楽しかったりする。
登山をする人のブログなどを読むと、グラム単位で記録して軽さへの限界に挑んでいて面白い。
「荷物を減らすことを楽しむ」趣味ってそんなにないんじゃないかなーと思う。
まあ私のザックは空荷で1,300グラムあるけど。

目指すは神奈川の「田代運動公園」という場所。
ここは管理されたキャンプ場ではなく、キャンプが可能な河原、といった場所なので、予約も必要なければ料金も無料。
都心から1時間ちょっとで来ることが出来るので、週末などはかなり混雑しているらしい。
折りしも自分が行った日は3連休の初日。何もなければ超混雑が確実な日程だけど、当日は朝から夕方までほとんどが雨。
これでデイキャンプの人たちの足は止まっただろうし、自分みたいに夜から来る人は少ないから、意外と空いてるのかなーなんて楽観して現場に着いてみたら、ほぼ隙間なく河原がテントや車で埋まっていた。


翌日の朝に撮ったのですが、こんな感じです。

いやこれはちょっとムリかな…と場内をバイクでウロウロして、ちょうど自分ひとりくらいが入れそうな隙間を発見。


時刻は20時ちょうど。

荷解きしてコールマンのエクスカーションティピー/210を張って荷物を片付けて20時45分。
初めて河原にペグを打ち込んだけど、メーカー純正のペグはふにゃふにゃと5本くらい折れ曲がってしまった。
メーカー純正のペグはクソ、みたいなレビューを読んで、みんなクチが悪いなーと感じていたが、メーカー純正のペグはクソだった。

近所のコンビニで食材とビール、水を購入して宴会を始めた。

両隣の話し声がもろに聞こえてくる中でのアウトドアは、さすがに都会だよなあと思いながらビールをがぶ飲み。

晩ごはん兼おつまみは、キムチチゲにした。



ウインナーを軽く炒めてキムチを投下。水を入れて沸騰してきたら味噌としょうゆと豆板醤で味付け。
最後に豆腐を切って投入してぐつぐつしたら完成。



ある程度食べたらラーメンを投入しようと思っていたけど、これだけで腹が膨れた。
余裕があれば野菜をたくさん入れても美味しい。



「バイクのそばにテントを張って、それを眺めながらビールを飲む」

これはずーっと前から、たぶん20年くらい前からやりたかったことだ。
その夢がついに叶ったのだとしみじみ喜びながらの晩酌だった。
仕事が終わってから高速をバイクで1時間ほど走り、下道を30分ほど走り、それから設営、買い出し、焚き火と食事作り、と休みなく遊んですっかり疲れたが、毎日のちょっとした筋トレと、息子たちとの格闘や抱っこがしっかりと自分の体力を作ってくれているな〜と実感する。
休日の買い物などは、10キロの次男をエルゴで抱っこして、5キロくらいの食材を背負ったりしているけれど、本当にいいトレーニングになる。



23時ごろに到着して設営を始める人もいて周囲はかなりにぎやか。
静かに過ごしたい人にはムリな環境だと思う。
Amazonポイントで手に入れた2000円くらいのシュラフを持って行ったが、それが必要になるほどの気温にはならなかった。

翌朝は6:30頃にすぐ隣で場所取りと思われる一家が遊び始めたので起床。


サッポロ一番味噌ラーメンを朝食とした。


リアキャリア付ければもっと行けるんだろうけど、なるべくコンパクトにまとめたい。まあ初心者にしてはまずまずか?

持参した焚き木はすべて消費したので、少しだけコンパクトに収納して圏央道の大渋滞に少しだけ巻き込まれて10:30に帰宅。
腰を下ろすと立ち上がれなくなるだろうと思ってすぐに荷解きして収納してグランドシートは洗って干してからビールをがぶ飲みした。

素晴らしい小旅行であった。
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宿泊キャンプ計画の実行

2018-07-03 | アウトドア
昨年末から計画を始めて、5月になりようやく家族でキャンプに行くことができた。




半年間あれやこれや調べ物したり道具を探したり勉強しながら夢見ていたのは、ネットや雑誌でよく目にしていた、こんな写真を自分自身で撮ることだった。


「子供たちにアウトドア活動を通して色々な経験をさせたい」と言えばかっこいいパパだけど、自分自身も初心者。
小学生か中学生の頃以来のキャンプは、やっぱり楽しかった!

ガスコンロを使った料理はたぶん何百回もやっただろうけど、焚き火を熱源とした料理は小学校の頃の飯盒炊爨くらいだろうか。
弱火も強火もない焚き火に対し、今までの料理経験を総動員して炎とフライパンの関係を探りながら進むので、焼きそばを作るだけでもとんでもない冒険気分が味わえる。



キャンプ場のかまどは大きすぎるので、基本的にはウッドストーブでこじんまりと焚き火をした。



焼きそばなんて何度も作ったことがあるけど、焚き火だと超新鮮な気分で作れる。





いい焼き色をつけてホットサンドが作れたときには、45歳にして子供たちに向かって「やった!」と叫んでしまった。



マックスブーストというウッドストーブを買った。ずいぶん安かったので大丈夫かなと思ったが、8時間ぶっ通しで燃やしても大丈夫だった。

子供たちも焚き火で遊ぶことが出来た。
5歳長男は焚き木を足して炎を維持したり、ふーっと空気を送って炎を強くしたり、枝を焼いて炭にしてコンクリートに絵を描いたりして遊んだ。2歳次男も燃焼には酸素が必要なことを学んだのか、自宅の卓上コンロの炎に対してふーっと息を吹きかけるようになった(笑)。
みんなで枝にマシュマロを刺して焼いたが、うまく焦げ目をつけられたり、焦げすぎたりしても、嬉しそうに食べていた。




そして夜はボーっと焚き火を見る時間。
これは大人も子供も関係ないようだった。
長男と2時間くらい無言で炎を見つめていた。


やってみて学んだ、というかよく分かったのは、夫婦2人いても実際に様々な作業をするのは1人だということ。
私が火を起こしたり食事の準備をしたりしている間は、嫁さんに息子たちの面倒を見てもらった。
特に見境無く走り回る2歳児には監視が必要だった。

コンクリートジャングルでの生活に疲れた…というほど都会人ではないけれど、直線や直角に囲まれた生活に心をすり減らしてしまったのかもしれない。
森の中に入っていけば、目に入る範囲は全て自然が織り成す曲線で構成されていて、人工的な直線や直角は存在しない。
夜はカエルの大合唱、昼は鳥の鳴き声と、耳に入る音も賑やかだが心地よい刺激。
5月の晴天は光がとても強く感じられて、木々の緑も輝いているような美しさで、とても気持ちが良かった。

自分でもどうしたのか?と驚くほどに心が休まった。

結論。5月の晴天の日は絶対に外に出たほうが気持ち良い。
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アウトドアを取り入れる

2018-04-12 | アウトドア
キャンプに行きたいな、という願いはたぶん20代の半ばくらいからあったと思う。
それは大勢で行くにぎやかなキャンプではなく、1人で荷物を背負い1人で設営をし、1人で調理して1人で眠るソロキャンプだ。

しかしそこから10年くらいは仕事が忙しすぎて休日になれば一日中寝てるだけの日々が続いた。

30代半ばになって少し落ち着いてきて、大型バイクも購入して、バーナーやランタンなど小さなものはちょこちょこ買ったりして、すこーしは夢に近づいたのかな、なんて思っていた。
しかし仕事がうまくいかなかったり自分が大病になったり親の介護があったりで、あっという間に5年が過ぎた。
そこからは結婚、出産、育児とめまぐるしい日々が続き、キャンプという言葉さえ忘れてしまう毎日。

しかし昨年末に、急激に「キャンプ」というキーワードが我が家に浮上した。
ああ行きたいなと願ってから20年だ。

・4歳長男がしっかりお手伝いに参加できるくらいに成長したこと
・1歳次男も生活のサイクルが安定したこと
・2人の息子たちにとって良い教育効果が見込めること
・車を購入する計画が立ったこと
・嫁さんもやる気
・早くやらないとパパの体が動かなくなる

などの条件が重なったためだ。

行ける!

そう判断してからは、この機運を逃すまいと4月の初テント張りに向けてあれこれ買うものを探したり計画をする日々。

・最終的な目標は「ソロキャンプ」なので、車への積載を基準とはせずに、装備は最小限で済むようにデザインしたい。
・長男は割と積極的に料理のお手伝いをしたがるので、これを機にキャンプにまつわる様々なことができるように教えてやりたい。
・そして自分も何もできないので勉強したい。

こんな感じで大まかな骨格を決めて、始めは練習もかねて近所のキャンプ場からのデイキャンプ、そこから道具を買い揃えてキャンプ場デビューにしようかと考えている。

テントを張って日帰りでバーベキューしよう♪

たったこれだけのことなのだが、調べること考えること学ぶことが膨大にあってびっくりする。
持っていくものや買うべきものや何を調理するのか。時間配分は?誰が何をする?自転車に積載する方法は?などなど。
45年間生きてきた経験がまったく役に立たず暗中模索することが多く、これが中々に楽しい。

「自分で考えなければ前には進まず、考えずに進めばほぼ間違いなく失敗する」

こういった経験が、子供にも良い影響を与えるのではないかな?などと思っている。

そんなこんなで追々色々なことを書きたいと思い、この「髑髏フラワー」に新しいカテゴリー「アウトドア」を追加した。

最終的には1人で山に入って静かにサッポロ一番などを食べる動画がアップできればなーなんて考えている。



過酷なアウトドア環境でサヴァイヴするために、七輪を購入して夜な夜な炭火をおこして食事をとる訓練を怠らなかった。
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