“カトリーヌ剛田”ではありません（何

そして“クリスチーネ剛田”でも（モウイイ



■「氷川へきる作品集 TG天使ジャイ子ちゃんDX」＜氷川へきる＞

ジャイ子はジャイ子でも、某・国民的アニメの同名キャラとは何ら関係ない---というネタは兎も角。
先月末に刊行された「魔法少女ベホイミちゃん」（2）に続く、氷川へきるさんのコミックス最新作は、DVD付き美少女ゲーム雑誌「TECH GIAN」に掲載された「TG天使ジャイ子ちゃん」を中心とした全作品（「TG家族」「エンドセクタ」など）＋関連情報を網羅した、これまでの7年分を纏めた集大成的な内容に。
…まぁ、掲載自体は現在進行形で続いているので、あくまでも“ひと区切り”としての意味合いですけどｗ



流石に7年分となると、当時から毎号欠かさず、しかも定期購読申し込みしていなければ目に出来なかった---なんて作品も多々ありますし、更に「TG」自体が成年雑誌である点を考えれば、「ぱにぽに」などの別作品の知識はあれど“「ジャイ子ちゃん」は初めて読む”なんて方も多いのではないかと。
あらためて説明するまでもないかと思われますが、この「ジャイ子ちゃん」の設定は、同じ氷川へきるさんの作品「ぱにぽに」と繋がっていて、その劇中にも何度か登場している「二階堂光」（1-A所属）＝ジャイ子という訳です。
なのでごく稀に、1-Aから五十嵐先生、柏木姉妹、柚子が逆に登場してみたり、「ぱにぽに」本編の後日談があったりするなど、「ベホイミちゃん」や「まろまゆ」「桃組っ!!」の所謂“スピンアウト”とは異なるリンク性をみせている次第。



---という訳で…でもないでしょうが、コミックス巻末には1-Aの面々も登場する、桃月学園でのジャイ子ちゃんを描いた短編が描き下ろされているのですけど、オチがちょっと下ネタ、もといエロネタに走っているのは、ジャイ子のアルバイト先が「TG」編集部ゆえの（



ともあれ、やや変化球、かつ本家以上に投げっぱなしな「ジャイ子ちゃん」もまた“ぱにぽにワールド”を構成するタイトルだけに、これまで目にした事が無いという方も、この機会に是非どうぞ。

ちなみに来月始めには「まろまゆ」（2）が登場し、これで6月末の「ベホイミ」から「ジャイ子」→「まろまゆ」という“外伝的な”コミックス3ヶ月連続刊行もひと段落。
本家「ぱにぽに」の連載ペースも元に戻りましたし、この流れもあと暫くで落ち着くのかな…と思われますけど、そろそろコミック関連だけではなく、なにか別媒体での展開も期待したいかな---と、テンプレ（