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シリア、パルミラ奪還

2016-03-28 03:24:38 | 欧州情勢複雑怪奇

シリア軍がパルミラ奪還に成功した模様。

数日前からどうやらやれそうだ、って感じになってきてそれと同時にロシアが航空支援を開始したので、そりゃまぁ強力になった。で、奪還成功。

Sputnikにあった写真。写真のクレジットがSputnikとあるので現地取材の写真ですね。ロシアはシリアものは軍と同行してるからというのもあるだけろうけど、基本的にシリアもウクライナも現地取材が多数。それに対して西側はこれだけメディアで騒いでるわりにはどっちも前線には行ってないんじゃなかと思うことがしばしば(ウクライナは確実に行ってなかったとの証言が多数)。現地エージェントからもらう、ぐらいでは? まぁ、キエフでドンバスを、ロンドンでシリアを透視できるらしい人権団体の人とかいるみたいですが(笑)。

 

アサド政権軍、ISからパルミラ奪還 国営メディア報道
http://www.asahi.com/articles/ASJ3W54CFJ3WUHBI00F.html

(略) 昨年9月からロシア軍の空爆支援を得て攻勢に転じたアサド政権軍にとって、対IS戦で最大の戦果だ。シリアの国営テレビによると、アサド大統領は同日、「パルミラ解放は重要な戦果。テロとの戦いにおけるシリア軍と同盟軍の成功を示す」と述べた。シリア内戦をめぐっては先月27日にロシアと米国が主導する停戦が発効したが、ISはアルカイダ系のヌスラ戦線とともに除外されている。

 パルミラは、首都ダマスカスの約230キロ北東にある内陸の要衝だ。ISは昨年5月にアサド政権軍を撃破して制圧後、ここを拠点に西進を続け、パルミラ―ホムス間に支配地域を拡大。遺跡を象徴するベル神殿の本殿と列柱やバール・シャミン神殿を爆破した。

 

と、朝日も「シリアの国営テレビによると」なんだけど、どうやってシリアのテレビを見てるのだろう?シリアに誰かいるの? それとも西側代表の誰かが書いたものが回ってくる仕掛けとか? なぞだ。でも今回のは間違ってないと思います、はい。

シリア軍によるパルミラ奪還を受けて、UNESCOのIrina Bokovaさんが、プーチンと電話会談してロシアの協力に感謝していた。ロシアはこの先、この地域の地雷撤去に協力する模様。そんなもん撒いたのかISと改めて腹がたつ。つか、爆破した罪は永久に呪われろ!ですよ、ほんと。ついでにこれにかかった諸費用はトルコ、サウジ、カタールに払わせろ!

でもって、この奪還作戦の間にも、いやあんまりそれやらない方がいいと思うみたいなことを言ってひんしゅくをかっていたのが、いつもの、いつもの、またあれか、またなのか、のアメリカ国務省の報道官。なんせアメリカは英仏と共にアルカイダを支援してるも同然の立ち位置に足を取られているため、発言の調整が難しいらしく、お前は何を言っているのだ状態が非常に多い。ジョークのネタを供給するためにいるんだと思う。

パルミラは、赤字の「B」の下。シリアのど真ん中。

さて次はラッカでしょうか。ラッカは「B」の矢印が向かってるところ。

 

スターリングラードがアレッポで、パルミラは、Liberation of Palmyra パルミラ解放、まぁ奪還でも同じだけど、自領の最後の方の解放なのでこれがミンスク解放あたりか。ということはベルリンはどこなのだろう。ラッカ? でもそれってちょっとしょぼいような。ISの仮の首都だけど別にそこが本拠地じゃないからね・・・。イスタンブール?? (笑)。

 


 

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2 コメント

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『西側に不都合な勝利』 (ローレライ)
2016-03-29 06:38:32
ホントは報道したくない『西側に不都合な勝利』。『アサド応援』はトランプぐらいしか語らない。
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ダメコン (ブログ主)
2016-03-30 02:53:34
いやいや、イギリスではロンドン市長のボリス・ジョンソンが目が覚めるような、いやぁパルミラ奪還めでたいです、の記事をTelegraphに書いてます。
Bravo for Assad – he is a vile tyrant but he has saved Palmyra from Isil

これはつまり、ダメージコントロールっつーのじゃないでしょうか。アサドは悪いやつだ、それはそうだしかしISよりはましだ、そうだろう、なぁ皆の衆、でみんなで喜んで終わりにしようという作戦。あなどれないイギリスですよ、ほんと。
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