主に写真を…

ダビデの素人写真

津山城址

2010年03月21日 | Weblog
「おかやまB級グルメフェスタin津山」を見て「ホルモンうどん」を食べた後、少し時間があったので、津山市内中心部あたりを歩いてみました。


30年ぶり…というわけでもないのですが、こうして市内をあてもなくゆっくり歩いてみるのはずいぶん久しぶりです。

一番の繁華街であったアーケード街は人通りも少なく、シャッターの閉まったままの店舗も目につきました。

くすんでうす暗い感じのする田舎の風景に見えました。

…あれほど輝いていたあの商店街が…。



街を歩いていて気がついたのですが、昔広い道だなぁ…と思っていた道がびっくりするほど狭く、遠いところだなぁ…と思っていた場所が意外に近くにあったりしてたいへん戸惑いました。


ひとしきり歩いて津山城(鶴山)のふもとまで来ました。

ここは子供のころ垣根の隙間をすり抜けてタダで入場し遊び回っていた所なので、隅から隅まで知っています。(笑)

さして広いところでもないのでついでに見てみることにしました。

今度はちゃんと入場料(大人210円)を払って、堂々としたものです。(笑)



津山城は石垣と敷地(城山)を残すのみで建物はなかったのですが、城跡に桜の木が何千本も(いいかげんです・笑)植えられていて、毎年4月には花見の名所として賑わっていました(います)。

数年前に備中櫓(やぐら)という大きな櫓が再建され、桜の名所だけではなく歴史的文化財としての値打ちをつけたようです。
私はこれを見たことがないのでぜひ見たかったのです。

入場して三の丸へ、そして二の丸へ。

備中櫓が見えてきました。遠くで見た感じより大きな建築物です。


…そしていよいよ本丸へ…。



…あれっ、このお城こんなに広かったかなぁ?


田舎の小さなお城という認識しかなかったのですが、なかなかどうして大きなお城です。

姫路城などに比べれば確かに小規模ですが、宇和島城、大洲城、松山城、今治城などと比べると、全然規模が違うくらい大きいお城です。

おかしいなー?津山藩は確か十万石くらいしかない小藩だぞ…。

しかしとにかく大きなお城です。

この城を攻め落とすのはたいへんだ!(笑)


昔は小さな城としか思ってなかったんだなぁ…。


道や距離は広く遠く感じていましたが、城は狭く小さく思っていたようです。


人の記憶とは案外頼りないものだなぁ…と思いました。



備中櫓(入館無料)は確かに立派で展示もわかりやすく見ごたえがありましたが、私は昔の記憶と現実との間に居場所を見つけられず、少し混乱してしまいました。



しばらく気持ちを鎮めて一句


   ふるさとの 道狭くして 花の城



写真は天守閣跡から見た津山市街です。

備中櫓や城跡を載せるべきでしょうが、懐かしさに思わず…。
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ホルモンうどん

2010年03月21日 | Weblog
おかやまB級グルメフェスタin津山の会場で残念ながらホルモンうどんを食べることができなかったのですが、身内の人が気の毒がってわざわざ家で作って食べさせてくれました。

焼きうどんですね。

牛の内臓とうどんを焼肉のタレで炒めた焼きうどんです。

B級グルメ…といえばそのとおりで、旨いか…といえばまあ旨い。

しかしそれほど一生懸命に求めるものでもないでしょうね。




30年前の私がこれを知らなかった理由を従兄が説明してくれました。


要約すると…

そもそもホルモンうどんは、それ自体単独の料理だったわけではない。

「ホルモン焼き」と呼ばれるモツ焼き料理店で酒を飲んだ後、ご飯やラーメンを食べるより今まで使っていた鉄板に残りのモツとうどんをぶち込んで、タレで焼いて食べるといういたって下品な食べ物である。

家庭料理ではなく飲み屋の料理であるから、当然一般家庭の食卓には上らない。

今でこそホルモン料理も市民権を得た感があるが、30年前に牛の内臓がそうそう普通に食べられていたわけではない。
焼酎の地位の向上と似ていて、紳士淑女が食べるのがはばかられるような料理であったものが、突然脚光を浴びて表舞台に立ってしまったのである。

どちらかというと金の無い若い者や肉体労働者の行きつけの店で供されていたものであり、しかも単品の料理ではなかったものである。

良く例えれば、いわばふぐちり鍋の最後で食べるふぐ雑炊を切り取って単品で出しているようなものである。



…たいへんわかりやすい説明でした。(笑)



写真はわざわざ作ってくれた「自家製ホルモンうどん」です。
「本当はソバは入れないんだけど…」とのことでしたが、ありがたくいただきました。
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おかやまB級グルメフェスタin津山

2010年03月21日 | Weblog
彼岸に墓参に帰省したら、えらく道が混んでいました。

おおっ!我がふるさとも人口が増えたか!

と思いましたが、どうも県外ナンバーが多い。こりゃどういうこっちゃ?


身内の家で尋ねてみると昨日今日と「おかやまB級グルメフェスタin津山」というのが開かれているそうです。

「B級グルメ…?」

そうだ「ホルモンうどん」だ。



なんでもB級グルメの全国コンテストで上位に入賞したとのことでえらい盛り上がっているとの話は聞いていました。


私は津山市の出身ですが、30年前津山を離れるまで「ホルモンうどん」など見たことも聞いたこともありません。

ここ30年ほどの間に新しくできたものを町おこしに利用しているのだろう…頑張ってるじゃないか、けっこうけっこう…。

と鷹揚にかまえていましたが、話を聞くとどうも違うようです。


そのずっとずっと前からホルモンうどんは食べられていたようです。

おかしいなー?

そんなもの知らんぞ??



とにかく墓参の後にその「おかやまB級グルメフェスタin津山」に行ってきました。

昔の農業試験場跡が会場のようです。



…いやぁ、すごい人でしたね。



このあたりにこんなに人が集まったのは昭和41年の日本原ジャンボリー以来ではないでしょうか?(…しかし古い話です・笑)


まるで学園祭みたいにテントのブースに店舗を出して、それこそホルモンうどんやら何やらを販売していましたが、みんな長い行列ができていました。


私は実はホルモンうどんを食べたことがないので「それじゃいっちょ食べてみるか…」と思ったのですが、なにしろ長い行列で何時間待ちになるのかわかりません。

あきらめて帰ることにしました。


しかし、この人数は尋常ではありません。

これだけの人が現金を握って行列を為す…。

…結構な話ではありませんか。



ふるさとの町おこしも成功しているようで嬉しかったのですが、なんだか自分が取り残されているようで少し寂しい気にもなりました。


まとにかく、頑張ってくれ!



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区切り打ち5日目-別格九番大山寺

2010年02月28日 | Weblog
別格九番札所大山寺です。


本尊は千手観音菩薩。駐車場無料。



山の上にあるお寺です。一本道の細く曲がった山道をどんどん登ってやっとたどり着きました。

八十八ヶ所の五十二番札所は「太山寺(たいさんじ)」で「太」ですが、こちらは「大」です。

「たいさんじ」と言われているそうですが、「おおやまさん」とも呼ばれています。

毎年一月には重さ160kgの鏡餅を運ぶ距離を競う「大山寺 力餅」の行事が行なわれます。

私は何年か前に実際に見に来たことがあるのですが、厳寒の山寺で白マワシをつけただけの参加者が気合を入れていました。

背を反らせて、巨大な三方に固定されている餅をお腹の上に乗せ、運んでいきます。

せっかくお腹の上に乗せても、思い切り背を反らせ続けないと重心が前方に移動してすぐに餅を前方に落としてしまいます。

目線を後方斜め上くらいに合わせて、周りの人の指示に従ってのメクラ歩きが基本です。

片道25m(だったと思います)折り返して50m、また折り返して75m…という具合でしたが、75mくらいで優勝ではなかったかと思います。

「こら面白い!ひとつやってみよう。」と飛び入りで入ってくる人の多くは一歩踏み出した途端に餅を放り出してしまいます。重心が前方に移動してしまうようです。




このお寺には「大山寺の大杉」と呼ばれる杉の大木があります。

樹齢は不詳!根元周囲8.24m、樹高28mの大杉です。

八十八ヶ所二番札所極楽寺にある、お大師様お手植えの長命杉よりだいぶ大きいようです。

あの杉の樹齢はまあ1200年くらいでしょう。

ではこの杉は…。

つっかえ棒もなしに自立しているすごい杉でした。



別格二十箇所の数珠玉をいただいて帰りました。


昨日チリで大地震があり津波が心配されましたが、被害はなかったようです。

天気が良くてすがすがしいお参りが出来ました。

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区切打ち4日目‐坊ちゃん湯

2010年02月10日 | Weblog
お参りを済ませて松山市街に帰ってきました。

坊ちゃん湯に浸かるつもりです。



道後温泉に入って坊ちゃん湯に向かう間に「道後ヘルスビル」という風俗のテナントの入った建物が目に付きました。

さすが温泉地!…こういうのはつきものだなぁ…。

…と思っていましたが、「人妻専門○○」「一生懸命営業中」などと書かれている看板を見ると、突然体の奥からなにかこみ上げてくるものがあって戸惑いました。(笑)

こういうところへ私は行かないものでもないのですが(笑)、さすがに今日はそのときではないだろうと我慢しましたが、なんだかウキウキ元気をもらった感じでした。

何なんでしょうね…あれは。




さて、坊ちゃん湯。道後温泉本館。

奮発して神の湯二階席800円です。

浴衣とお茶と煎餅がついて60分の時間制限です。

昨日からとても暖かい日で、お客の要望(クレーム)により季節はずれの天井扇風機を回し始めたとのことでした。

風呂に入った後二階の畳の間でくつろげるのがとりえです。

二階から外を見渡すと心地よい風が顔に当たって気持ちのいいものです。

観光客が写真撮影をしたりお店をのぞいたりするのが見えますが、どういうものか彼らはぜんぜんこちらに気づかないのです。

二階が高い位置にあるのかな?とも思いますが、とにかくこちらから一方的に見下ろす感じは悪くなかったですね。(笑)


隣の若い男性客が「坊ちゃん団子」を注文したのでどんなものが来るのか見ていたところ…上品な急須に入ったお茶と、爪楊枝くらいの串に三色団子が刺してあるのがなんと一本!一本だけです!

これで300円か400円かするわけです。

一番高い霊の湯三階席は1500円ですが、個室に入れて浴衣とタオル、お茶と坊ちゃん団子がついて制限時間80分です。

フフフッ…これは1500円払って三階席に行くべきだったな、若いの!(笑)


三階にある「漱石の間」をご覧くださいとの案内があり、のこのこ行ってみました。

霊の湯三階席の個室が並んだ一番奥右手に「漱石の間」はありました。


何ということもない六畳間でしたが、ここにあの文豪が坐ったのか!と思うと手のひらがムズムズするような(ちいさな)興奮を覚えました。


しかしこういう部屋や文化財である建物をを維持したり何かと物入りではありましょうから、さほどお腹のすいているわけでない観光客に若干割高な値段のものを販売してもまぁ許されるのかなぁ…とも思いました。
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区切打ち4日目‐五十三番円明寺

2010年02月10日 | Weblog
五十三番札所円明寺です。

本尊は阿弥陀如来。駐車場無料。

五十二番太山寺より松山方面に引き返すこと2kmあまり。平地に立つ小さめのお寺でした。

無事お参りを済ませました。


ガイドブックと経本に従ってお参りをするとだいたい一ヶ寺40分かかりますね。

お寺の入り口の仁王門を入って出るまでの時間です。

今日はこれで巡拝は終了。坊ちゃん湯に入る予定です。

三ヶ寺を回ったのみですが、結構疲れました。
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区切打ち4日目‐五十二番太山寺

2010年02月10日 | Weblog
五十二番札所太山寺です。

本尊は十一面観世音菩薩。駐車場無料。

五十一番石手寺から10kmあまり。五十三番円明寺の前を通り過ぎて向かいました。

石手寺の駐車場でこの寺へ向かう地図をもらったのですが、長い距離をA4の用紙にまとめてあるので省略のため縮尺が統一されておらず、勘違いもあってちょっと道に迷いました。


大きな山寺でした。

お参りしている最中に巡礼でもないような爺さんが、念仏を唱えている私のすぐ目の前を行ったり来たりして邪魔になります。

「無礼な爺さんだな!その年になって礼儀も知らんのか!」と多少腹が立ちましたが、巡礼中には姿かたちを変えたお大師様と出会うとのことであります。

この爺さんがお大師様でないという保証は一切ないことでもあります。

「いらんことを言うて罰でも当たったらそれこそ衛門三郎の二の舞だ」と我慢していました。




無事にお参りを済ませてふと気づいたのですが、このお寺は合格祈願のお札を授けてくれるようです。


ちょうど受験シーズンでもあります。

「ははぁ…あの爺さんは孫娘の合格祈願に来ているのだなぁ…。」

男の子ではない!なぜだか女の子、孫娘の合格祈願のような確信が沸いてきました。(笑)


可愛い孫娘がどこの学校を受験するのか知りませんが、その孫娘の合格を願うために(他人の巡礼の邪魔をするのも気づかないくらい一生懸命に・笑)ご利益のあるというこの寺にお参りに来たんだなぁ…。


腹も立たなくなりました。

写真は山門の千社札です。

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区切打ち4日目‐五十一番石手寺

2010年02月10日 | Weblog
五十一番札所石手寺です。

本尊は薬師如来。駐車場210円。(軽自動車、200円に負けてくれました。南無阿弥陀仏!)

このお寺ははじめ「安養寺」という名前だったのですが、鎌倉時代に「石手寺」と改名したそうです。

先日お参りした「別格九番文殊院」の由来となった、因業庄屋の衛門三郎が出てきます。

衛門三郎はお大師様を粗末に扱った罰を受けて八人の子供を亡くしてしまいます。

心を入れ替えた衛門三郎はお大師様を追って八十八カ所の巡礼に出ますが、なかなか出会うことが出来ず21回目の巡礼途中でやっとお大師様に会うことができました。

そこで罪を許されて安らかな死を迎えることが出来たのですが、死の間際お大師様が衛門三郎に「生まれ変わるとしたら何になりたいか」と尋ねたところ、「領主に生まれて善政を敷きたい」と答えたそうです。

お大師様はうなづき、「衛門三郎」と刻んだ石をその手に授けたとのことです。

後年、その「衛門三郎」の石を握った赤ちゃんが生まれました。

衛門三郎の生まれ変わりです。

それにちなんで「石手寺」と名前を変えたとのことです。


…本当のことなのでしょうか?

とても事実とは思えません。


この寺が(戦災後の再建ですが)そのまま残り変らぬ信仰を集めている現状と、信じられないような言い伝えとのギャップをどのように消化したらいいのでしょうか?



写真は大師堂です。
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宵えびす

2010年01月09日 | Weblog
えびす神社にお参りしました。


10日にお参りすればいいのですが、この3日間は忙しいので、お参りできるときにしておかなければなりません。


それほど人出は多くありませんでした。



毎年小さなダルマを買っています。

昨年買ったダルマを返して、また新しいダルマを買いました。


笹や熊手は買い換えるたびに少しずつ大きなものにしていくそうですが、ダルマは毎年同じものを買っています。


神社では大中小の三種類くらいしかダルマを置いていないので、毎年サイズアップしていたらすぐに行き詰まってしまいますね。(笑)



ダルマは「面壁九年」の達磨大師がモデルと聞いていますが、ありゃ禅宗の坊主じゃなかったかと思います。


坊主が神社の縁起物になるというのも変な話ですが、我々はこだわらず何でも祭神にして祭ることができるようですし、また神道と仏教は理屈で考えるより固く結びついているようです。


だいたいえびすさまの「七福神」も、日本古来の神様だけでなくインドや支那出身の神々で編成されています。


何でもあり…というか、まぁ懐が広いわが民族の面目躍如です。(笑)




アルバイトなのでしょうか、かわいらしい巫女さんでした。

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サービスエリアのタイル

2010年01月03日 | Weblog
高速道路に乗りました。


民主党が政権をとったら高速道路はタダになるということで、楽しみにしておりましたが、どうやら空手形だったようです。(笑)

「財源がないことは国民もわかっていたはずだ」という与党寄りの評論家の発言もありますが、「財源はあるんです!埋蔵されているお金があるんです!無駄を省けば大丈夫なんです、できるんです!」という選挙前の発言を信じるべきではなかったのでしょうか?

「無理だと思う…けれどもひょっとしたら本当かもしれないぞ…。
世の中何が起こるかわからんもんだ、我々は今までの政権与党にいいように騙されてきたのではないか?」

というふうに考えたとしても有権者に何の罪がありましょうや?


ガソリン暫定税率の廃止こそ簡単にできるものと思っていましたが、これも実質据え置きとのこと。

福田総理がこれは譲れない!とばかりに死守したガソリン暫定税率の維持でした。

ねじれ国会の中で、強く目だった主張をあまりなさらなかったように私には思われる福田総理ですが、このときは強い意志を感じました。

民主党の「ガソリン値下げ隊」の旗揚げの時に「ガソリン値上げ隊」と2度も言い間違えたのも笑い話ではすみませんね。(笑)


50年も前にノーベル平和賞を受賞したアメリカの公民権運動家の黒人牧師マーチン・ルーサー・キングJr.のワシントンでの有名な演説「I have a dream」に、「いうなれば私たちは小切手を換金するためにこの国の首都に集結したのだ、アメリカ政府よ、ただちにこの小切手を換金していただきたい」という血の滴るような一節がありましたが、わが国では事を荒立てるのは万事はしたないことになっているので、空手形の乱発にもまぁおとなしいもんですね。(笑)






高松道の津田の松原というサービスエリアで休憩をしたとき、テラスのタイルに不規則に数字が打ってあるのに気がつきました。


何のことだろう…しばらく考えましたが、どうやら四国八十八カ所の位置を数字で表しているようです。


地図上でないので、多少レイアウトが狂っているようにも思えますが、案外正確なのかもしれません。



…あそこが室戸岬、ここが足摺岬…、おおっここが先日行ってきたところ、ヨッとその次がここ…こらしょっと、その次がここ…と、回った寺を思わずグチャグチャと足で踏みつけてしまいました。

まことに罰当たりなことでございました。(笑)



何も表示がなく、わかる人にわかればいい…という姿勢が垢抜けていてたいへん気に入りました。






それはそうと、ついでに書いてしまいますが、鳩山総理の元秘書の方はたいへん立派な方だと思います。


おそらく私の何倍も人格高潔な方だろうと思います。



鳩山お母さんから毎月ひょいひょいと現金で1500万円受け取り続けて、それを鳩山親分が一切知らないという……私がその秘書の立場だったらその中からいくらか抜くと思います。



いきなり手をつけることはさすがにないと思いますが、一年も金の管理をしていたら「こりゃ絶対見つからんわ…」という事が判ると思います。



いずれ「10万くらいなら…」となるのは私の場合ほぼ確実です。(笑)

一度が二度、三度とやり始めるともう倫理感は麻痺してしまうと思います。

まぁ私とて、1500万円の現金の事を親分が知っていたなら、そんなことは絶対に出来ないでしょうがね。





元秘書の方も一般の生活者でしょうから、娘が病気になるとか息子が事故に遭うとかお母さんがボケたとか何かしらお金が必要なこともあったと思います。

幸か不幸かここに自分だけが詳細を知りうる十分な現金がある。親分はこのことを知らない、鳩山お母さんも口に出す心配はないようだ…。


決して盗むつもりではない、今この金が必要なんだ、後で必ず返します。…こんな言い訳はまあ許されることではないでしょうが、ありうることだと思います。



それをこの元秘書の方は一銭も盗まずに寄付の形をとって全額を親分の政治資金としたわけです。


偉いっ!


偉いぞ元秘書! さすが鳩山家の白ネズミ!



もちろん何がしか法には触れているのでしょうが、このような人格高潔の士が自分に仕えていたことを鳩山総理は誇りに思ってもいいと思います。




高速道路とガソリン暫定税率の愚痴から、ちょっと筆が滑ってしまいましたが、これはどうにも止まりませんでした。(笑)

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母の湯呑み

2010年01月01日 | Weblog
あけましておめでとうございます。



新年にお客を迎えるのに、母が用意した湯呑みです。


なかなかシャレたデザインなので、いつどこで買ったものかと尋ねてみたところ…
、なんと母の(父母の)結婚祝いの品だということでした。



父母の結婚と言うとかれこれ50年にはなるものと思います。



私らが幼い時には、やんちゃ坊主が壊してはいけないとばかりに決して使わなかったものです。(笑)




形あるものはいずれ壊れる…というような教育を施してくれた母は、ありゃ真実の姿ではなかったようです。(笑)


大切にしているものは、やはり壊されたくないようですね。(笑)


当たり前の話です。


しかし、この茶碗のデザイン、50年前とすればかなり垢抜けてシャレた意匠だと思うのですが…いかがでしょう?

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平成21年大晦日

2009年12月31日 | Weblog
大晦日です。


今年も一年が終わりました。


季節や節季は、絶え間ない連続の時間を一区切りつけるためのものだと思います。

客観的に言えばそれだけの話ですが、やはり大晦日となると今年一年の総括をすべきだとも思えます。

私は今年はずいぶんよい年だったと思います。



写経はじめ、継続できたのもそのひとつだと思います。



オカルト的なことを言うようですが、写経は何か不思議な功徳があると思います。

…無視なさる方はご自由に…。




今年一年、写経のお蔭かどうか確実ではありませんが、おおむね良いことに恵まれたように思います。


思わぬ方に知り合えてお話をうかがうことができ、新しいことを知ったり、自らを反省することができました。


実生活においても、いわゆる「実利」というものが得られました。

俗物根性…と指摘されるならまさにそのとおりなのですが…私にとってはよい一年であったことは間違いがありません。


写真は本日夕方の空です。

なにやら邪悪な様相を示している様でもありますが、いろいろあった今年を振り返ってご苦労様と言っているようにも思えます。

おさまり返って今年は何々の年であった…と言うよりも、こんなことがあったあんなことがあった、で今こんな有様です。…と言うのが、正直でいいのだろうと無責任に思っています。(笑)


もう少しありがたみのあることを書けばいいのでしょうが、酒の勢いもあるようです。


正直な気分をそのままに…ということでお許しください。

平成22年が皆様にとってさらによいお年となりますよう、お祈り申し上げます。



気まぐれなブログを読んでいただいて誠に感謝いたします。

ありがとうございます。
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イタリア料理

2009年12月30日 | Weblog
年末の忘年会…というものでもないのですが、少人数での集まりに招待されました。



イタリア料理のお店でした。

私が本格的なイタリア料理を食べるのはおそらく初めてだと思います。



予想に反して、ごくあっさりとした味でした。

西洋料理が脂っこいものだと言うのはあまりに硬直した考えなのでしょうか?



モッツァレラチーズの何と爽やかな濃厚さよ!

トマトの味の何と深みのあることよ!



そして葡萄酒の料理に合うことの絶妙さよ。


料理が主か葡萄酒が主か、強く主張するでなし、また遠慮するでなし。



鮑の腸に日本酒、鰹のタタキに日本酒、何はなくとも日本酒…と思っていた私には、葡萄酒のうまさが初めて実感できた日となりました。


…でも、本格的な○○と言うのもおかしな話ですね。



人が感じて、うまいかまずいかの話であって、本格的かどうかは副次的な要素でしかありませんね。

「本格的」とは誰にとっての「本格的」なのでしょうか?



今日は酔っ払いのまま、感じたままをブログに…。



こんなにゴジャゴジャ言う客を相手にして、よくぞ飲み物の給仕を管理し切ったこのソムリエに敬意を表します。
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区切打ち3日目‐遍路の目的とは…

2009年12月06日 | Weblog
お参りの作法にもだいぶん慣れてきて、そうそう間違ったりしなくなりました。



今回初めてお接待を受けて思ったのですが…自分ひとりで巡拝しているわけではない…、偶然にも参り合わせた方々や、お接待の方、もちろんお寺のご本尊やお坊さん、いろいろな方々が居る所へたまたま行き合わせた自分が居る…というのが本当のところなのではないかと思いつきました。



今までは、この道を走ってあの寺に行って、ご本尊は何で何の由来があって…と考えるばかりで、自分ひとりで何もかもやっているような気持ちになっていましたが、どうやらそれは違うようです。


巡拝という分厚い画集の中の一枚の絵の片隅に、私の姿がちょこっと描かれている…というふうに受け取るのが正解なのかもしれません。


その絵の中にはどういう風景や人物が、どういうふうに描かれているか、自分はどういうふうに描かれているか…こういうことなのだと思います。




さて、2007年の7月に浄瑠璃寺を訪れた時、急な腹痛でその後の参拝ができなかったことがありました。

まったく心当たりがない腹痛でしたが、その後幾度か同じような腹痛が襲ってきました。

征露丸を飲むと治まるので、胃潰瘍かなぁ…ストレスあるからなぁ…と思っていたのでしたが…。



ある日12時間以上も痛みが治まらない夜があり、しぶしぶ医者に行ったら何と「胆石」とのことでした。



「胆嚢結石」…胆嚢の中に石ができて、胆汁を出す為に胆嚢が収縮した拍子に石と接触して痛みを感じる…というものです。


痛みは確かに激しいものでしたが、胃の上部付近の痛みだったのでてっきり胃が悪いのだと思い込んでいました。



…では征露丸が効いたというのは…。


偽薬効果、プラシーボ効果というのは本当にあるのですね。

それなら征露丸でなくてもパンシロンでも樋屋奇応丸でも、鰯の頭でも何でもよかったんだと思います。(笑)




…とにかく緊急入院して絶食静養、予約をして転院・手術となりました。



「腹腔鏡下胆嚢摘出術」…というものでした。


あれよあれよと言う間にレールに乗せられ一丁上がり!…です。

木曜日に入院して金曜日に手術、土日を過ごして月曜日に退院。

手術の翌日は点滴をつけたまスタスタ歩いていました。



胆石の手術のことは機会があればまた詳しく…。


写真は「征露丸で痛みの止められる情けない胆石」です。
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区切打ち3日目‐五十番繁多寺

2009年12月06日 | Weblog
浄土寺より約2km、山の麓です。

五十番札所繁多寺です。(駐車場無料)

本尊は薬師如来。

ここも以前に幾度か来た事があるのですが、どういうわけか私はこのお寺の雰囲気が好きです。

今回も来てみてやっぱりいいなぁ~と思いました。
何故だかわかりません。広いから好きなのかもしれません。



写真は手水の柄杓です。さまざまな方から寄付されたもののようです。

何と言うことはない光景ですが、妙に感動してしまいました。

(私はこの寺と何か因縁があるのではないかと疑っています・笑)



もう少しは回れたのですが、今日のお遍路はこれまでとします。

四十六番より別格九番をはさんで五十番まで計6ヶ寺、約5時間でした。

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