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アンドレ・ベルト対ヘスス・ソト・カラス(2013/07/27)

2013-08-15 09:36:09 | ボクシング

ウェルター級12回戦

元王者のアンドレ・ベルト選手(Andre Berto)とヘスス・ソト・カラス選手(Jesus Soto Karass)とによるウェルター級のサバイバルマッチは米国テキサス州で行われ、ソト・カラス選手が12回TKOで勝利しています。(体格比較)

スタートから積極的な攻めを見せたソト・カラス選手。ワンツーストレート、右フック、左アッパーのボディブロー、左フックなどを一定のリズムでコンスタントに出し続けてペースをキープしていきます。
立ち上がりのペースを奪われ、初回にソト・カラス選手の右フックで効いてしまう場面も見せたベルト選手でしたが2回からはカウンターの右アッパー右フックを再三決めて対抗。3回もラウンド前半は鋭い右のカウンターや左リードで見事な戦いを見せます。
しかしソト・カラス選手のしぶとく出続ける左右は変わらず、ショートの左右アッパー、左フック、右ストレートなどを食い続けるうちに再びソト・カラス選手がペースを握って序盤のペース争いを制します。
4回にはソト・カラス選手の左右の攻撃を次々に浴びてロープを背に動けなくなってしまう場面も見せたベルト選手。5回には右肩を負傷した様子も見せて苦しい戦いを強いられます。6回や7回に左一本に絞ったフック・ストレート攻撃でペースを引き戻しかける場面も作ったベルト選手でしたが、しつこくしぶといソト・カラス選手の細かく的確にヒットさせてくる攻撃を前に苦しい状況は覆せません。
ダメージと疲労を重ねる中、11回にボディブローでノックダウンを奪ったベルト選手だったのですが、ダメージはなかったように見えたソト・カラス選手の反撃でベルト選手が逆にトラブルに陥ってしまいます。そして続く最終12回開始早々にカウンター気味のショートの左フックを浴びてベルト選手がノックダウンを喫し、立ち上がったもののレフェリーが試合を止めた最後でした。
フィニッシュのパンチはベルト選手の左ジャブをスリップしてから軽く力みなく合わせた左フックでした。

CompuBox: Soto Karass Averaged 117 Shots Per Round



11回のソト・カラス選手のノックダウンはローブローをアピールしようとして膝を突いた場面でダウンをコールされた、というものに見えダメージは感じられませんでした。
旺盛な手数で番狂わせといっていい殊勲の星を挙げたソト・カラス選手は28勝(18KO)8敗3分1ND。ベルト選手は良いところもたくさん見せてくれたものの、この人の限界ってのも見えてしまったようにも思えた敗北でした。28勝(22KO)3敗。



Jesus Soto Karass stops Andre Berto in 12th round(Bob Velin/USA Today)
Soto Karass Gets Upset KO Win Over Andre Berto(Michael Woods/The Sweet Science)
Soto Karass Resurrects Career, Stops Berto In 12(Jake Donovan/Boxing Scene)

Photos: Jesus Soto Karass Ends Andre Berto in Twelve(Boxing Scene)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2013-08-16 15:18:53
オルティスに負けたあたりから負けてはいけない試合を落とし続けていたら、ついにソト・カラスまでに負けちゃいました。
と言うかこれがベルトの本当の姿だったのかもしれない。

試合中に大きな怪我を負ってハンディがあったようですが、それも含めてベルトの実力だったのかなと。


Unknown (管理人)
2013-08-17 10:46:33
>Unknownさん
打たれ脆さがあるのが痛いですよね。

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