スーパーライト級10回戦
元3階級制覇王者のエイドリアン・ブローナー選手(Adrien Broner)がスーパーライト級に落としての復帰戦のリングに登場。カルロス・モリナ選手(Carlos Molina)と空位のインタ王座を争った10回戦に大差の判定で勝利してスーパーライト級での初陣を飾っています。(体格比較)
シャープな左ジャブを突きながらプレッシャーを掛けモリナ選手が出てくれば左フックカウンター、という初回のブローナー選手。パンチが非常にシャープでコンディションの良さが感じられたスタートだったのですが、2回からモリナ選手がプレッシャーを強めると良いパンチを食ってしまう場面も度々見られてちょっと心配になってしまった局面も。
距離を詰めてからの左フックや右クロスでの3発4発コンビネーションでのモリナ選手の鋭い攻めがなかなか効果的で、強いオーバーハンドの右がブローナー選手をキャッチする場面もあった2回3回でした。
しかし4回途中からブローナー選手がモリナ選手をプッシュしながら前に出て、ショートレンジでの力強く正確なショットを次々に繰り出して強引にペースを奪還。こすりつけるような右ショートフックや右アッパー、左フックなどのブローナー選手のパンチを浴びて徐々に手数が出なくなっていってしまったモリナ選手。終盤流し気味に戦いながらもペースはしっかりとキープし続けて大差の判定を得たブローナー選手が勝利しています。
CompuBox: Broner Clips 43% of Shots on Molina
公式のスコアは99-91、98-92、100-90の3-0ブローナー。シロート採点97-94ブローナー。
ブロッキングしている腕でゴリゴリ相手を押し込みながらパワフルな攻撃を決め、さらに押し込む、という4回の動きからフィジカルの強さを感じたブローナー選手。ライト級から一気にウェルター級に上げていましたがマイダナ戦なんかはウェイトにずいぶん余裕がありましたしSLに落としての再出発は賢明な判断なのではないでしょうか。ガルシアやマティセ、ピーターソン、プロボドニコフなど魅力あるタレントたちとの絡みに期待したいです。
ブローナー選手は28勝(22KO)1敗1NC。モリナ選手は17勝(7KO)2敗1分。
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