スーパーフェザー級10回戦
21歳のエイドリアン・ブローナー選手(Adrien Broner)と27歳の元世界王座挑戦者ジェイソン・リッツァウ選手(Jason Litzau)による興味深い顔合わせの一戦はメキシコで行われ、ブローナー選手が初回ストップで勝利しています。(体格比較)
身長で勝るリッツァウ選手から大きく距離を取りながら相手のパンチに対して左フックのカウンターを狙うブローナー選手。
ブローナー選手のパンチがシャープなのでリッツァウ選手がなかなか攻めこんで行けず、またブローナー選手は待ちのカウンター戦法、ということで静かな立ち上がりだったのですが、結末は唐突なものでした。
ロープにリッツァウ選手を追い詰めた場面で放ったブローナー選手の右ストレートでリッツァウ選手がトラブルに陥ります。すかさず左右の攻撃を集めたブローナー選手の右アッパーで完全に効かされたリッツァウ選手をレフェリーが救って試合は終わっています。ストップタイムは初回2分58秒。
PowerPunchs
鮮烈なパフォーマンスで強烈なアピールを果たしたブローナー選手は21勝(17KO)。リッツァウ選手は28勝(21KO)3敗。
Adrien Broner Destroys Jason Litzau in One Round(Miguel Rivera and James Blears/Boxing Scene)
エイドリアン・ブローナー対ダニエル・ポンセ・デレオン(2011/03/05)
セレスティノ・カバジェロ対ジェイソン・リッツァウ(2010/11/27)
ジェイソン・リッツアウ対ロッキー・フアレス(2010/04/13)
ジェイソン・リッツァウ対ジョニー・エドワーズ(2009/11/04)
ジェイソン・リッツァウ対ベルクアン・キンブロー(2009/08/15)
ロバート・ゲレロ対ジェイソン・リッツァウ(2008/02/29)
ジェイソン・リッツァウ対エマニュエル・ルセロ(2007/08/17)
ジェイソン・リッツァウ対アルド・バルティエラ(2007/04/25)
ジェイソン・リッツァウ対ホセ・エルナンデス(2006/12/16)
ほぼコピー。
あとは打たれたときの耐久力がどれくらいあるのかとスタミナでしょうか。
メイ？ と思って試合観直してみましたが、結構似てるかもしれませんね。雰囲気が今のメイに言われてみれば見てるかもしれません。
ただこの日狙っていた左フックに顕著ですが攻防両面での質が違いすぎて、スタイルがメイに似ていると言うには私にはちょっと抵抗があります。
と思ったんですが、今回は出色の出来でしたね。
逆にリッツァウは前戦で大きく株を上げただけに・・・
過去にはフアレスも破っているだけに、好不調、もしくは得手不得手の差が激しい選手なのでしょうか。
プレスコットやサルガドを思い出せばわかる通り、初回KOで勝った試合を見て何か言うのはナンセンスな気もします。
ただブローナーの次の試合が凄く楽しみになったってのは確実ですが。