WBAスーパーミドル級タイトルマッチ
04年五輪金メダリストでWBA王者のアンドレ・ウォード選手(Andre Ward)がカメルーン出身のオーストラリア人サキオ・ビカ選手(Sakio Bika)の挑戦を受けた一戦は王者の地元、米カリフォルニア州オークランドで行われ、ウォード選手が12回大差の判定で勝利して2度目の防衛に成功した一戦でした。(体格比較)
ワイルドな左右で迫るビカ選手に対し、左ジャブや左フックのリードを上手く当てるウォード選手。密着しての揉み合いの場面も多かった試合でしたが、この局面でも相手のパンチは上手く殺しながら自らの攻撃を当てるウォード選手のテクニックが光った試合でした。
最終回に逆転を狙って出てきたビカ選手の右フックで頭頂部に連続で殴られた場面(ややラビット臭い攻撃)でちょっと効いたようにも見えたウォード選手(ウォード選手が笑みを見せた場面)。その後に良い左フックも決めたビカ選手でしたが、時すでに遅過ぎで大差の判定を失う完敗でした。
公式のスコアは118-110が2人、120-108が1人の大差3-0。シロート採点119-109ウォード。
スーパーミドル級の暴れん坊で実力者のビカ選手相手にほぼ完封の内容での勝利は立派ですが、地元以外であればブーイングの嵐が吹き荒れていたようにも思えたウォード選手の戦いぶりでもありました。ウォード選手のみの責任とは言えませんけれど。
ウォード選手は23勝(13KO)。ビカ選手は28勝(19KO)5敗2分。
Ward retains WBA title(David Robinett and Robert Hough at ringside,Photos by Laura de la Torre/Fightnews)
Froch vs Johnson, Ward vs Abraham: For Super Six Semis(Lem Satterfield/Boxing Scene)
写真
Photos: Andre Ward Retains Against Tough Sakio Bika(Boxing Scene)
More on Ward-Bika(Photos by Rich Hundley III/SHOWTIME//Fightnews)
アンドレ・ウォード対アラン・グリーン(2010/06/19)
ミッケル・ケスラー対アンドレ・ウォード(2009/11/21)
アンドレ・ウォード対シェルビー・パドウィル(2009/09/12)
アンドレ・ウォード対エディソン・ミランダ(2009/05/16)
アンドレ・ウォード対ヘンリー・ブキャナン(2009/02/06)
アンドレ・ウォード対ジャーソン・ラベロ(2008/06/20)
アンドレ・ウォード対ルビン・ウイリアムス(2008/03/20)
アンドレ・ウォード対ロジャー・カントレル(2007/11/16)
サキオ・ビカ対ジャン・ポール・メンディ(2010/07/31)
サキオ・ビカ対ネストール・カサノバ(2009/07/30)
サキオ・ビカ対ピーター・マンフレドJr(2008/11/13)
サキオ・ビカ対ジェイドン・コドリントン(2007/11/06)
ルチアン・ブテ対サキオ・ビカ(2007/06/15)
04年五輪金メダリストでWBA王者のアンドレ・ウォード選手(Andre Ward)がカメルーン出身のオーストラリア人サキオ・ビカ選手(Sakio Bika)の挑戦を受けた一戦は王者の地元、米カリフォルニア州オークランドで行われ、ウォード選手が12回大差の判定で勝利して2度目の防衛に成功した一戦でした。(体格比較)
ワイルドな左右で迫るビカ選手に対し、左ジャブや左フックのリードを上手く当てるウォード選手。密着しての揉み合いの場面も多かった試合でしたが、この局面でも相手のパンチは上手く殺しながら自らの攻撃を当てるウォード選手のテクニックが光った試合でした。
最終回に逆転を狙って出てきたビカ選手の右フックで頭頂部に連続で殴られた場面(ややラビット臭い攻撃)でちょっと効いたようにも見えたウォード選手(ウォード選手が笑みを見せた場面)。その後に良い左フックも決めたビカ選手でしたが、時すでに遅過ぎで大差の判定を失う完敗でした。
公式のスコアは118-110が2人、120-108が1人の大差3-0。シロート採点119-109ウォード。
スーパーミドル級の暴れん坊で実力者のビカ選手相手にほぼ完封の内容での勝利は立派ですが、地元以外であればブーイングの嵐が吹き荒れていたようにも思えたウォード選手の戦いぶりでもありました。ウォード選手のみの責任とは言えませんけれど。
ウォード選手は23勝(13KO)。ビカ選手は28勝(19KO)5敗2分。
Ward retains WBA title(David Robinett and Robert Hough at ringside,Photos by Laura de la Torre/Fightnews)
Froch vs Johnson, Ward vs Abraham: For Super Six Semis(Lem Satterfield/Boxing Scene)
写真
Photos: Andre Ward Retains Against Tough Sakio Bika(Boxing Scene)
More on Ward-Bika(Photos by Rich Hundley III/SHOWTIME//Fightnews)
アンドレ・ウォード対アラン・グリーン(2010/06/19)
ミッケル・ケスラー対アンドレ・ウォード(2009/11/21)
アンドレ・ウォード対シェルビー・パドウィル(2009/09/12)
アンドレ・ウォード対エディソン・ミランダ(2009/05/16)
アンドレ・ウォード対ヘンリー・ブキャナン(2009/02/06)
アンドレ・ウォード対ジャーソン・ラベロ(2008/06/20)
アンドレ・ウォード対ルビン・ウイリアムス(2008/03/20)
アンドレ・ウォード対ロジャー・カントレル(2007/11/16)
サキオ・ビカ対ジャン・ポール・メンディ(2010/07/31)
サキオ・ビカ対ネストール・カサノバ(2009/07/30)
サキオ・ビカ対ピーター・マンフレドJr(2008/11/13)
サキオ・ビカ対ジェイドン・コドリントン(2007/11/06)
ルチアン・ブテ対サキオ・ビカ(2007/06/15)
もう少しインパクトのある武器を一つでも備えることができればぐっと印象は変わると思うんですけどねえ。
思った以上にメンタル的なタフさ、気の強さみたいなものもある感じですし。
ただケスラー、グリーン、ビカという実力者を相手にしてスカっと印象的な内容を、てのも難しい相談なのかもしれませんけれど。
個人的にはウォードはアメリカの(比較的)若い選手では一番将来が明かるいと思ってます。
やっぱディフェンステクニックが無いと王者でい続けることは難しいですしね。
あと出入りの早さなどがあり、個人的には魅力的な見てて面白い選手だとも思います。
この人は顔で損してる気がします。
人の顔をどうこう言える立場じゃないんですが、ラリー・ホームズに通じる要素な気がします。