備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

今井清隆プレミアムライブ A year end party(忘年会)

2018-12-27 22:29:02 | コンサート感想
第一幕
(本人的には”幕”らしい)

黒のベロアのジャケットに、
白いシャツ、黒のリボンタイと、
先週のシャンソン館コンサートと同じ衣装。

映画音楽コーナー(基本、英語)
”慕情”
『Love~』と最初から
歌い上げ、朗々と、コチラの曲を。
ただ、全く曲紹介をしないので、
聞いたことはあるけど、なんだっけ?
と、モヤモヤする結果に。

なお、途中の間奏で、一言、入れてみたり。
そんな、いつの間に、MC上手になって。


"シャレイド"
”ムーン リバー”
ヘプバーン出演作品からと、この二曲。

ともかく、オードリー・ヘプバーンを、
これでもかっと、べた褒め。え、実はファン?

"いそしぎ"
この辺になると、定番。
と思いきや、マイクコードを、
突如、サバキはじめ、客席降りの準備を。

ただ、上手くいかず、
最前のお客さんだけに無駄に絡む。

”ゴッドファーザーのテーマ”
日本語では尾崎氏がカバーしたこの曲。

そのまま『赤い夕陽のサイゴンホテル』の話に。

カラオケコーナーで、”また会う日まで”
を歌っていたら、尾崎氏本人が観劇に。

本人を前に『心臓から唇、もとい、
口から心臓が飛び出るかと思った』と、
今井語録を増やす結果に。

なお、本人の感想はノーコメントだったとか。

映画音楽コーナーの目玉曲。
間奏は勿論、ヴァイオリンソロ。
そして、途中から日本語で。
やはり、日本語の方が
歌い上げ易いのか、
これでもかっと、歌い上げる。

突然、『へへっ』と笑ってから、
ギターを取り出し、アコースティックギターコーナーに。

”行かないで”(玉置浩二)
ひたすら、サビを繰り返す、この曲。
しかし、その音域は高く、
玉置氏のハスキーボイスでないと、
かなり大変なため、以前、挫折した事があるとか。
(内輪の会で披露したらしいので、知らないけど)

でも、このファルセットが出るなら、
”彼帰”もイケるような気がするのだが。


”The Rose”(都はるみ)
ベッド・ミドラーで有名なこの曲。
歌う前に、大竹しのぶさんが歌っている
渡辺えりさんの訳詞について、
触れていたので、そっちかと思ったら、
普通に”愛は花、君はその種子”ver。

アコギの必要性とは?
と思ったら、途中の間奏をアコギで。


ここで、突然、客に歌わせる、
もとい、観客参加型コーナー突入。

会場の真ん中で、右左、2チームに分けて、
童謡を歌わせるというコーナー。

”証城寺の狸囃子”(今井氏チーム)
”かたつむり”(YUKAさんチーム)

なお、今井氏は”証城寺の狸囃子”の最後の歌詞は、
すっぽんぽんだと勘違いしてた、とYUKAさんに暴露される。

一応、『客席から一足遅いクリスマスプレゼント
を頂きました』と言っていたが、
『ミュージカル俳優が舞台で、違う曲を
歌う難しさをお客さんに思い知らせる』
と、ボソッと本音を漏らしてみたり。


”ニューヨーク ニューヨーク”(英語)
『お風呂に行こう、お風呂に行こう』
という定番の曲紹介の元、定番曲のコチラ。

ただ、そのギャグの発案者は、
YUKAさんなので、彼女が居る時だけの、
定番ギャグなのかもしれない。

ポイントはライザミネリよろしく、
手を広げて、ヒラヒラする仕草。
足を上げるなんていう振り付けは
諦めて、細かい振り付けのみ採用。


第二幕
ヴァイオリンの調弦後、
『屋根の上のヴィオリン弾き』の
プロローグを弾き始め、今井氏、登場。

黒のシャツに、赤いジャケットと、
エンジニア?と思ったら、
チャンチャンコのイメージらしい。

実は、還暦用に作っていたが、
日の目を見ずに、今日まできたとか。

また、このコンサート乱発も
還暦コンサートの一貫らしい。
(去年は、屋根ヴァで忙しくて出来なかった)

なお、途中で『冬服で暑い』と
言った途端、客席から、『今、冬だから』
と、一斉にツッコみが入るライブ。

『屋根の上のヴィオリン弾き』から
”しきたりの歌”
”サンセット サンライズ”

まず、テヴィエの口上。
(屋根から落ちる、っていうの)
”しきたり”では、
YUKAさんもコーラス参加。
そして、あの独特の振りも披露。

更に”サンセット”では、
テヴィエパートも。

以前、東宝芸能コンサートで、
歌ってはいたが、ここまでフルで
歌うのを聞いたのは初かも。

MCで、今年(2018年)の出演作、
と言った途端、関東は2017年の12月に
上演していたため、客席からツッコみが入る。

ま、2018年の1月に大阪、
2月に川口で上演してたから、
今年カテゴリーで間違いはないけど。


”君住む街角”『マイ フェア レディ』
『フレディをやるには図々しいですが』
と定番の断り、生まれ変わったら、
フレディをやりたいと。言った後に、
『生まれ変わりを信じるか?』
と、若干、スプリチュアルな方向に行きかけるも、
客席の反応が悪いので、軌道修正。


”運が良けりゃ”『マイ フェア レディ』
本役の一曲。
『ステージが狭く踊れない』
と言いつつ、シャンソン館コンサート
よりも、高く足を上げる、ノリの良さ。
本日も歌詞を間違えず、最後まで熱唱。

途中のMCの言い方が、毎回、
違うかな、と謎のリピーター目線。

”砂に刻む歌”『ラカージュオフォール』
段取りを忘れ、YUKAさんに、
”砂”という符丁を告げられ、コチラ。

『ザザ曲もアルバムで歌ってるけど』
と言いつつも、コチラを選ぶ理由は語らず。
”ありのままの私”はアルバム発売ライブ
以来聞いてないけど(フレンチミュージカルコンサートは
不参加だったので)”マスケラ”はネタ用に取ってあるのか(笑)

本日は、間奏中の入るタイミングもバッチリ。


段取りを忘れ、カンペをみて、
『ラ・マンチャの男』を歌います、と。
それも、台詞付きでやります、と。
『幸四郎さん、いや、白鸚さんか』
と、訂正しつつ、

”ラマンチャの男”
日本語で。
でも、その振りは独自解釈なセルバンテス。
(劇中の振りでは無い)
YUKA@サンチョは登場せず、
そのまま、メドレーで次曲に。

”見果てぬ夢”
英語。
途中にバイオリンが入る編曲で、
最後は韓国公演でないと、
まず聞くことが出来ない歌い上げver。

”You raise me up”『シークレットガーデン』 
(と言うミュージカルからと、そこは訂正しないらしい)
『皆さんが居るから、引き上げてくれる』
と、言った途端、何人掛かりで?と。

歌詞も荒波に入っていける、という歌詞説明で、
海上を歩くという説明では無いらしい。

バイオリンが入るので、
また、印象が変わった一曲。


”星よ”『レミゼラブル』
歌う前に、観客の想像力に委ねる
旧演出について話し、
新演出の映像メインの演出についても言及。

あ~、そういう認識なんだ、
という事が分かり、ちょっと納得。

それに、バル、ジャベ、怪人の
三役を演じた役者は日本では自分だけと、
佐渡さんに言われ気づいたという天然さ。

ジャベで賞を貰ってるのは、
自分だけと、自画自賛は忘れずに。

アンコール
赤いジャケットは脱ぎ、黒いシャツのまま、
一幕の黒のベロアのジャケットを着て、再登場。


”星に願いを”(英語)
マサカのロマンチック路線。

ま、赤坂ライブで、クリスマスソングを〆に
持ってくる人なので、あり得ない話では無いけど。
あるいは、YUKAさんの選曲か。
歌会でも、インスト曲で選んでたし。

先に出演者紹介をして、
間奏でも、一言喋り、あくまで、
『出演者紹介の時間だった』
という事ではないらしい。



書き忘れたMCネタを幾つか。

・A year end partyの意味は忘年会。
ほう、そういう意味だったのか、このタイトル。

・年末の準備を色々、挙げるなか、
『餅をついたり』と、
ボケなのか、本気なのか。

・映画音楽にちなんで、最近みた映画について。
『ボラプ』と『グレショ』の話を。

グレショは『ピピン』の予習かも、
と思ったけど、ボラプまで観てるとは。
実はクイーンファン?

また、グレショというよりは、
マイケルクロフォード版のバーナムの
話をしているので、資料用映像があるのかも。

・結構、古い映画は観ているらしい。
役者名からあらすじまで、細かく。
というか、『昔のことは良く覚えている、
でも、最近の事は』という自虐ネタに。

そのまま、一度、薬を飲んだのに、
また飲んじゃうと、何の薬を飲んでるのか。

・11月のライブのことも。
お客さんとの距離が近く、前のお客さんからは、
自分の鼻の穴や喉ちんこしか見えなかったんじゃないかと心配。

・本人は雨男と自覚してるらしく、
ただ、YUKAさんが強烈な晴れ女らしい。

・『この正直者!』という言い回しが好きらしい。

・告知では、藪氏の所属グループを把握していた。

・ピピンのジャグリングは、
1ヶ月前から上達はしてなく、
更にナイフ投げも課題にあるらしい。

エア・ジャグリングになる可能性(笑)


というわけで、二ヶ月連続ライブの第二段。
前半は映画音楽メインなため、
バイオリンを入れた意味とは?
と、質問したい衝動に。

ただ、熱海のコンサートに行けなかったので、
そこで歌ったのであろう曲はだいたい聞けた。

特に、”ローズ”は好きな曲なので、
これが前半のハイライト。

後半は安定のミュージカルメイン。

今年のレパートリーでも
若干、アレンジが違ったり、
初めてソロで聞けた曲もあったり。

そんななか、何故に”You raise me up”
を三回も歌ったのか。ちょっと、気になる。

音楽彩で聞いて気に入ったのか、
実は知らないだけで、レパートリーだったのか。

もちろん、三回と言いつつ、
キーボードver、
グランドピアノver、
バイオリンver
と全部違うのだけど。

次回のマンダラはバンドverか。
いや、チケットがとれるのか、
そもそも、何時公演なのか、
という問題もあるのだけど。
(歌会スピンオフの悪夢)
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