2014.5.3(土)~5.5(月・祝)は佐渡へ。
いつか行ってみたいと思っていた佐渡、昨年たけさんのオオミスミソウの写真に魅せられて、
今年は天気が良ければ絶対行く!と最優先で計画していた佐渡へ行ってきました。
土曜日の朝一の新幹線で新潟へ。新潟駅で降りるのも佐渡島も初めての私たち。
新潟港からカーフェリーで両津港を目指します。
新潟駅から港行きのバスの中で、ピッケル刺したデカザックの新潟大学ワンゲル部だという、
行き先が同じのカワイイ青年たちと一緒になった。
「2等船室の部屋は今日のような日だとすぐ一杯になるから早く行ったほうがいいですよ」
とアドバイスもらったので、ネット予約しておいたチケットを自動発券機で急いで発券し船に乗り込む。
搭乗口で既に言われたとおりの混雑だったけど場所キープできました、感謝☆
2等船室というのも初体験。座敷のようになっていて寝ころぶことができるんですね。
船が苦手で緊張していた私ですが、この日は波も穏やか、大きなフェリーは揺れることなく快適そのものでした。
横たわれるのはほんと楽チン。4時起きの体には嬉しい昼寝が出来る。
船内の売店ではお弁当とかお菓子とかビールも売ってて・・・ここはおとなしく佐渡バターラスクでお茶。
うとうとしながら約2時間半の船旅を終え、両津港到着。
途中から雲行きが・・・と思っていたら案の定晴れ予報のはずなのに曇り空&風があってちょっと寒い。
ドンデンライナー(予約制)の発車まで1時間弱あるので、2階の立ソバやさんで軽く昼食をとりバスに乗ります。
アオネバ登山口まで約15分、ドンデン山荘まではそこから更に30分程度走るとのことでした。
バスを降り車道を5分ほど歩くと「アオネバ登山口」
靴の底に付着したものをブラシで落とし、いざ出発。10歩も歩かないうちに大岩鏡の群生がお出迎えです。
オオイワカガミは通常のピンクのほかに白に近いもの、濃いピンクなものと3パターン程度あったようです。
このバス停で降りたのは4組程度、前を行く団体さんの歓喜の声が響きます。
大岩鏡の次はシラネアオイ。しかもあっちもこっちも、緑の中に紫色が揺れています。
量も大きさもすごい!さすが佐渡!自由な感じ・笑
登山道脇には所狭しとニリンソウ、タチツボスミレ、エンレイソウ、シラネアオイ、ヒトリシズカ、イワカガミ・・・
枯れかけのエゾエンゴサク、オオカメノキ
大きな葉っぱのスミレちゃんは誰?終わかけのキクザキイチゲ、などなど。
何度か徒渉を繰り返しながら緩く登っていく道は、自分でルールを決めないとお花の写真ばかり撮っていては進めません・・・
もうお腹いっぱい、と贅沢言うくらいシラネアオイだらけ。さすがシラネアオイ街道と呼ばれるだけのことはありますね。
いつもの淡い紫に加え、白っぽいのや濃い紫など、こちらも3パターンくらいの花を見ました。
スミレも距が濃い紫で葉っぱも大きいのがいてさてなんでしょ?日本海で咲くというスミレサイシン?
そしてユブを過ぎたあたりからようやくお目当てのミスミソウを発見したのですが、もう終わりかけの傷ついた感じ。
でもよく見ると葉っぱが三つ葉でカワイイのね。
カタクリと一緒に咲くオオミスミソウも元気がなく、しかもぽつりぽつりしか見つからない。
アマナもしおれてしまっていました。今年の春花はもう一気に咲いてしまったのでしょうか?ちょっと遅かったかな。
稜線手前で二つだけ元気のないザゼンソウを見ました。そういえばカタクリの葉に斑がないですね?
ずいぶんと時間をかけて「アオネバ十字路」到着。登山口が標高296m、ドンデン山荘は標高890m。
先ほどまでも上空で風の音がするなぁ、と思っていたのですが稜線に出たらいきなり強い風が吹きつけて凍える寒さ!
急いで上着を着込み、雪で埋もれた車道を右に左に山荘目指して進みます。
車道脇の土手、カタクリに混じってオオミスミソウが少し咲いていたけど、写真撮るより寒くて早く着きたい気分。
早送りのようなものすごい速さで雲が流れていく・・・時折叩きつける風で体がもっていかれそう。
周りは全部海なんだもんね、無理もないか。
寒い寒い!と大急ぎでドンデン山荘に入ってほっとしたのもつかの間・・・
この後、ひさびさの(毎度の?)アクシデント発生(^_^;)
計画していた3月で既に予約で一杯だったドンデン山荘。翌日の行程が長いから出来るだけ軽量化したくて、
貸しテントがあるとのことで貸しテント(¥3250)を予約した私たち。
モンベルの(9人用)大きなテントだとは知っていましたが、たまには広くていいね、と呑気にチェックインすると・・・
「実はこのテント、風に弱いんです・・・なので風が止むまで張れないのでスタンバイして待っていてください」
と言われ嫌な予感・・・「部屋でもいいけど空いてないですよね?」と確認すると「空いてません」
30分ほど待って小屋の方と外に出て3人で試みるも強風は止まない。
ジャンボテント、風に煽られて本当に張れない。グラウンドシート石で抑えたって置いたとたんに弾き返される。
それでもがんばって30分ほど格闘したでしょうか、かじかむ手でなんとかテントは立ったけど今度はフライが張れない。
(画像右・中央のグリーンのが貸しテント 風が収まってきた頃撮影)
寒い中、ずっと強風に吹かれてたのですっかり冷え切ってしまった私たち。
おなか空いたぁ、でもテントが張れなきゃ何もできないとロビーに戻って次の風止み待ちのスタンバイ。
こんなことならやっぱり自分のエアライズ持ってくるんだった・・・と思ったところで後のまつり。
これ以上待ってもテント張れないなら仕方ない、下界にタクシーで降りて民宿か何かに泊まり、
また明日朝、タクシーで上がって来るしかないかもね、タクシー代が大変だけど仕方ないね・・・
と覚悟を決め、とりあえず寒くてどうにもならない体を温めようと入浴させてもらうことにした。
(入浴料¥500)
お風呂の温かさは天国、やっと顔に赤みがさしてロビーに戻り、民宿に空きがあるか?電話しようとしたところ、
「あの・・・布団一枚程度の○×部屋でよろしければ泊まって頂いてもよいのですが・・・」
「えええーっ?雨風しのげればどこでも!いいんですか?ありがとうございます!」
山荘の方もさすがに可哀想に思ったのか?到着から2時間日没ギリギリでめでたく山荘(?)泊に変更となりました。
自炊も食堂脇でさせてもらえることになり至れり尽くせり。ご親切に感謝感謝です。
夜になってもやまない風、明日は金北山を目指す予定だけど天気が不安。
ワンゲル青年たちがロビーに集まっていたので一緒に明日の天気はどうかね~と雑談します。
今日も強風で尻立山行けなかったけど、明日も今日の天気だったら無理できないですね、
でもここまでフェリーとかお金かかってるから行きたいですよねぇ~(笑)
なんて話をしながら波乱の一日目が暮れていきました。
翌日へ続く・・・
■ドンデン山荘は山荘という名前ですが山小屋ではなく、ホテルに近い?ゆかたも有。
4人ベットの部屋に1人でも相部屋しないらしいです。
■今回のケースは特別だと思います。書くのをやめようかとも思ったのですが、
私たちと同じ失敗をされないように(しないですね・笑)という意味で記録残しました。
基本的に山小屋ではないので当日予約なしに泊まることは不可能です。
■携帯(docomo)アンテナ3本・普通に利用可
【行程】新宿5:34→大宮6:24 6:42(新幹線¥9,880)→新潟駅8:18 バス新潟駅(¥210)8:35→新潟港9:00
カーフェリー(¥2,520)9:25→両津港11:55 ドンデンライナーバス(¥700)12:40→アオネバ登山口BS12:55
アオネバ登山口13:10→アオネバ十字路15:00→ドンデン山荘15:45
(写真を撮りながらなのでかなり遅いです)
今年は新潟は雪が少ないくらいだったと聞いたけれど、
ドンデン山荘のテント場は私達が行った年は雪で
どこにあるか分からないくらいだったんですよ。
それに、アオネバからも激流が流れていたり、
大雨で結局全く歩けなかったんです。
白根葵ロードなんですね。
二輪草もだけど道の脇いっぱいに色んな花が咲いてて
やっぱり新潟は違いますね。
それにしても強風で大変でしたね。
あそこは風の通り道なのかしらね。
翌日はどこを歩いたのかしら?
楽しみです。レポはゆっくりでいいですからね~待ってます!
知っていれば・・・
ようこそ佐渡へ。。。
アオネバはシラネアオイが当たり前に見られます。
佐渡は花の種類もかなり多いのです。
雪割草(オオミスミソウ)佐渡はカラフルで株も大きく
花も大ぶりですが、少し遅かったようですね。
角田山 ・弥彦山は関東から楽に日帰り圏内。
来年3月20日~4月10日頃、是非おいでください。
ゴールデンなウィークは佐渡だったんですか。
いいなぁ。。。
ワタシもたけさんのレポ見て憧れてます。
それにしてもお花の種類がたくさんありますね。
これは進めないわぁ。
>今回のケースは特別だと思います。書くのをやめようかとも思ったのですが、
うんうん。
書いちゃうことで他の人も期待しちゃったり妬んだりされる
こともあるかもしれません。
ワタシも悩むことがあります。
ところでワタシお引っ越ししまして。
会社のひとに内緒なのにどこからか一部にバレてしまってるようで
さっさか逃げることにしました!笑
こんどは今までよりさらにひっそりブログですが
どうぞよろしくお願いします♪
すみません。。。
確か雨で大変だった、という記憶はあったのですが、
テン場が雪?!
当たり前ですが本当にちょっとの差で全然違ってしまうんですよね、
登山道も花の咲き具合も。
ドンピシャな時期に行けたたけさんが羨ましいですわ(笑)
ま、でもその他は結構な晴れ女だからいーじゃない♪矢車草さんは。
私なんて晴れてるほうが珍しいからね・・・
今回も晴れ予報だったのに、島に上陸したら「あれれ?あたしのせい?」なーんて思いましたよ(笑)
はい~続きも書きますのでお付き合いくださいませ。
はい、ジィ~ジ様のことを毎日考えていましたよ、新潟にいる間。
連絡しようかどうしようか・・・ちょっと悩んだのですが、初めて行くのにあつかましいな~なんて。
なので今回は初めての体験ということで色々お勉強させていただきました。
角田山、わたしも今度はこちらで雪割草見たいと思っていたので、
来年は雪割草リベンジで行きたいと思います!
その時期になったらジィ~ジ様のブログ、ちょいちょい覗いて旬な時期にいくぞ~(*^_^*)
あ、続きも書きますのでよかったらご覧くださいませ。
もしかしてジィ~ジ様エリアの近くまで行ったのかしら?
行ってみてよーーく解りました(笑)
テラスで生ビール!なんて全くできる状況ではありませんでした。
飛ばされそうだし手袋してても指先の感覚がヤバかったし。
くっきーさんもいい時期見計らって行ってね♪
個人的にはもう1週間~10日前?やはり4月下旬がいいのかな?って思いました。
ブログお引っ越し、知ってたよん。
5/6にはもうリンク張り替えたよ。
あ、でもRSSがまだだった、だから更新が解らないんだった。
これからも楽しませてもらうのでひっそりでも続けてね(*^_^*)
佐渡に行ってこられたんですね。
いつかいつかと思いつつ、いまだ果たせずにいますが
探さなくても当たり前のように姿を見せてくれるお花たち
山に登らなくても楽しめそうですよね。
天国だわ〜♪
続き楽しみにしてます。
行った方がいいよ、って言われてました。
スミレもオオミスミソウもシラネアオイもみんな魅力
的ですし、なにしろ花数が多いでしょ。想ってるばか
りでなかなか遠い佐渡ですが、実は今シーズンも計画
はしていたのですが…。
アクシデントもいろいろあったようですが、続報も楽
しみです。
さすが、はなねこさん。なるほど花の浮島。
良い表現ですね~。
探さなくても咲いてる、ホントにその言葉通りでした。
稜線の花はこれからなんでしょうけれど、
確かに山に登らなくても十分楽しめますね、
山に登らないほうが花に専念できるかもしれません・・・しみじみ・・・私の感想でした(^_^;)