寒風吹きすさぶ中、2000年7月以来の皆既月食を見ようと意気込んでいました。
(これまでにも皆既月食はあったけど、お天気に恵まれず)
ちなみに「月蝕」の方が、地球の影に蝕まれる月というイメージがぴったりで、普段はこちらを
使っているのですが、今回は一般的な「月食」を使ってみました。
愛機の口径100ミリ、中古ニュートン式反射望遠鏡。
クソ重い赤道儀を適当にセットして、観測開始。
デジカメは、普通の安いカメラです。本当は一眼レフとか欲しいんですけどね。。
適当にセットした割には、よく地軸と合っていました赤道儀。
さすがに天文歴28年のベテラン(自分で言うな
月食開始10分前くらいから、月の左側が薄暗くなってきました。
地球の影というのは、ゆでたまごを輪切りにしたような構造になっています。
白身の半影の、黄身に近い暗い部分に月が入った証拠です。
黄身の部分を「本影」といい、ここに月が入ると「月食」となります。
半影食を見て、一気にヒートアップしましたが、お天気は、生憎の薄曇り。
仕方がないので、強行撮影です。雲の薄いところを狙ってパチリ。
月食開始から、10分~15分間隔で撮影。
デジカメの電池をいかにして持たせるかがポイントでした。
欠け始め、21時45分。
地球の影に入る月。蝕まれてます。まさに「月蝕」。
素人の記念写真程度のつもりで撮ったので、写真の出来は勘弁してください。
あまり天体写真の経験が無いのです。。
途中で望遠鏡の向きを変えたりしたので、ちょっと月の向きもおかしくなってますが、
月食前半の部分食の様子です。
雲が多かったため、よく見えませんでしたが、欠けている部分もちゃんと薄赤黒く見えていました。
いよいよ皆既が近づいて来ました。
欠けている赤黒い部分に焦点を合わせて撮影(欠けていないところは白く飛んでしまいますが)。
この頃には、薄雲も去って、快晴の空で見る事ができました。
日頃の行いが良いからだな…フッ
皆既月食です。23時05分から、23時58分。
真ん中が、最も地球の影の深いところに入った皆既食の最大。23時32分撮影。
(ISO 800~1600、明るさ補正を最大にしたので、粒子が粗いです…)
皆既中の月の明るさは、月食ごとに大きく違います。
今回は、ダンジョンスケール3.5くらいかと。明るめの月食です。
今回は、地球の影の下の端を月が通過しました。月の下(南)には地球の大気で
屈折した波長の長い赤系統の光(もちろん日光)が多く入り込んでます。
皆既中の月が、真っ暗にならない理由です。
部分月蝕の欠けぎわが、なんとなくぼんやりしているのも地球大気のせいだそうです。
皆既はじめ(左写真)の月面右下が明るいことと、皆既終わり(下)の月面左下が明るいことに注意。
月が、大きな地球の影の下端を移動した証拠です。
皆既月食の終わりです。
端から輝き出す月面が、非常に美しいです。今まで暗かっただけに。
「嗚呼、祭りが終わっちまったんだな…」という気持ちと、ここまで無事に見られて
嬉しい気持ちとが入り混じった、複雑な気分です。
後は、地球の影から抜け出て行く月を、テンションだだ下がりな気持ちで撮影しました。
勿論、欠けている部分もちゃんと見えています、眼視では。
12月11日午前1時18分、月が地球の本影から抜けて、月食は幕となりました。
そうだなあ…とりあえず風邪をひかないように祈ろう(潜伏期間は一日)。。
趣味で身体を壊しちゃ、本末転倒ですから。
これで学術的価値のある写真が撮れれば最高なんだけどなー。
(これまでにも皆既月食はあったけど、お天気に恵まれず)
ちなみに「月蝕」の方が、地球の影に蝕まれる月というイメージがぴったりで、普段はこちらを
使っているのですが、今回は一般的な「月食」を使ってみました。
愛機の口径100ミリ、中古ニュートン式反射望遠鏡。
クソ重い赤道儀を適当にセットして、観測開始。
デジカメは、普通の安いカメラです。本当は一眼レフとか欲しいんですけどね。。
適当にセットした割には、よく地軸と合っていました赤道儀。
さすがに天文歴28年のベテラン(自分で言うな
月食開始10分前くらいから、月の左側が薄暗くなってきました。
地球の影というのは、ゆでたまごを輪切りにしたような構造になっています。
白身の半影の、黄身に近い暗い部分に月が入った証拠です。
黄身の部分を「本影」といい、ここに月が入ると「月食」となります。
半影食を見て、一気にヒートアップしましたが、お天気は、生憎の薄曇り。
仕方がないので、強行撮影です。雲の薄いところを狙ってパチリ。
月食開始から、10分~15分間隔で撮影。
デジカメの電池をいかにして持たせるかがポイントでした。
欠け始め、21時45分。
地球の影に入る月。蝕まれてます。まさに「月蝕」。
素人の記念写真程度のつもりで撮ったので、写真の出来は勘弁してください。
あまり天体写真の経験が無いのです。。
途中で望遠鏡の向きを変えたりしたので、ちょっと月の向きもおかしくなってますが、
月食前半の部分食の様子です。
雲が多かったため、よく見えませんでしたが、欠けている部分もちゃんと薄赤黒く見えていました。
いよいよ皆既が近づいて来ました。
欠けている赤黒い部分に焦点を合わせて撮影(欠けていないところは白く飛んでしまいますが)。
この頃には、薄雲も去って、快晴の空で見る事ができました。
日頃の行いが良いからだな…フッ
皆既月食です。23時05分から、23時58分。
真ん中が、最も地球の影の深いところに入った皆既食の最大。23時32分撮影。
(ISO 800~1600、明るさ補正を最大にしたので、粒子が粗いです…)
皆既中の月の明るさは、月食ごとに大きく違います。
今回は、ダンジョンスケール3.5くらいかと。明るめの月食です。
今回は、地球の影の下の端を月が通過しました。月の下(南)には地球の大気で
屈折した波長の長い赤系統の光(もちろん日光)が多く入り込んでます。
皆既中の月が、真っ暗にならない理由です。
部分月蝕の欠けぎわが、なんとなくぼんやりしているのも地球大気のせいだそうです。
皆既はじめ(左写真)の月面右下が明るいことと、皆既終わり(下)の月面左下が明るいことに注意。
月が、大きな地球の影の下端を移動した証拠です。
皆既月食の終わりです。
端から輝き出す月面が、非常に美しいです。今まで暗かっただけに。
「嗚呼、祭りが終わっちまったんだな…」という気持ちと、ここまで無事に見られて
嬉しい気持ちとが入り混じった、複雑な気分です。
後は、地球の影から抜け出て行く月を、テンションだだ下がりな気持ちで撮影しました。
勿論、欠けている部分もちゃんと見えています、眼視では。
12月11日午前1時18分、月が地球の本影から抜けて、月食は幕となりました。
そうだなあ…とりあえず風邪をひかないように祈ろう(潜伏期間は一日)。。
趣味で身体を壊しちゃ、本末転倒ですから。
これで学術的価値のある写真が撮れれば最高なんだけどなー。
ニュートン式って見え方が優しくて好きです。
近所にいた従兄弟がいいのを持っていて、ミラーの質が値段の決めてだとか言ってたような…
今彼はシュミット式のカメラ付きで良く撮影してるようです、42歳です。
載せている写真綺麗だと思います。(特に下から四段目がカッコイイ!)
ここまでいいのを撮影できれば最高ですよ~。
私の光はあなたの放つ光……byお月様。
ニュートン反射って、あんまり流行らないみたいですけどね。。でも凄くよく見えますよ。木星なんか縞模様が何本も見えますし。
シュミット式にもいろいろありますが、けっこう高価です。さすが42歳。天文オジサンは私だけではなかった(え
下から四段目というと、皆既が終わったときの写真でしょうか。私も自分で写しておきながらお気に入りです。とくに左のカット。