五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

『12歳。』 第9話 とか (かすかにおとなむけ?)

2016年06月03日 | 漫画・アニメ
第9話は喧嘩回。
といってもカップルが、ではなく綾瀬さんと蒼井さんの。
その前に素朴な疑問ですが、なんで高尾クンはランドセルじゃないんだろう。怒られないのかな。。

というのはまあ良いとして。
勉強もできてピアノも上手い蒼井さんに、ちょっぴり嫉妬しちゃう綾瀬さん。

綾瀬さん:
  「唯ちゃん見てると、心の奥がモヤモヤってなるの。このあたりが…」

どれどれ? バスト・タッチする高尾クンだったら笑えたのですが、そういう作品じゃないですから!!
綾瀬さんの気持ちが手にとるようにわかる高尾くん、大人です。こんな小学生いねぇよ。

土手でつまづいて足首を捻挫し、体育を休む綾瀬さんに、

男子たち:
  「綾瀬ぇ~捻挫なんて嘘だろ~」
  「生理なんだろ、生理~♪」
  「セ~リ~セ~リ~石川セ~リ~(大意)」

蒼井さん:
  「ちがうよ!花日はまだなってないからーーー!!」

いつもお節介な蒼井さん、綾瀬さんを守ろうとしてつい叫んじゃいました。
な、なにも高尾の前で言わなくてもいいじゃない~って怒る綾瀬さんも、無理はないですが。。
気まずくなった綾瀬さんと蒼井さんは喧嘩状態に突入。

気まずい二人の雰囲気を、敏感に察知する桧山くん。
好きな女が元気ないのが気にならないのかよ!と、冷静に見ている高尾くんに訴えてみた。
「俺は桧山さえいればいいんだ…」「…ッ!!///」という展開にはならないんだなこれが(当たり前です

ここでの、男ふたりのやり取りが好きです。
熱血な桧山くんに、冷静な高尾くん。タイプは違うけど、お互い認め合っているところが格好いい。

結局、蒼井さんが不良少女に絡まれているところで颯爽と助けに入る綾瀬さんが出た時点で、二人の喧嘩は終わり。
蒼井さんがピアノ教室を辞めた原因が、中学受験のためではなく不良少女にいじめられたことでしたとさ。。
不良少女が、良いスパイスになっていますね。絵に描いたような悪い子たち。あ、絵か。
現実にも(男にも)、こういういじめってあるよなーと頷きながら見てしまいました。
「綾瀬!」のひと声で不良少女を一蹴する高尾くん、おいしすぎます。

喧嘩してはじめて、相手の良いところが思い出されてくる…という微妙な心は、多感な時期にはありがちなこと。
ある程度ひねくれてくると、本当に簡単に絶交になっちゃうから気をつけないと。

彼氏ふたりの格好いいやり取りを描きつつ、彼女ふたりの和解を描いたところが良かったです。
まあ、ベタなのかもしれないけど、かえってそれが新鮮だったりもするところで以下次回。

「花日はまだなんだからーー!」
高尾クン(\(^o^)/ヤッターー!!)じゃなくてホント良かった(ねえよ