五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

霞はじめてたなびく

2015年02月25日 | 第2章 五感と体感
2015年の六分の一が過ぎようとしています。
今朝は、一層芽生えの匂いと花の匂いが空気に混じり、もわっとした重さを感じます。湿度の高さは空気の重さに比例することがよくわかります。

暦を捲るとこの時期の節気は、「雨水」・・・「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」です。そして72候となるとツチショウウルオイオコル・・・「土が湿り気を含みだす時期」
そして、本日あたりは「霞始たなびく」(カスミハジメテタナビク)

ほんとうに節気通りだなぁ~~、朝早くから節気の本を読みふけておりました。

暖房を入れても直ぐにもわっと暑くなる今日この頃。日本の気候の中で季節を巡り和紙を扱い、裏打ちしたものをいつ剥がして次の作業に進めるかをついつい考え過ぎてしまう時期でもあります。
三寒四温の時期をやり過ごして、多少安定する時期まで待つことも技術の一つのようです。この兼ね合いにいつも悩みます。

「霞み始めてたなびく」

確かに今朝は、もやっとしたどんよりとした見通しの悪そうな感じです。

身体も「春眠暁を覚えず」でありましょう。

空気の冷たさに身体が慣れているので、急に温んでくると気温の差に身体が付いて行かず、いつまでも寝ていたくなります。
季節の変化と体調の様子は関係が深いのです。
自分の身体に無理をせず、気候に委ねて馴染んでゆくことがこの時期は体調管理のコツでもありそうです。

表装にしても身体にしても四季の変化に馴染もうとする習性を無理やり身体や和紙に押し付けることはできません。

移ろいゆく季節をゆるりと体感できるぐらいの程好さをこの時期は意識したほうが良さそうですね。

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