五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

優先させるもの

2011年05月04日 | 第2章 五感と体感
「平等」という言葉に囚われ過ぎ、世の中が不平等で成り立っていることを忘れがちではなかろうか?

生業、考え方、年齢、性別によって、人はいろいろな条件を持ちながら、それぞれの生活をしています。

革命によって民主主義を勝ち取ったほかの国々とは違い、日本は大政奉還~明治維新によって今日の民主主義が形成されてきました。

内から湧き出るエネルギーというよりも、箱をすり替えることによって、今日まで至ってきたようにも思います。

そのような歴史を繰り返している日本は、優先させるものが人間の本質をついていないように思うのです。

自由・平等・友愛を最優先にし、「人」を主体としてきた他の先進国とは何かが違うのは、日本にはそういった最優先する考え方が乏しいからでないかと考えています。

つまり、「和を以て尊し」

尊いものが和であるとしたら、その「和」とは、何なんだろう?

そんなことが、この一カ月、私のつらつら思い巡らす思索の対象になっています。

実態の無い「世間様」を思いばかるあまり、「人」がどうあるべきか、敏速な行動が必要な時、「何を最優先にするか」を決定づけるための日頃の哲学的思索がが欠けていることを私を含めて反省しなくてはならないのかもしれません。

尊さを重んじるあまり、和の外側に大切なものを追いやってしまっているようなこともあるように感じます。

何を最優先にするか?

いくつものことを同時にすることはできません。すべての人を同時に同じ幸福感を与えることは不可能です。

最優先にすべきことが「箱」や「形式」ではないことだけは確かなようです。

私がどう生きたいか?
私がどう生活したいか?
私は今、何を求めているのか?
そして、私はどう死を迎えたいか?
これらの思索をしながら、主張していくことが形式では無い本質へと焦点付けされていくように思います。

私が最優先すべきもの。

たぶん、これも人それぞれなはずです。

でも、その背景にある思いは自分の幸福感に必ず繋がっているものではないでしょうか・・・

人それぞれの幸福感が平等に訪れることを目的とすると、きっと形式や箱から解放されていくかもしれないし、その目的を実現するために自ずから行政も動いていくはずです。

もっとも優先すべきもの。。。

それは、私自身の幸福感であろうかと・・・

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