しみじみ思う師匠の言葉

昨日は関東地方に台風が上陸したために
直撃を免れた地域もそうとうのダメージを
被ったようだ。うちの近くの川も今朝チェック
したら、普段は水がこないところまできていた
ようで、川べりの草は泥だらけ。
昨日一日でそうとう降ったようです。
そんな台風の中、昨日は取材のお仕事でしたが、
数社競合の取材で、カメラマンも私以外に
2人が来ていましたが、そのうち一人が女性。
私が見た感じだと30歳前後でしょうか。

さて、狭い場所に3人もカメラマンがいると
ものすごーくたいへんですが、この手の仕事には
余計なものは持ち込まない！
が鉄則です。
さらに台風がきてるわけですから
絞れるだけ絞らんとあきまへん。
かといってクオリティが落ちてもいけましぇん。
が、、、
私自身はこの類の仕事も多く、競合が
どのような機材でどのような動きをする
かもわかっているので、よそ見をする
余裕もあります。そうなると相手のカメラ・
レンズ・ストロボはおろか設定までも
眼に入ってきます。
私の場合、競合取材では、コンセントを必要
とするストロボはまず使いませんが一人は
使っていました。
(※コードが邪魔になり、いくら光質が良くと
もライティングを制限することになったり、
他人が足で引っ掛けたりするから危険なのです）

そして女性カメラマンはというと、荷物も
一番多くて設定もミスっているので、どんな
上がりか想像がつきます。

それと同様の問題が、今関わってる仕事でも
あるんですけど、同じサイトで画像を
提供するカメラマンが設定でミスっていて
頭痛いのでありまする。
以前、自分のホームページでも書いたり
講座でもカメラマンに注意している。
色空間の選択です。
(これは撮影の段階でやる方法と後処理で
やる方法がありまする）
ただ、、、何でどう撮影しようが、
ウェブの場合はsRGBにする必要があります。
これをAdobeRGBで納品するとどうなるか？
だれも変換などしてくれないから
左側のようになる↓

これはカメラマンの責任である。
用途がわかってないのか、それとも
もっと初歩的なミスなのか、、、、
私の結論としては、たんなる経験不足・
カメラマンとしての知識不足のような
気がする。
これらの問題は、どこかのスタジオなり
個人なりについて数年勉強すればクリアできる
筈なんですけどね。
しかし最近は、どこにも所属せず、いきなり
カメラマンとして世に出るのだとか。
いったい何を急いでいるんだろうか？？？

私自身、師匠に3年ついていたこともあり
そこでの経験が今も役立っている。
（これは、はっきり言いきれる)
そしてその師匠が32年前に私たち(私の
上にもう一人いました)に、ある日の仕事終了後
言ったことがある。

「どのレベルでフリーになるか？」
手を出して
「このレベル(上)でなるのと
このレベル(下)でなるのとは大違い」


確かにその通りだ。

と、今になって(32年も経って)
思うんでありまする～～～～m(_)m