筋反応速度に違いは出る。

2015年11月09日 | 身体のこと
西に向かう途中の新幹線車中から

空は雲の隙間から青空が見え隠れしています。もうすぐ関ヶ原ですが、この辺りは紅葉の様子です。
山々は山頂が赤くなっています。日本は四季があり、同じ風景でも見える景色が毎月違うのが新幹線で移動の時に
感じますね。まだまだ見ぬ日本全県の姿をいつか旅して見てみたいものですね。・・・いつかします。その時は宜しく



昨日は我々空手流派の第十二回虎風館空手道競技大会を開催し、私の道場生も日頃の稽古してきた組手・型を各クラス別で競い合いました。
教え子の中学男子組手では優勝をし、団体の型の演武も披露し充実した日となったのは怪我もなく良かったと思います。







さて、今回は筋肉の反応速度についてですが、我々大人の場合は上に紹介した成長期の子供達とは違い筋反応は劣ってはきますが、
日々の鍛錬で筋反応はそれほど退化しないのです。

そこで大切なことは動作に対しての力を抜く事です。

え~と思われるでしょう。

これがポイントですです。

私が稽古で少年・少女のクラスでは「上達するコツは力を抜く事」と指導者として繰り返し言葉と動作を行う中で覚えさせて行きます。
私も勉強になるのが、幼稚園児か1・2年生のクラスです。
本当に指導者が学ぶ一面が次々と飛び出します。ヒヤリとする行動ですが、こんなに筋肉動作の力が抜けて怖がらず行える事は
私自身20年程程稽古を指導する中での発見することばかり。

しかし、一般(大人)の部ではそうは行かないのです。

力の抜き方が全く出来ないのです。(子供の頃空手を行っていた場合は理解は早いですね。)
子供達が2~3ヶ月で覚える型や突きや蹴りは大人の場合はその2~3倍は最低必要です。
無駄な力が入り過ぎですね。

空手の場合は左右の動作を同じ様に使う様に(私自身は指導しています)することが、型や基本動作(立ち方・受け・攻撃)にあります。
何時でも何処でも出来る様に型はあります。
日々の稽古は嘘はつかないのです。私も子供達と稽古の時は同じ様に動きます。

私自身は20年前と動きは同じ様に出来、道場生の前も動ける師範として半世紀を過ぎました。(笑)
名古屋での股関節症の方々と一緒に勉強会している「歩く会」でも私がやって見せる事が出来ないと行けないので、
細かい動きや柔軟性はキープする様に鍛錬しているつもりです。


歩く会の様子です。


ここからは股関節症の方々へ話しを移します。


さて、ここで大切なことですが、股関節症の方々が必要な事はまず下記の事項です。
筋肉を正常にする。

毎日の練習。(稽古)

一度、痛みを覚えた状態を筋肉をほぐして弾性を戻す。

常に鏡やガラスで自分の姿勢をチェックし修正意識。

今までの歩行姿勢や動作はクリアに出来ないので、新しい歩行姿勢と動作を覚えさせていきます。
(自然と力が抜けての感覚で出来る事が大切です。)

筋肉の反応はテーマであげた様に違いは違いますが、それは運動神経野の発達が幼少期・少年期と壮年期では
違うのです。壮年期は焦らずに。

上記の空手道の子供達は意識はしてはいますが、見て・聞いてからの真似することは無意識に吸収しています。


上記のまとめとは難しいですが、最初は意識して力が入っても良いので、抜いた感覚を少しずつ筋感覚的に覚えさせるようになるのかは
各自のテーマとなります。

ひょっとして寝ている時や座っている時も無駄に力が入っているかも?知れないのでそこも訓練です。稽古です・


と言うことですが、
歩く会のノルディックの様子です。







秋を感じています。


では、明後日まで大阪で過ごします。


今月末は博多です。


では、日々の今を頑張りましょう。


股関節症の皆さまはほぐして下さい