浅草寺の裏、言問通りを越すと旧い店や小路が連なる一角がある。落語でいう吉原は「観音様の裏手」というからこの辺りだったのだろう。廓話では遊ぶ金を使い果たした、もしくは厚かましくも金を元々持たず遊びに来た客の取立てに「付け馬」が付いて回るのだが「オジキは自身も随分遊んだ人で話せば快く金は出してくれる、でも朝からそんな話をするのもみっともないからさ、少し待とう」などと客が巧みに付け馬を大門の外に連れ出し飯屋で時間を潰し、次に「花やしき」を連れまわした後まんまと巻いて逃げる話があるが、そんなときそんな輩が使ったかと想像逞しくさせるような風情の小料理屋が点在していたりする。
この店はそんな一角「気合だ!」のアニマル浜口ジムのすぐ傍にある。
旧さといかにも昔の洋食屋修行をきっちりした主人がやっていそうな雰囲気を外観からも感じさせる。主人は60代後半か、恰幅よくて目元だけどことなく先代の鴈治郎に似ている。厨房は若い人に任せ店内で奥さんと共に接客をしている。
ここのオムライスは正統チキンライスに店自慢のデミグラスソースを掛けたもの。
チキンライスもソースもさすがの年期をかんじさせる見事な仕上がりだ。
でもこのような愛すべき昔ながらの洋食屋も段々数が減っていくのかと思うと寂しくなる。
この店はそんな一角「気合だ!」のアニマル浜口ジムのすぐ傍にある。
旧さといかにも昔の洋食屋修行をきっちりした主人がやっていそうな雰囲気を外観からも感じさせる。主人は60代後半か、恰幅よくて目元だけどことなく先代の鴈治郎に似ている。厨房は若い人に任せ店内で奥さんと共に接客をしている。
ここのオムライスは正統チキンライスに店自慢のデミグラスソースを掛けたもの。
チキンライスもソースもさすがの年期をかんじさせる見事な仕上がりだ。
でもこのような愛すべき昔ながらの洋食屋も段々数が減っていくのかと思うと寂しくなる。
あのお二人がご主人と奥さんなのですねー。親切にしていただきましたわー。