Cozy小路

B級グルメとB級生活を愉しむB級ビジネスパーソンの日常

築地場内 高橋 で桜鱒を食す

2013-03-23 16:19:11 | 市場飯

築地場内で朝飯を食べた。9時10分に場外駐車場に留め久しぶりに場内に入ると案の定、凄い一般客の数。「大和」を始め寿司店は何処も数十メーターの列。「高橋」にもある程度の行列を覚悟して店前に辿り着くと一軒間口に4人横に並んでいる列が4列。入り口には並び方が書いてあるので私も指示通りに並ぶ。

後列の左に立っていて店から客が出てくれば前列の右端に進むという具合。前回いつ来たか考える~ 10年前か?~

J社時代築地にくるのは仕事がらみで大概外人と一緒で仲卸会社の鮪かウニの担当を訪ねてその後場内で平日に昼飯を食べるパターンだった。

従って入るのはほぼ寿司屋に決まっていて「寿司文」にする事が多かった。当時の平日もすっと入れる事は余り無かったが4~5人待ちで入っていた。外人がこれは何だと私に必ず訊くからネタに出てくる魚の英語名は説明できるよう覚えていた。

高橋は煮魚、焼き魚なので独りでくるか日本人同僚ときていた。その頃も既に若い連中は小遣いに不自由していたから安直な穴子丼で済ませる羽目になったが皆旨い旨い!と言って食べていた。

とこんな事を思い出しながら待つ間、今日は花粉が少ないらしい~余りムズムズしないで助かるな~と思いつつ何にするか考える。板紙に「スーパー穴子丼」と書いてある。穴子の2段載せ? これは下品と外す事にする。

別の板紙に桜鱒の塩焼きと赤メバルの煮付けが季節のおすすめと書いてある。両方ともそそられたが桜鱒の方が希少性が高い気がして決めて約30分待って店内に入る。ほぼ同時に入店した若い人は鰤釜を頼んだが30分程度掛かりますと言われ、桜鱒は「下にしますか、身にしますか」と聞かれたので「身」を頼むと15分位掛かりますと言われる。カウンターだけだが数えると9席で、「これは回転遅いわ。」と本人得心して喜ぶ。

予想に反し穴子を頼んでいる客はいなかった。常連と思しき70歳位の方に花鯛の塩焼きが運ばれてきたが見るから良く火が通っていて旨そうである。関心を持って見ていると彼はビールを頼み、旨そうに一口飲んだ後で身をほぐし綺麗に骨を外して二つに折って食べ終えた。お見事。

場内の店はどこも一軒間口で鰻の寝床、主人は奥でずっと包丁研ぎに専念。若主人が焼きも煮方もやっていて、出来ると「桜鱒焼き上がりました!」と元気に言ってくれたのが嬉しいが店の狭さと声の勢いの良さが少々ちぐはぐで、もう少し小さな声のほうがよろしいんじゃないと思いつつ出て参りました。2800円の価値ありましたね。ビールは飲みませんがあっさりとした脂の乗りに大満足。

今回築地に来た主目的は出しジャコを求める事。母は私が幼い頃からジャコ(煮干し)を500グラムか1キロを油紙袋で買っていた。大阪時代は鶴橋の市場で、東京に来てからは築地場外で求めて帰りこの20年位、まずジャコの頭を除き、次に二つに裂いて更に黒い腹を取り除いてから酒をまわし掛けレンジの弱に数回掛けてカリッと乾燥させたものをずっと毎日食べさせてくれた。母が最後の入院をしていた昨年始め頃、「おジャコ食べたい」というので同じように作って食べさせた。

1年以上あれを食べていない、渇望感が徐々に強まってきて今日買いにきた次第である。従って満足した食事を終えると私は場外のいつもの店に行き、なじみの主人に「この前の昆布の発送世話になったね、ジャコやっぱり食べたくなったから来ちゃったよ。少しで悪いけど包んでくれる」

500グラム、極上品を選んで買って帰りました。

 

 

 

 

 

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うどんも口開け 築地虎杖 穴子天ぷらカレーうどん

2007-04-28 22:06:45 | 市場飯
以前にも書いたことだが、近所の乾物屋では関東の青い煮干ししか手に入らない。頭を取り、二枚に開いて酒を振りレンジでチンしてポリポリ食べるという相当変わった我が家の食し方では瀬戸内ものの白い出汁じゃこの方がずっと口当たりがいい。
九州か広島のじゃこを求めて今日は築地へ。
連休の走りで空いているかと思ったのだが結構な人出。市場通りから一番遠い、かちどき橋に一番近い通りの寿という乾物屋を訪ねたら広島産と香川産のいい出汁じゃこを置いていた。主人は「九十九里産の白っていうのが有ってこれが一番なのさ。でももう最近は殆ど出回らない。俺はプロに教えているプロだから本当だよ」客あしらいもとっても上手い親父さんだ。
結局広島の標準品と一艘買いしたという上物とを五百グラムずつ買うことにした。こんなに買っても味噌汁の出汁取る訳じゃないから使い切れる訳がないと直ぐに衝動買いを反省する。「冷凍しろったって冷蔵庫の冷凍室はいつも満杯だし、温度切り替え室のビールをだして冷凍設定にして入れるしかないか。」
天気がいいとよけいな物まで買ってしまう。大定の卵焼きのハーフを二本。剣先イカのいいのが有ったので一杯。畳鰯まで買ってしまった。
十一時半に少し前、寿司屋と思ったがどこも長蛇の列、この五年で築地場外の寿司屋はどれだけ増えた事か、寿司清なんてのが場外では目立つ存在だったけどここのところ喜代村とかすし鮮とかチェーン店が一杯出来て今や陰が薄い。でもどこも満員。
寿司屋の列に恐れをなして前回は鳥重に敵前逃亡、今回も結局は「虎杖」に宗旨替えした。
虎杖に着いたのは十一時半少し前。数分店の前で待つ。
前回は小エビの天ぷらカレーうどんだったから今回は「穴子天ぷらカレーうどん」を頂くことに、因みに母は大阪の人ですから「きつねうどん・・・由緒ただしくは? けつねうろん」
うどんが前回より上手い。艶のあるうどんはカレーをまとっても透明感すら感じさせ噛み応えも柔らかい中にしっかりして最高。穴子天ぷらは四個で口開けだけに軽い揚げ上がり。
母のキツネうどんを少し横取りしたが、これが旨い。嫌みのないしっかりした出汁。この出汁にカレー溶いているのかと改めて評価。私が横取りしたきつねうどんの汁が少し残ったのだが、母がなんと残りを再び飲みきってしまった。余程旨かったと見える。「こんな美味しいうどん久しぶり」と云ってくれた。

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ビーフカツ 大松 大田市場

2007-04-02 21:26:42 | 市場飯
大田市場ではまだまだよそ者で有るからして、女将と親しくなる所まで行かないが、面白い人である。
「去年は地震があって大風が吹いて大変だったわね。 将門の首塚で御神輿を作ったからさ、将門が喜んじゃったせいなんだから!あの人の執念は強いからね!」そーなんですか。さもありなんと思わんでも無いな~話聞いてると。
神田祭のはっぴを着込んだ女将とレジで少しだけ会話。「女は只なの!、男は5千円!でもこれでみんなつい店だから男士だって安いわよね~」他の客との会話を聞いていても神田祭の話になると止まりませんこの人は。
地震は確かにあったけど、大風有ったっけ?甚だ少食の記憶は心許ない。でも将門の執念、話としてはいいですね。何しろ首が空中を飛んできて大手町の処で休憩したんだから。
今回注文したのはビーフカツ、東京ではなかなかビーフカツという食いもんにはあたりませんからね。軽く上がっていて適当に肉の厚みもあり結構でした。
女将、時間が無くて聞けなかったけど、聞きたかったのは、中に飾ってある写真。右の女将はいいとしてま~真ん中の老紳士も取り敢えずよろしい。でも左の相当背の高そうな美形は誰!目鼻立ちが似ているような気はしますが。お嬢にしてはこの店でも、姉妹店の市場内の富士軒でもついぞ見かけませんな~
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比内重 鳥藤 築地場外

2007-02-10 18:23:33 | 市場飯
久しぶりに土曜日に築地場外で買い物。煮干と昆布はスーパーでは期待する品質のものが手に入らない。もっともこの2品目は今までは大阪の鶴橋市場で仕入れていたので、大阪と東京で消費者指向が異なるので築地でも同じものが手に入るわけでない。煮干は大阪では出し雑魚と言っているが生育環境によるらしく関東の煮干しは大体が堅過ぎる。今回も九十九里の煮干を購入したがやはり堅い。
堅いと何故困るかというと、我が家では煮干は出しを取るためではなく、頭とワタを取って半身に裂いて酒を振りレンジでチンしてそのままボリボリ食べるから。
とにかく買い物を済ませて遅めの昼食にすることにしたが。寿司屋の類はどこも長蛇の列、私の昔からの顧客の事務所のある山一漁業ビル2階の浜茂寿司なんて処は以前は閑古鳥の鳴いていたのに他店同様2階に上がる階段には蟻の如くびっしりの列。
市場通りに面した門跡通りに限らず、築地場外は横筋まで青果店等をたたんで寿司屋に化ける「寿司バブル」の真っ最中。もう手がつけられない。
なんだか悲しくなってしまう。という訳で今回も寿司屋は敬遠。
鶏肉卸の鳥藤の息子がやっている『鳥藤』へ。親子丼にしようか迷ったが一番高い、比内重1300円を注文。他の定食もそうだが丁寧な炭焼きの仕事と鮮度のいい肉を使っており右半分に敷いてあるソボロがアクセントになっていて満足した。従業員の対応も横柄さが無く気持ちいい。
この「築地寿司バブル」豊洲移転まで続くと思わないし続いて欲しくない。
個人的好みを言わせてもらえばイタ飯かスペイン飯の店が数軒できると良いなあ。

このように外食店が市場で増えている現象は市場機能そのものの衰退を意味していますね。
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海鮮バラチラシ 味彩 大田市場 三井アーバンホテル11F

2006-12-08 19:21:08 | 市場飯
12月8日は開戦記念日。今日はこれしかないでしょう。
どこにしようかと迷いましたが市場内の三井アーバンホテル内レストランへ。
このホテルは羽田空港利用客の為に無料バスを運行しており某航空会社クルーの定宿とのことです。
11階なのでバーカウンター側からは天王洲や都心が、反対側は羽田空港方面で沖どめになっている飛行機がみえます。空港までの間が殺風景ですが夜だと結構いいかもしれません。
この海鮮バラちらしは人気メニューで遅めに行くとありつけません。特に目を驚かすような特徴は無いですが少し甘めの酢飯にカニ、マグロ始め盛りだくさん。もう一品おかずがついて1400円はお得。
某航空会社はどこなのか?ネットの書き込みにあるだけなので分かりませんが宮崎か北海道の航空会社だろうと見当は付きます。でもクルーは夜は出歩くところが無くて可哀そう。朝の市場の競りに参加するわけに行かないですしね。

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東坡肉 一品堂 大田市場

2006-11-14 21:15:11 | 市場飯
今日の昼は混雑時を避けるためにDelay Setして12時20分に事務所を出て大田市場までユサユサと歩いて走って。
この中華屋の場所は大田市場関連棟の北側入り口から一番近い。初回に食べたのがこのトンポーロウ。コッテリして甘辛のメリハリが効いていて気に入ってしまった。但し毎日有るわけではないようで前回はハチノス料理とあいなりそれはそれでB級ランチとしては合格点だった。今日は当初他の店を予定していたのだが本日のランチにトンポーロウを発見して予定変更。
やはり肉体労働者の昼飯にはこの手が最高。店の中国人のおばちゃんも顔覚えてくれたようで「すごい汗!」とウエットティッシュくれたし。
Delay Setのお陰で時間に余裕を持って歩いて帰れました。
大田市場ランチコースだと5000歩稼げます。お陰で今日も一日一万歩クリア。
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ゆたか鮨 お任せにぎり+αは小鰭 大田市場

2006-11-01 20:09:54 | 市場飯
デンパサールに赴任している友人が定例Physical Check Upで帰国していて昼前に携帯に電話をくれた。事務所に来るというので、じゃあ大田市場に行って鮨を食おうと駅で待ち伏せ。タクシーに乗って関連棟の「ゆたか鮨」へ。
彼はバリウムを飲んだので水分補給しなきゃと私もご相伴ランチビール!
彼は随分スマートになったが眉が白くなった。食べた鮨は白眉だったか?・・そう築地の鮨文や大和にそんなに遜色無いレベルと云えるかな。築地と違って一般客の行列がないのでゆっくり話が出来た。

お任せは3500円、中トロも大トロも出してくれて、炙り太刀魚もついて充分満足な貫数、しかしお互い大食いなのは分かっているし、彼は南洋勤務で小ハダなんて粋な魚は食っていないだろうと追加で注文。「もっと食うか?」と聞いたが「いやー食べ出すと止まらなくなるから」とお互い年齢を考え節度を持って打ち止め。
話は止めどなくあるのだが取り敢えずはお互いの親の健康状態の確認。そして残りの会社人生の進路。ずっと話していたかったが生憎私の仕事は月初めがピークなので早々に切り上げた。
彼はバリウム検査後の下剤が効いてきて「タクシー乗ってる間に漏らしそう!」というので市場内のホテルロビーに急行!
その後タクシーで流通センターに戻り、更に暫し歓談。
彼も来年早々には東京に戻ってくるだろう。来年は彼と是非神田グルメを!
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一品堂 豚のハチノスの炒め 大田市場

2006-10-31 22:15:34 | 市場飯
最近ようやく復活定着してきた、ランチWALK&RUN。
軽やかにとは行かぬが信号で止まることもなく大田市場の西門までまっしぐら。最初は怪訝そうに睨んでいるように見受けた守衛も顔を覚えてくれたか今日はニッコリ。明日からは挨拶してみるか。
尤も市場は出る際にタマネギの箱を小脇にでも抱えていない限り誰でも出入り自由。怪しげな風体で市場の中は小走りに歩くのだが市場なんて怪しげな輩が一杯。彼らも普段は弁当で済ませているのだろうが、その分市場の関連棟で飯を食うのは大いなる愉しみだろう。朝の早い彼らにとって昼飯時まで頑張れば午後は伝票整理くらいしかのこっていないだろうから結構ゆったりしている。今日は中華に入ったが注文はテンでバラバラ。この店もメニューは豊富、厨房の鍋振りは二人で下準備と片づけが各一人。
全員中国人と思われるが、片づけの一人は喋らないのでもしかしたら彼だけは唯一の日本人かも知れん。接客のOwner始めホールは全て中国人。
市場の食堂だから高級料理はないが、前回の東ポーロウは滅法旨いと思った。今回はメニューになかったので数秒考えて豚のハチノスの炒め物800円にした。しかし待たされる!。結局20分待たされた。でも本日の一品も前回同様、脂コクって、こってりしているがたっぷり野菜が食べられて、内臓肉の臭みはなし。満足したのだが時間が無い!。
往路18分掛けて行くんですから20分待たされたら食う時間が有りませんがな。復路はおなか満タンで走るわけにはいかないから24分掛かるのだし。
でもホールのOwnerと手伝いの違法滞在っぽい女の子達と友達になるといいこと有りそうな予感。
大田市場巡りはまだまだ続く・・・
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富士丼 富士軒 大田市場

2006-10-27 19:55:17 | 市場飯
今日は富士軒の富士丼。これこそ大田市場の一番メニューか?
築地に比べれば店の数は僅か。でもまだまだ市場の中の店を一なめするのには時間が掛かります。
先日の三花丼はイクラ、ウニ、マグロ+1の超強力メニューですがこちらは先の三種に加え、ホタテ、烏賊、タコ、鰺、ハマチ等々豪華絢爛、しかも三花丼より100円安!の1900円。 一番メニュー候補として資格充分。
+1トッピングは本日は宮城産の牡蠣。その牡蠣の下に烏賊素麺がぎっしり。
ご飯の量は普通だが具材の量が多いので飯が不足気味。掛け汁はあっさりめであっと云う間の完食!
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富士軒 三花丼 大田市場

2006-10-20 18:49:52 | 市場飯
穴子天丼の大松と姉妹店。大松は事務棟にあり、富士軒は市場の水産棟の隣、三洋食堂等と同じく関連棟の中にある。
富士軒は朝5時半から夕5時半までの営業で宴会も出来る大松より2時間程営業時間帯を早めてある。
両店共に神田祭りのネリの大きなパネルが掛かっている。平成5年の大田市場開場の時に神田青果市場から移ってきた60年代のご夫婦が経営者だ。この日は旦那さんは富士軒に居た。
三花丼は両店共通メニュー。写真ではよく見えないが左にマグロの剥き身が埋もれており、右はイクラ、中央部分はウニである。
この3種の具材がレギュラーでそれにもう一品何か付く,今日は蟹爪が中央に鎮座していた。
ご飯の量はそんなに多くなく女性でも完食できると思う。具はたっぷりと載り甘ったるくはない汁がかかっていて具材を損なわない。2000円はちょっと高いが函館朝市のぼったくり食堂街で出す海鮮丼とは比較にならない良心的な一品だ。他のメニューを見ていて海老カレーに惹かれたな。

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