梔子

まだまだ固い蕾と思っていましたのに、気付いたらかなりの数の花が咲いていました。
これも梅雨時の花。
鬱陶しいグレーっぽい雰囲気のこの季節だから、きりっと真っ白い花が咲くのでしょうか。
あまい香りが、重く湿っぽい空気の中に漂い、なんともいえないムードです。

中学生の頃、下校時に最寄の駅で、３年上の高等部の上級生が
三つ編みにした髪を両耳の処でくるっと輪にし、
そこに一重のくちなしの花を挿しているのを見て、なんておしゃれ！と見惚れた事があります。
多分、校庭にあった梔子をちょっと失敬したのでしょうけれど、
今でもまざまざと思い出されるほど、強烈な印象でした。

いろいろな紫陽花

雨の止み間に出かけた先で見かけました。
あじさいは混じりけのない青がいいとは思いますが、
元来ピンクと紫色が好きで、自分にも似合う色と思い込んでいる私は、
こんな色の紫陽花に出会うと、あ、いい色！と思ってしまいます。
まだ咲き初めで、これからどんな色に変化していくのか・・・

七変化と言われ、花言葉もそんな感じのこの花ですが、
季節感は充分に感じさせてくれます。

あじさい

今日も雨でした。横浜まで出かける途中に見かけた紫陽花です。
最近は、ピンク色などの園芸種が出回っていますが、
手毬のようなこの花は、やはり雨に似合う濃いブルーが一番だと思います。

今日は５人のクラスメートの集まり。中の一人のお家で、喋ったり遊んだり、
美味しいお昼を頂いたり、雨でも楽しい一日でした。
土砂降りの中、車に乗せて下さる親切な友もいて、
友達のいる幸せと、友達の大切さを改めて感じました。

額紫陽花

一日中、かなりの雨でした。この雨は２～３日続くとか・・。
まだ５月なのに梅雨のような雰囲気です。
梅雨といえばあじさい。雨に似合う花です。
最近は園芸品種の、花ばかり大きい鉢植えが沢山出回っていますが、
額紫陽花の無駄のないすっきりした姿に魅かれます。

ほたる

久しぶりにこのような風景を見ました。
たっぷりの水に植えられた早苗はもう大分大きくなっていました。
濃くなってきた周りの緑の中、水に映る影も苗と一緒に風に靡き、
ほんとうに心が休まる風景でした。
日暮れる頃には、きっと蛍が飛び交うのでしょう。
その時間にも、この場に身を置きたいと思いながら帰ってきました。

そうしたら、夕方のラジオで蛍の話題。年々減少しているという・・・。
原因の一つが、蛍の餌のカワニナを食べちゃうものがいて、
カワニナが極端に減っていることだそうです。
仕方なく他のものを食べるのですが、カワニナ以外の食事では蛍は光れない！!!
光れても弱弱しい光しか出せないんですって！！
だから光に魅せられて寄って来るお嫁さんもいない。
しかも！雄の蛍本人は、自分が光っていないことに気付かないのだそうです。
なぜ、お嫁さんが来てくれないのだろうと訳も判らずにいる雄。可哀想・・！!!

あちこちで大勢の方が蛍を守る、或いは増やす運動をしていらっしゃるようです。
そのご努力が実って、沢山の蛍が飛び交う場が増えますように・・・。

芍薬

筑波の牡丹園へ行って来ました。昨日チェックした牡丹園のホームページでは、
牡丹はもう盛りを過ぎたけれど、芍薬と薔薇が見頃ということで、納得の上、出かけました。
入場料が２割５分引きになっていたのも道理、牡丹は完全に終わり、
芍薬もう～んという状態でしたが、５００株の薔薇が満開でまあまあの花見でした。
かなり広い園内は起伏もあり、池なども配されて目を楽しませてくれました。
５５０種、１０，０００株の牡丹が咲いていればどんなに良かったか・・・。来年に期待しましょう。

木の繁っている所にくると、鶯が何羽もうるさいほどの大声で鳴いていました。
枝の間を渡る姿も見られ、谷渡りの鳴声も聞くことが出来、いい気分でした。
入園した時に、スピーカーから流れる鶯の声を聞いて、
なにも今頃人工的に鶯の声など流さなくてもいいのにと不快に感じたのですが、
実際に姿を見、声を聞いて気がつきました。
スピーカーから流れていたのは、もしかするとあの沢山いた鶯の中の一羽が、
マイクの前に立って歌っていたのではないか・・・と。

ガマちゃん

・・・と呼んでいます。我が家の住人の一人で、もう２０年近く同居しています。

１０年前、家を建て替えた折の何ヶ月かは、どうしていたのでしょう。
全て掘り起こされ、毎日地響きや騒音に悩まされたでしょうに・・・。
もう、駄目だろうと諦めていましたのに、ひょっこり出てきてくれた時は
本当に嬉しくほっとしました。
でも不思議です。狭い我が家に池などある筈もなく、どうやって過ごしているのか・・・。
或る年の早春、シャベルで庭を掘っていましたら、未だ冬眠中の彼（彼女？）を
掘り出してしまい、悲鳴を上げたことがありました。
以来、土を掘り返す時には細心の注意を払い、
大事な花にとって迷惑な虫を駆除する薬を撒く際にも、気を使っています。

ペラルゴニウム

ゼラニウムの仲間ですが、雰囲気は少し異なります。
たくさんある色の中では、この色が一番好きです。

今日は一日雨・・・と思っていましたら、夕方に晴れ間が見え、急いでタオルなどを干しました。
このまま晴天！の予想を裏切って、夜になって雨！
しかも２１時を過ぎてからは雷を伴った、たたきつけるような降りになりました。

大相撲夏場所は、日馬富士が初優勝。興味深い土俵が多く、観客席は大いに湧きました。
大関２人が楽日に勝ち越しというのは、いささか・・・・・ですが、
高見盛も健闘しましたし、豊真将も１５日目にやっと勝って、涙。
この場所は久しぶりに面白かったと思います。

二ゲラ

今年は沢山の、そして大きな花をつけました。
１０年近く前に苗を頂いてから、毎年咲いてくれます。

考えてみれば私の庭の花は、秋に自分で求めるパンジー、ヴィオラ以外は
頂いたもの、拾ったもの、飛んできたもの、鳥が運んでくれたもの等が殆どです。
そしてみんな、しっかりと居ついて、年々増えてくれます。
決して私がケチなのではなく（否定はしませんが）自然に集まってくれるとでもいいましょうか。
イングリッシュ・ガーデンと自称してはいますが、雑然としてまとまりのないマイ・ガーデン、
来るものは拒まず大歓迎です。（但し草花だけ。木物のスペースはありません）

麦撫子

麦仙翁ともいうようですが、私は”むぎなでしこ”と呼ぶ方がやさしくて好きです。
何年か前から、我が庭の常連になりました。
コスモスとどこか共通するたおやかさがあって、大好きな花になりました。
細い茎に柔らかな小さな花びら、すぐにも折れそうな風情なのに
ここ数日の強風にも耐えて、倒れずにいます。
逆らわずに、柳に風と受け流しているのがいいのでしょうか。
意外に丈夫なこの白とピンクの花が毎年見られますように・・・。