COOL WEST JAPAN

クールな西日本発のスィートな旅行記等、お届けします🍀

美瑛の丘めぐり・後編~北海道・道北ドライブセラピー4日間・4日目その②

2018-11-18 16:09:09 | 新日本紀行 北海道編 道北

【美瑛の丘めぐり・後編】

⑤ JR美瑛駅

JR美瑛駅の方にも車を走らせました。美瑛町の特産の石造りの美しい駅で、CMにも使用されました。

観光地の駅らしく、前に綺麗な花壇もあるし、駅入り口の向かって左側に無料駐車場もあるので、付近まで来られたら立ち寄ってご覧になると良いと思います。

⑥ 四季彩の丘

富良野・美瑛にたくさんあるお花畑の中でも、四季彩の丘はファンが多いようです。徳島から近い所では、広島の世羅高原や、淡路島の夢舞台なども有名な花畑で、とても絵になる風景ですが、北海道のお花畑はまた全然味わいが違います。

見た瞬間に思わず「わぁぁ・・・(ノ゚ο゚)ノ!!」と歓声が上がるような規模の大きさ、目の前一面に、どこまでも広がるお花畑! そして大雪山系の十勝岳・美瑛岳の方面に展望が開けているので、目の前にお花畑、奥に雪山といった、ここにしかない特別な風景が広がります。

広いお花畑の中を、ノロッコ号やカートに乗って、好きな場所を自由にぐるっと回ることもできます。時間があればカートをレンタルして回っても良かったんですが、とりあえずこの日は徒歩で回りました。

9月下旬はコスモスが綺麗だし、まだまだ他の秋の花も旬の美しさで、大勢のお客さんが思い思いに記念撮影されていました。これほどのスケールでの見事なお花畑に来ると、人生のいい思い出になりますよ。

誰もいない広大な空間を、少人数で味わいたい道北のエサヌカ線や宗谷丘陵と違い、美瑛や富良野のこういう「ザ・観光地」は、団体で連れ立ってワイワイ来ると楽しいですね。それこそ、修学旅行や社員旅行とか。来て、美しいお花畑の前でみんなで記念写真を取って、レストランでお食事をして、北海道のお土産を買って。大人数で来て満足するのに最適な場所です。

お花畑入口にある建物は、1Fがお土産物の売店で、他にも軽食やソフトクリーム、ドリンクの販売もしています。2Fがレストランなので、ランチを食べに行ってみました。

今日は美瑛らしく、野菜をたくさん使ったスープカレーを注文。鶏の骨付きモモ肉が一個ごろんと入って、食べ甲斐がありました。付け合せの野菜サラダも新鮮。お飲み物は、コーヒーフロートでいただきました。広いフロアは満席でしたが、私の周囲のお客さんは皆、アジア系の外国語を喋っていました。

中国・韓国・台湾などから身近な海外旅行先として、日本の北海道は観光+食べ物+買い物の三拍子揃って、しかも治安が良くて、とても魅力的だと思いますが、日本人が国内旅行で行っても、北海道はあの広大さが異国情緒が溢れていて、本当に素敵ですね。

ところで四季彩の丘は国道から少し離れているので、この素晴らしい景色で、他の超メジャーな観光地に比べると、穴場っぽい場所のようです。あんまり人が多いと、やはり写真を撮るのも気を遣うし、何でも順番待ちで予想以上に時間をかけちゃうし。とは言いながら、私が行った時も連休ということもあり、十分国内外からのお客さんが多くて、繁盛しているように思えましたけどね。

【六花亭詰め合わせセット】

旭川空港など北海道の空港で買える六花亭詰め合わせセットは、バラまき用にいいかと思います。バターサンドも美味しいですが、生キャラメルがまた美味しい♡

★★★

道北は、ツアー・バスが大挙して押し寄せるような「ザ・観光スポット」が少な目だから、北海道の観光地の中ではマイナーな印象があると思います。それでも他の場所と同様の旅行費用がかかるので、最初は道央や道南とも行き先を迷いました。

しかし逆に、ザ・観光地化されていない良さがあって、大地と空と自分以外の何もない風景を目前にした時の、日頃の様々なしがらみから解放されるリセット感は素晴らしくて、そこに身を置くだけ、そこにある道路を車で走るだけで、心安らかになるセラピーにさえなります。

行ってみないとわからない、凄まじい開放感あふれる道北、特に宗谷地方には、一度は走りたい広々とした地平線が彼方まで広がる道路が、ドライバーを待っています! 北海道には、またまた参上したいです~♪ それでは今回はこの辺で。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。また次回、お楽しみに! (^.^)/~~~♥


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美瑛の丘めぐり・前編~北海道・道北ドライブセラピー4日間・4日目その①

2018-11-11 20:27:36 | 新日本紀行 北海道編 道北

【美瑛の丘めぐり・前編】

4日目は留萌(るもい)市街のホテルから100km、旭川空港から車で30分ぐらいの場所にある、美瑛町(びえいちょう)の美しい丘巡りをしました。

富良野とどちらに行こうかなと、かなり迷いました。富良野で有名なのは、ラベンダー畑で有名な富田ファームになりますが、ラベンダーの旬は夏で終わります。それだったら秋でも綺麗な丘や、秋の花が咲いている所に行った方がいいのかな、と思って美瑛町を訪問しました。

① セブンスターの木と白樺並木

タバコのセブンスターのパッケージにも採用された木がある丘と白樺並木です。駐車場もあるので、海外からのバスツアーの観光客も、ここで記念撮影されていました。

② ケンとメリーの木

日産自動車「スカイライン」のCMに使用された、ポプラの木です。旅程4日間でこの木の前にいた時だけ、通り雨が降って来たので、急いで車に戻りました。

その内、車のフロントガラスにシャーッとホースで水を掛けているような、かなり激しい雨が降ってきました。気にせず、マイルドセブンの丘に向けて車を走らせましたが、道の所々で雨の中、「スタッフ」と背中に書いてあるジャンパーを着た人たちが、傘も差さずに立っていました。

美瑛の丘巡りをする人の道案内のためなのかな、雨の中大変だなと思いましたが、この日はサイクルレースを美瑛の丘でしていたので、その関係かもしれないな、と後になって思いました。どちらにせよ、ご苦労様です。

③ マイルドセブンの丘

タバコのマイルドセブンのCMにも採用されたカラマツの防風林のある、雰囲気のある丘です。

今回の旅行はお天気にも恵まれ、とにかく二日目のエサヌカ線ほか宗谷地方めぐりが快晴だったので、ワタシ的には大喜びだったのですが、この4日目は曇りだったんです。

訪問した時に背景が、真っ青な空とグレイの曇り空とでは、美瑛の丘の印象も全く違うと思います。ちなみに、曇りだと人物は晴れの時みたいに顔に日影ができず、まぶしそうな顔にもならないので、綺麗に写るんですが。

④ 北西の丘展望公園

展望台もあって、美瑛の丘が見晴らせます。

駐車場や土産物屋さんの他にお手洗いもあり、ここでお借りしておくと良いですよ。


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道の駅 富士見・道の駅ほっと♡はぼろ~北海道・道北ドライブセラピー4日間・3日目その③

2018-11-03 21:03:22 | 新日本紀行 北海道編 道北

さてオトンルイ風力発電所からさらに南下して、オロロンラインの中ほどにある、「道の駅 富士見」の「レストラン・とんがりかん」でランチ休憩を取りました。

法事などの会食もできる広いレストランで、礼服姿の団体さんが私の横のテーブルに座っていらっしゃいました。

私はメニューの中から、茶箱弁当とアイスコーヒーで注文してみました。茶箱弁当は、多種類の物が少しづつ頂けて良かったです。そして、ゆっくりと休憩できる場所でしたよ。

お勘定の時に、レジのお姉さまとしばらく話し込みました。例の北海道地震で、今年(2018年)の9月は、道内全域で観光客は、どことも例年の2~3割、といったところだそうです。

私がとんがりかんに来た日も、秋のGWで連休だったのですが、ワタシ的には見たところ、結構人出があるかなと思ったんですが、北海道は6~9月が観光のベストシーズンなので、こんなものではないそうです。今年のお盆と比べても、海外のお客さんの姿が見えない、とおっしゃっていました。

外国人観光客と、修学旅行生がキャンセルしたり、ツアーで道内全域を回るようなコースに申し込んでいた人がキャンセルした、とニュースでは聞いていました。

でも私は個人でレンタカーで周遊するし、今回地震があったのが道央圏で、私が訪問予定だったのが道北圏だったし、地震も2週間前の話となったし、災害や風雪に強い旭川空港発着で予約していたので、気にせず行ってきました。結果、地震の影響は本当に全然感じられず、快適に北海道旅行を楽しめました。

さらにオロロンラインを南下して、途中で「道の駅ほっと♡はぼろ」に立ち寄ってお茶休憩を取りました。

ここはホテルや温泉や、バラ園を併設しています。

バラ園を見て回りましたが、秋バラが綺麗に咲いていましたよ。

さて、ノシャップ岬から南下すること、約180km。留萌(るもい)市街地にある、今晩のホテルに到着しました。

夜はお寿司が食べたい気分だったのですが、ホテル近辺にあったのが中華料理や焼き肉店というコッテリ系だったので、ホテルから至近距離にある地元のスーパーで、握り寿司やサッポロ生ビールなど調達して、部屋でゆっくり食べました。

このお寿司など、今日の売り出しで、12巻600円! しかもネタが厚くて新鮮で、美味しい! さすがココは北海道♥ 北海道は魚介類なら、お店で食べてもスーパーで買ってきても、お土産で宅配して自宅で食べても、うなるような美味しさやな~♪


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オロロンライン・サロベツ原生花園・オトンルイ風力発電所 ✿今回の道北旅の第二位✿ ~北海道・道北ドライブセラピー4日間・3日目その②

2018-10-28 15:13:50 | 新日本紀行 北海道編 道北

その後、利尻礼文(りしりれぶん)サロベツ国立公園のサロベツ湿原センターに到着します。

ここは駐車場・入場料無料で、センターから湿原へと伸びる一周1kmの木道を40分ほどで散策できます。

途中にテラスやベンチが設置されているので、休憩しながらマイペースで北海道らしい広大な景色や可憐な草木や野の花を楽しめます。

ただし、私の行った時がちょうど草木が秋枯れになる時期で、景色が茶色っぽくて花も咲いていなかったです。だから、木道を歩いていた観光客も、他には一人だけでした。けれども人が来ない時期に、じっくりと広い湿原の中を巡るようなことも、一生の内に何度もあることで無いと思うので、これはこれでまたストレスフリーな、まったりした良い秋の一日の思い出になると思います。

無料で利用できるので、小さなお子さんを伴った家族連れで、売店などがある入口のセンターの方は賑わっていました。牛の被り物のキャラと記念写真を撮ったり、消防車に乗って高い所から湿原を眺めたり、カフェで飲食されているご家族で、連休のイベントをしていたこともあり、人手は多かったです。

サロベツ湿原センター駐車場から20kmほどオロロンラインを南下すると、オトンルイ(アイヌ語で「浜にある道」という意味)風力発電所が左手側に見えてきます。合計で28基、直径約50mの羽が優雅に回っています。
この風力発電機は等間隔に3㎞にわたり並んでいます。

写真で見ると高さがわかりにくいどころか、普通の道沿いにある電柱みたいに見えるけど、実際は高さなんと約100m! 30階建てのマンションぐらいあります。比較するものが側に無いし、広大な場所に設置されているので「とにかく高い」ということだけ現場ではわかりますが、100mはスゴイですね。

日本のよその場所で普通に見る物ではないので、これもまた夢の中の1シーンみたい。
ドライブの途中で、非日常、脱日常の世界に連れて行ってくれます。

★★★

オロロンラインは、ノシャップ岬からオトンルイ風力発電所までの約70kmの、北海道道106号の稚内天塩(わっかないてしお)線が格別素晴らしいです! 風景も北海道らしく雄大で自然が美しく、道が良くて走行台数が少ないので、運転に神経を使うどころか「ドライブ・セラピー」で心身ともに超健康になりそう。

ちなみにオロロンラインとは、この辺りに以前棲息していた海鳥であるオロロン鳥(ウミガラス)にちなんだもので、この鳥はペンギンに似た姿で「オルルーン、オルルーン」と鳴くことから、オロロン鳥とよばれるようになったそうです。

今回は、北海道の真ん中あたりにある旭川空港発着で、日本最北端の宗谷岬まで行って戻ってくる、という旅程だったのですが、道北は北海道の他の地域と比べて、いわゆるメジャーな観光地としてツアー・バスが立ち寄るような所は少なく、あまり大衆化されていませんが、とにかく旅行本やネットで見たエサヌカ線の非日常感が凄くて、それに魅せられて道北巡りをしました。

結果、エサヌカ線とオロロンラインが通る道北側のあまりにも広々とした風景には、運転するだけで「ドライブ・セラピー」になるし、日頃の些細な悩み事・よろず心配事が心のカウンター「000」ゼロリセット感で、爽快な青空に吸われて無くなります。日本広しと言えども、他を旅して味わえる感覚でないので、免許がある方は是非レンタカーなど、お車で実際に一度周遊されることをオススメします! 自分の中で何かが確実に変わる!


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オロロンライン 北海道道106号稚内天塩(わっかないてしお)線 ✿今回の道北旅の第二位✿ ~北海道・道北ドライブセラピー4日間・3日目その①

2018-10-22 01:02:36 | 新日本紀行 北海道編 道北

道北の旅3日目の朝は、稚内市街のホテルから、まずノシャップ岬に車を走らせました。

ノシャップとは、アイヌ語で「波が砕ける」という意味だそうです。ここでカメラを回していると、ボランティアガイドの方が「シャッター押しましょうか?」と近づいて来られました。気さくなおじ様なので、あれこれお話しましたが、昨日のエサヌカ線のことをご存知なかったです。「地元の人より、観光客の方が、北海道のことをよく知っているんですよ」とのこと。確かに、そうかも知れません。ちなみに、「エサヌカ」の意味を、何人か地元の人に訊きましたが、誰も知りませんでした。ネットで調べても出てこなかったし。アイヌ語なんでしょうけれど、何だろうな?

昨日走ったエサヌカ線は、素晴らしかったですよ、と言うと「昨日はお天気が良かった。お天気が一番だよ。今日の曇りと全く違う。晴と曇りじゃ、全然景色が違うから」とのことでした。特に道北は、何もない広大な景観がセールスポイントなので、太陽のライティングが本当に重要です。エサヌカ線にいた時も、一瞬太陽を雲が遮ったんですけど、みるみる辺りが暗くなって、大地が陰ってしまい、先ほどの胸がすくような光景と全く違った、不安な感じのする暗い風景になったんですよ。

ところで稚内から小樽までの、約380㎞の海岸を走る道がオロロンラインです。3日目はノシャップ岬からオロロンラインを約50km南下して、まずサロベツ湿原に行く予定でした。サロベツ湿原は、JR山手線内側がすっぽり入る大きさ(東京ドーム1400個分)で、日本三大湿原の一つです。

オロロンラインは、先ほどのノシャップ岬でも「まっすぐ走って快走できる、いい道だよ!」とは聞いていましたが、利尻山が右横に見え、左に広大な緑の丘陵と、湿原が見える頃から、絶景のドライブロードになります。

利尻水道をはさんで向こう側に見える、標高1,700mの利尻富士こと利尻山は、オロロンラインから見るとその美しい稜線を惜しげもなく近距離で披露してくれるので、ドライブしながら美観を堪能できます。その上、左側になだらかな緑の丘陵と植物が生き生きしている湿原があり、まるで有料の観光道路のような所をどんどん走っていくので、こんなに素晴らしい場所を走るとは予想していなかったから驚きました。手つかずの原生の自然が、目を見張るほど美しいんです。

その後、まるで昨日の「エサヌカ線」状態の、何もない広大な平原に真っすぐに通された道幅の広い道路を走っていくので、これにも感激しました。車の走行台数も、相変わらず少ないですし、見通しの良い道路で信号も無いし、横を走るバイクや自転車や通行人を気にすることもないので、ただ車で走るだけで、大変なストレス解消になるというか。私などは元々、ストレスを感じも溜めもしないタイプなので、無いストレスがさらに根絶される、という感じです。精神的な解放感が、ドライブするだけでものすごくあります。

北海道は運転免許保持者だと、「ドライブ・セラピー(ドライブ療法)」が成立するんじゃないの? いやマジで。特に、道北は。

ただし、猿払村の「村道」エサヌカ線との違いは、「北海道道」106号線なので走行車両の種類と台数が違うから、道路標識もあるし、ガードレールもある。そして、平地に道路が通っているのではなく、道路の左右の土地に起伏があります。また、右手に日本海が見え、北上すればするほど、利尻富士が見えるし、背丈の高い植物なども脇に生えています。つまり、本当に「何も無い」エサヌカ線に比べると、「何か」は目に入ってきます。目から入る情報量が、エサヌカ線よりは多いです。


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えぞ番屋→夢菓子工房くどう ~北海道・道北ドライブセラピー4日間・2日目その⑥

2018-10-21 19:58:21 | 新日本紀行 北海道編 道北

二日目のホテルは南稚内市の繁華街にほど近い所にあったので、食べログで事前に調べて高評価だった居酒屋の「えぞ番屋」さんに、夕食は徒歩で向かいました。

北海道滞在中に海鮮丼を食べたいな、と思っていたので「ウニ付サービス海鮮丼」を注文。飲み物は津軽リンゴチューハイを頼むと、お通しのサバの味噌煮と一緒にまず出てきて、その後に海鮮丼と、魚のアラの出汁がよく効いた味噌汁が出てきました。

海鮮丼は、さすが北海道!そして稚内!といった食材でしたね~♪ イクラのプチプチ感が張り裂けそうで、本当に新鮮だなと思いました。色んな魚介が色とりどりに宝石箱のように散りばめられていて、日本が漁業国で良かったなとつくづく思います。見た目も美しければ、お味も美味しい~(^^)v! 結構、お腹いっぱいになりましたね。

流行っているお店のようで、地元の方とおぼしき予約客も、どんどん来られていました。カウンターで横に座ったアゴヒゲのおじ様が、一品づつ色んなものを注文しながらどんどん飲んで、最後に締めで焼きそばを注文していました。こんな注文の仕方も、居酒屋なのでいいな、と後で思いましたが。

余談ですが、ホテルに夕方に向かう途中の波止場で、カモメがたくさんいたので車を停めて近づきました。人慣れしていて飛び立たなかったので撮影しましたが、まるで人工の置物みたいに毛並みが綺麗で、肉付きがいいです。稚内港の魚が美味しいんでしょうね。人間が食べても、本当に美味しい魚ですからね。

えぞ番屋からの帰り、夜8時ぐらいに繁華街をブラブラしていると、遅くまで開いているケーキ屋さんの「夢菓子工房くどう」があったので、立ち寄ってみました。ショートケーキからホールケーキ、プレゼント向けのお菓子も色々充実していたので、自分用にフルーツタルトと、お土産用に焼きドーナツの詰め合わせと、可愛いうさぎのカゴに入った贈答用スィーツセットがあったので購入しました。

お土産は見た目も可愛いし味も美味しかったようで、評判良かったですよ。


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宗谷岬→稚内港北防波堤ドーム ~北海道・道北ドライブセラピー4日間・2日目その⑤

2018-10-15 03:07:20 | 新日本紀行 北海道編 道北

【宗谷岬】

「日本最北端の地」の碑は宗谷岬の突端に位置し、日本の最北端に来ました感が旅の達成感をもたらすので、代わる代わる皆ここで記念撮影するために順番待ち、といった所です。前に駐車場や休憩所や展望台もあり、内外からの観光客が宗谷地方に来た時には、まずはやって来る立ち寄りポイントとなっています。

海の向こうはサハリン。ここは国境の町でもあります。

今日は快晴で、この辺りは雲一つなく、サハリンの土地が前方に青く見えました。

【稚内港北防波堤ドーム】

宗谷湾にある強風と荒波を防ぐための、全長427mの世界でも珍しい半アーチ形ドームです。円柱70本の柱廊風のゴシック建築を模した重厚なデザインで、北海道遺産にも指定されています。

宗谷岬から南稚内市内のホテルに行く途中で寄ってみましたが、天気の良い日の夕方に行くと、円柱の長く伸びる影がとても美しくて、一目見てキリコの『通りの神秘と憂鬱』みたいだな、と思いました。影って、時と場合でお洒落なものですね。

いかにもインスタ映えしそうな場所なんで、写真を撮影に来ている人も何人かいました。ただ、地元の男の子たちがずっとココでスケボーしていたんで、そうか、子供だったらそういう風にここを使うよな、と思いました。

いずれにせよ、実用のための防波堤なのに、現代アートのような美しさ。北海道庁の技師として稚内築港事務所に赴任してきた、当時26歳の土谷実氏が戦前に設計されたそうですが、その美意識には舌を巻きますね。規模も巨大だし、太陽の織り成す影と相まって、シュールレアリスムのような不可思議で非現実的な雰囲気を醸し出すとは。こりゃ~北海道遺産にも指定されるよ、と合点がいきました。

ここで自分の影を写し込んでも、面白い写真が撮れると思います。とにかく、稚内に観光で行かれたら、外せない美観スポットの一つです。お勧め!


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宗谷丘陵 ❀今回の道北旅の第三位❀ ~北海道・道北ドライブセラピー4日間・2日目その④

2018-10-14 01:51:15 | 新日本紀行 北海道編 道北

結局、今回の道北の旅の第三位までが、宗谷地方で占めました。私にとっては、旭山動物園より、美瑛の丘のお花畑より、印象深かったということになります。

もちろん言うまでもなく、動物の姿をありのままに見せる行動展示の旭山動物園は楽しかったし、美瑛の丘の景色の良さや、四季彩の丘の眼前に繰り広げられる雄大なお花畑も、とっても満足のいくものでした。

しかし、北海道最北端になる、宗谷地方の光景の「無であることの無限大」な感じには、色んなものに拘束されて、地に足付けないと日頃は生きていけない社会人としての自分が、とてつもない空間の広がりと目の前を遮るものの無さに、宙にどこまでも自由にふわり浮遊していきそうな感覚が、あまりにも他と異質な経験で印象的なんですよ。

そこにいる人数も関係あると思います。旭山動物園や美瑛の丘は、国内外から個人・団体問わず観光客が多かったので、エサヌカ線や宗谷丘陵みたいに「私だけで空と大地と対話」して、自然と対決するようでもあり、自然に包み込まれるようでもあるような中で湧いてくる、原始的な感覚が出てこないんです。人が多いとどうしても「みんなのお花畑」「みんなの緑の丘」で、楽しく休日のひとときを過ごす感じなんですよね。

さて「さるふつまるごと館」から、日本最北端の宗谷岬まで約30km北上する間に、宗谷丘陵があります。宗谷岬の南側にある高さ20m~200mのなだらかな丘陵地帯で、57基の風力発電施設もあります。おそらく、明日行くオロロンラインにあるオトンルイ風力発電所にあるものと同種のものだと思われるので、高さは約100m、30階建てのマンション位ある巨大なものだと思います。

道路脇にあった駐車場から、この様子を撮影してみました。

そこから更にドライブしていると、業務用の道路かなとも思ったんですが、舗装道路でない車幅一台分の砂利道があり、立ち入り禁止の看板も無く、丘陵の上まで行けそうだったので、車で上がってみることにしました。

全方位に人影も全くなく、見渡す限りここは一面の笹とまばらな低木に覆われているだけで、どこまで行っても同じような景色が続き、アイルランドの丘陵に似ていると言われますが、異国の地に来たような雄大な光景です。場所そのものが広大なので、高さ100mの風力発電の装置も、私のいる遠く離れた場所から見ると、ドラえもんのタケコプターみたいに可愛らしく見えます。

広い大地や丘陵に、人影まばら。どこに行っても、大自然と私との対話。何にも無いことが、こんなに心安まるものだとは、行ってみないとわかりませんね。大自然ドライブ・セラピーが心底堪能できる、宗谷地方。行って本当に良かった~ウットリ♪・:*:・ ( ̄* ).


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エサヌカ線 3)猿払村→浜頓別 ❁今回の道北旅の第一位❁ ~北海道・道北ドライブセラピー4日間・2日目その③

2018-10-05 01:04:16 | 新日本紀行 北海道編 道北

猿払の方から入った場合、T字路を右折すると、エサヌカ線入口になります。

そして最初に進行方向に向かって、左にオホーツク海が見えます。また、右に見える景色が、牧草地でなくて湿原なんですよ。浜頓別町から入場した時の、「広大な牧場のイントロから右折して、ド~ンと緑の大地の中の一直線道路が見える」、あのインパクトと、全然感じが変わってきます。

また、エサヌカ線は詳しくは、浜猿払から入る4.24kmの「エサヌカ線」と、そこから372m右折して入る8.4kmの浜頓別に出る「通称エサヌカ線」との二つの直線道で構成されています。この「通称エサヌカ線」が、皆が絶賛するドライブロードです。

しかし、浜猿払から入って南下するコースは、通称エサヌカ線で前方に山が見えてしまい、そうすると毎度おなじみの日本の道路になってしまって、浜頓別町から入った時に眼前に繰り広げられる「何もないエサヌカ線」の超絶感動が、多少薄くなってしまうかもしれません。

結局、私はここで1時間半過ごしました。浜頓別から入った(通称)エサヌカ線入口の、自分が消えるけど限りなく広がるような、凄まじい開放感が他のどこでも味わえないような異質な体験で、この感覚にしばし浸りたくて、ここを動きたくなかったからです。

もちろん、車で走り抜けても言うことなし。ドアミラーから後ろに見える、どこまでも真っすぐに一直線に続くエサヌカ線の、なんて爽快なこと。

一直線道路は北海道には他の所にもありますが、エサヌカ線のすごいところは、ただ真っすぐな道路だけがあるところ。障害物が何も見えないところに、標識も、ガードレールも、信号も無ければ、道路に「50」などの制限速度が書かれている訳でもない。

何一つ規制も束縛もないところが、夢の中の心象風景のような道で、海外旅行に来たようなというよりは、別世界、別次元にいざなってくれます。こんなところも、心底の凄まじい解放感です。

今日のこの日のエサヌカ線の走りを心の支えに、これからも公私とも頑張ろうとリフレッシュさせてくれるような道は、本当に他所には無いと思います。異議無く、今回の旅の第一位は「エサヌカ線」です。


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エサヌカ線 2)浜頓別→猿払村 ❁今回の道北旅の第一位❁ ~北海道・道北ドライブセラピー4日間・2日目その②

2018-10-04 00:08:43 | 新日本紀行 北海道編 道北

すぐに広々とした牧場が見えてきて、アスファルトが凸凹になっているので車が2~3回ボッコンボッコンとジャンプする道を走ってT字路を右に曲がると、やってきました今回の旅のクライマックス「エサヌカ線」\(^o^)/!!!

エサヌカ線に来る日だけは晴れてくれ~という祈りが天に通じたのか、この日は北海道と沖縄だけが晴れ。宗谷地方は最高気温20℃で、爽やかな快晴の秋晴れ!!

真っ青に晴れる空に、地平線が目の前に広がる広大な牧草地、そのど真ん中をどこまでも一直線に走る道路「エサヌカ線」。この光景を実際に目にした時には、鳥肌が立ちました。青空と緑の大地と真っすぐな道路以外、何もない所で車を停め、浜頓別町からのエサヌカ線の入口にただずんでみました。

感じるのは、カウンター「000」感。すごいリセット感です。眼前に繰り広げられるのは、青空と大地と道路だけ。自分も空っぽになって、透明になるけど、無くなるのではなくて、どこまでも果てしなく空間に広がっていくような延長感や伸展感がある。無になるゆえの豊饒さを味わえる、というか。

観光バスは来ない道路なので、稀に個人観光客のレンタカーや、バイク、そして地元の軽トラが走ってくるぐらいです。猿払側から南下する車が多く、浜頓別から北上する車は少ないです。エサヌカ線のところどころに車を停められるスペースがあって写真撮影などできますが、私の他には撮影している人は見なかったです。

エサヌカ線は13km、車で15分ほどで走行できる道です。今度いつ来られるかわからないし、日本国内屈指の超絶ドライブロードなので、私も1.5往復して、猿払の方から南下するとどんな道なのか、出口でUターンして確認しました。


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