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【能登半島】巌門(がんもん)・白米千枚田(しろよねせんまいだ)・禄剛崎灯台(ろっこうさきとうだい)

2023-12-12 15:38:35 | 新日本紀行 北陸編 石川
2023 石川・福井・滋賀 深秋旅行 ベスト・ハイライトその10

❓不思議❓だった訪問先 三つ

その1 巌門 石川県羽咋郡(はくいぐん)

宿泊先から車のナビに巌門を設定して行く途中、原子力発電所があったりして、(へぇ こんな所にあるんだな)と思いながら、同じ志賀町の巌門に30分くらいで到着しました。

ところで、高知県の足摺岬に、巌門みたいな「白山洞門(はくさんどうもん)」があり、高さ16m(4階建てのビルぐらい)、幅17m、奥行き15mって、行ってみるとビックリする巨大さです。巌門は高さ15メートル、幅6メートル、奥行き60メートルです。
この高知の白山洞門は、行きはよいよい、帰りはコワいの険しい階段を降りて、至近距離で下から眺めることができ、それが迫力があって面白いので、巌門も下まで降りられる、と勝手に思っていました。

ところが、能登半島の巌門は、遠くから眺めるか、ナビで案内された駐車場兼お土産物売場のある場所から遊覧船が出ているので、それに乗って近くまで見物に行く、というスタイルだったんです。

時間の都合で遠くから眺めておくのみにしましたが、ここから白米千枚田に行く途中でも「巌門はこちら」みたいな看板があったから、より近くでの展望所はあったみたいで、近ければ近いほど迫力は出るだろうと思います。
しかしナビの案内先付近に、今は封鎖していましたが、大きなレストラン兼・観光案内所みたいな建物もあったから、やはりここが一番見晴らしがいいんでしょうね。
事前に巌門をガイド本やネットで予習した時にはそれが分からなかったので、能登半島の不思議ポイントでした。


その2 白米千枚田 石川県輪島市

元・小泉首相が訪れた時に、ココを絶景だ、と評したらしいです。
話が逸れるんですが、インドネシアのバリ島ツアーに行った時に、定年後に海外旅行で全世界を回った、と言っていた女性に、どこが一番良かったですか、と聞いたことがあります。その方の回答は、このバリ島のライス・テラス(棚田)だ、と言っておられました。

そして目の前で見たライス・テラスよりも、旅行ガイド本やネットで見る白米千枚田の方が、確実に規模が大きく見えるので、実際の白米千枚田は、さぞかし素晴らしい景色だろうな、と思っていました。
ただし写真で見るのは、いつも「緑の千枚田」だったので、10月の稲穂の刈り入れ後に行くのは、また雰囲気が違うんだろうな、とも予想していました。

結果、「茶色の千枚田」ですが、夜はライトアップもするそうです。能登半島の絶景の1つなので、「道の駅 千枚田ポケットパーク」の駐車場および店内は、団体のツアーバスも立ち寄って大賑わいでした。
この日は23℃で、千枚田の写真を撮っていると、皆の周りを蜂がブンブン飛んで目の前を横切っていくので、アチコチから悲鳴が上がるぐらいの陽気でした。

家族に「輪島塗の漆製品、買って来てよ!」と言われていたので探しましたが、輪島塗は他の土産物店でも、キッズ仕様の小さなお椀でも1万円でした。ゆえに、ポケットパーク限定とのことで、夜のライトアップされた白米千枚田みたいなデザインの輪島塗のお箸と、加賀手毬のストラップをお土産に買いました。自分には、海産物製品を眺めていたら、80代とおぼしき女性スタッフに「お酒のツマミでも美味しいよ~」と勧められ、元気に店頭に出てお仕事を続けられていることにエールを送りたくなり、能登の干しエビをドライブがてらつまもうかな、と思ってGETしました。

さて帰宅後に、今回の旅行動画&写真の撮影お披露目会を、家族にしていた時です。
この「茶色い白米千枚田」が出てきた時に、「能登の千枚田って・・・稲より、土の方がいいな?」と言われて、ホンマ?! って思ったんですよ。
でも、本気でした。緑色より、茶色の千枚田の方がいいそうです。人の美的感性って、様々ですね。センスって、千差万別。あらためて不思議に思いました。
だから、四季がある国の旅行って、春夏だけでなく秋冬、そして夜にいくのもアリなんですね。ベスト・シーズン、ベスト・タイムって、人によって違うんですね。


その3 禄剛崎灯台 石川県珠洲市(すずし)

千里浜なぎさドライブウェイがある羽咋市(はくいし)から半時間北上したところにある、羽咋郡のペンションを朝9時過ぎに出て、巌門と白米千枚田を観光し、能登半島の先端にある禄剛崎灯台に行くため、道の駅狼煙(のろし)の駐車場に泊めた時には、もう昼の1時でした。それぐらい、能登半島は広いです。

石川さゆりさんが情緒たっぷりに歌いあげる往年のヒット曲、♬の~と はぁ~んとぉ~♬を聞いて(いい曲だな)と思い、それも一因で能登半島の先端には一度行ってみたかったので、「ついに最果てにやってきた達成感」と共に、ワクワクしながら車から降りて、海辺の方に歩み寄りました。

ところが、灯台らしきものが、無い! 見渡す限り、無い!
その代わりに、今年は、アートがある!!

アレ何で? と思って、付近をウロウロしましたが、ココから行けば灯台にたどり着くかもな、という所には「立入禁止 石川県」という看板が立っており、他にどう見ても灯台に行けそうな道などが無いんです。
人影もない能登半島最先端の海岸沿いを???って感じで辺りを見渡していると、「2023奥能登国際芸術祭」の作品鑑賞にやって来た男性が、小野龍一作『アイオロスの広場』の、作品に使用しているピアノをポロロ~ン♪と弾き始めたんですよ。

しばらくして演奏を止めて道の方に歩いてきたので、呼び止めて「禄剛崎灯台って、ドコにあるかご存じですか?」と尋ねました。すると、僕もこの辺りは久しぶりに来たしな、と言って、来る時に「灯台はコチラ」みたいな看板があったから、近くにはあるんじゃない?とのことでした。
いったん別れたんですが、程なくして彼がスマホを手にして現れ、画面を見せながら「ほらココから徒歩10分、ってグーグルMAPに出てるよ? 検索して行ってみたら」と親切にも教えてくれました。
私たちが話している間も、たぶん禄剛崎灯台を探しているであろう戸惑い感のある、県外ナンバーの車が3台やって来て、内一人には「禄剛崎灯台って、ドコ?」って車内から声を掛けられました。「それが、私たちにも分からないんですよ~」って答えたら、ありゃそう、って方向を変えて走っていきました。
ところで、グーグルMAPを使用して、東京の新宿駅から横の伊勢丹新宿店に行こうとして、大久保駅まで歩いて行った苦い思い出があるので、道案内はよく現地を知った人に聞くことにしています。ここで時間を取ると、次の予定が狂うので、能登半島の先っぽに来たのは間違いがない!から、最果てアートと記念撮影をして、珠洲市の中心街にあるアート鑑賞に向かいました。

という訳で、今回の旅で予定してあったところでは、唯一たどり着けなった、禄剛崎灯台。ナビで「道の駅狼煙」から禄剛崎灯台に合わせて走っても、やはり『アイオロスの広場』がある場所に案内されました。普通、カーナビでたどり着けないということが無いんですが。一体、どこに? 不思議~※ 今回の旅の、一番の謎となりました。
時間がたっぷりあれば、道の駅狼煙で聞いて、歩いていけばよかったと思いますが、他の次から次へと来る訪問者も皆、迷っておられたようだったので、誰が見てもたどり着ける分かりやすい道案内の看板を、石川県や珠洲市の観光協会さんには出してもらえると嬉しいです。

(2023 石川・福井・滋賀 深秋旅行 ベスト・ハイライト 了)


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