暑中お見舞い申し上げます(^_-)★ 一年で一番暑い時期になってきましたね? 相変わらず、お元気ですか? さて今回の旅の、堀川茶々丸先生ご指導の日本刀体験と、松江着物レンタル・堀川小町さんの撮影プランで訪れた月照寺以外の旅の記録を、一挙ご報告しておきますね♥
1.【ベタ踏み坂】
松江城から車で1時間、24km走ると、鳥取県境港市の水木しげるロードにたどり着きます。上の写真みたいな、のどかな道を走っていると、CMで有名になった「ベタ踏み坂」があったので、手前にあるガソリンスタントで給油ついでに、一枚撮影してみました。
名前の由来は、アクセルをベタに踏み込み続けないと、登れそうもないぐらいの急な坂、という意味です。CMでは、大根島の「ある地点」から撮影しているので、「壁」のように、地面に対して90度直角に近い坂に見えます。でもこうして見ると、まあ普通に登れそうな坂です。
実際、帰りの下り坂も、普通にアクセルから足を離してブレーキの上に乗せたまま、スルスル加速もせずに降りていきました。
2.【コロナの水木しげるロード】
八咫烏(やたがらす)の着物を着ていたので、水木しげるロードの妖怪たちと一緒に記念撮影するとピッタリかな、と思ってやって来ました。
今回の一番の目当ては、水木しげる記念館の横の路地裏にある「妖怪楽園」を訪問することでした。浮世絵師である歌川国芳の『相馬の古内裏(そうまのふるだいり)』にも描かれた「がしゃどくろ」の巨大な模型がここにあり、八咫烏とはいえ「カラス」の絵模様の着物と合うな、と思ったんです。実際、国芳のがしゃどくろが描かれた絽の帯で今回ここに来るかどうか、相当悩んだぐらいです。ハロウィンでもないので、自粛しておきましたが。
そして水木しげるロードの一番奥ぐらいにある妖怪楽園の前に来ると、
あっ! コレ何? 立ち入り禁止?!Σ(°д°lll)ガーン
そう、コロナで大概の店舗が、休業や短縮営業してるんですよ! 私がここにたどり着いたのが夕方4時で、妖怪楽園はこの日は4時閉園だったんです。5時までは開いてると思ったのになぁ・・
最高気温が、松江も境港も31℃という暑い日だったので、ココの人気メニュー「妖怪アイスラテ」で休憩するのを楽しみにしていたんですよ。目玉おやじの目玉フーズを販売している妖怪食品研究所もシャッターが下りていたし、鬼太郎の仲間たちパンを販売しているベーカリーも、今は土日祝の営業です、と貼り紙がありました。どことも観光地は大変ですね。
平日のこの時間帯は、観光客より、道路工事や街路樹のメンテナンスのスタッフさんが多いくらいでした。ところでこの日は、松江城周辺と、水木しげるロードと、JR松江駅付近を歩いたら、一日12,000歩でした。水木しげるロードも、結構長い通りなんですよ。妖怪ブロンズ像を見ながら歩いていると、水木しげる夫妻の像があり、「マ気にしなさんな。ゆっくり遊んでいって」と言われた気になって、ホッコリしながら周辺の像を撮影していると、ここで道端の街路樹をメンテナンスされていた人からも「よ~く(鬼太郎像などを)見ていってよ!」と声を掛けられたりして、何だか楽しい気分になってきました。
それと、この時期に来て良かったことは、とにかく街路樹の緑がきれい! 水木しげるロードは、街路樹の種類や手入れにも気を配っておられて、この木も「妖怪モクモク」って感じ。この木に動かれてコッチに迫ってこられたら、コワイですよね。
3.【松江和らく】
JR松江駅最寄りのホテルに泊まっていたので、夜は『まっぷる』でも紹介されていた「松江和らく」さんに「宍道湖七珍」のコースを予約の上、訪れました。暑い日だったし、カシスソーダやレモンソーダを食事と一緒にいただきました。
コースの中で特に目を引いたのが、前菜の盛り合わせと、
ラストの、鰻やシジミや白魚などの、宍道湖七珍せいろ蒸しご飯。七珍の中では、鯉(コイ)が「謎の魚」っていう味がしました。スゴく生々しいんですよ。中華料理のピータン(アヒルの卵)みたいな感じ。まぁでも、話の種に一度食べておくのもいいですね。
ウェイターが(大学生のバイトくんかな?)と思うような若い男性でしたが、アイドルみたいに愛想が良くて、おもてなし上手な人だったので、お勘定の時に店長らしき人に、その旨伝えておきました。接客上手な人に担当していただくと、さらに味が美味しく感じられるし、地元店だとリピートしたくなりますよね。
4.【味皆美 ふじな亭】
二日目の月照寺の後に、予約してランチはこちらの「夏御膳」をいただきました。宍道湖畔にある、皆美グループの和食レストランです。メニューも多いし人気のようで、平日なのに広い店内が満席でした。
夏野菜が豊富にいただけるヘルシーなメニューで、美味しかったですよ。
5.【クロード】
松江で人気のフランス菓子店です。至近距離に、広い駐車場もあります。ここも『まっぷる』などで紹介されています。
こちらでは、お土産や贈答用のお菓子のセットも豊富にあるので、今回の旅行は皆にクロードのスィーツを買って帰りました。
包装など見た目もオシャレだし、味も夏向けにオレンジゼリーの他にも、特にクッキーが美味しいと、私も思ったし、皆の意見でもそうでした。食感と味が秀逸なんです。地元でも人気店とのことですが、納得です。
6.【宍道湖(しんじこ)遊覧船】
旅の最後は、宍道湖遊覧船♫ 松江に来たなら、一度は乗ってみたいと思っていたんです。
おヒゲが立派な船長さんと、スナックコーナーで待機している若いスタッフさん以外には、平日の午後3:30出発だったので、お客さんは私だけ。船内は広くて、おそらく定員が40名くらいだと思います。それを1時間貸切状態で出航していただきました。宍道湖は夕陽が素晴らしいので、日没の時間帯はお客さんも多くなると思います。
この日は波も静かで、穏やかな航行でした。後でチケットセンターの人に聞いて驚いたことに、湖は海より揺れるので、船酔いする人もいるとのことでした。言われたら確かに、同じ振動で、プールよりたらい、たらいよりコップという風に、規模が小さい方が水面が揺れますよね。
船から見る、島根県立美術館。美術館から見る宍道湖の夕日も素晴らしいそうです。
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宍道湖には、唯一の島である「嫁ヶ島」があります(上の写真)。お姑さんにいじめられた、うら若き美しいお嫁さんが、寒さに凍った湖上を実家に帰る途中、氷が割れて湖に沈んでしまい、それを哀れんだ湖の神様が、次の朝に亡くなったお嫁さんを乗せ、この島を浮かび上がらせたという伝説の島です。船内でこの話のアナウンスが流れた時に、私も頬に涙が伝うのを禁じ得ませんでした。文学でも何でも、こうした物語の世界に、すぐに陶酔してしまうんですよ。
全長150m、幅27mの小さな島ですが、この島と、島を見守るお地蔵さんが、宍道湖の二大チャームポイントとして皆に愛されています。私も、あるとないとで、宍道湖は大違いだと思います。
7.【与島インター】
夏至の頃だったので、夜8時にならないと空が夜の黒い色になりませんでした。今回も瀬戸大橋の途中、与島にあるインターで食事休憩を取りました。
オーダーストップの8時半だったのでメニューが限られていて、今日はネギトロ丼と、さぬきウドンのセットにしました。冷静に見たら、炭水化物だらけですが、ドンブリと麺類って合うのよね~。
★★★★★
政府のGOTOキャンペーンと、島根県の「しまねプレミアム観光券」のお蔭で、昨年の紅葉の時期から計3回、連続で島根県(主に松江市)を訪問して、いろいろと楽しい思いをさせてもらいました。
島根県は徳島県より、コロナの感染者数が少ないこともあり、行き易かったです。
同じところを繰り返し、連続で旅行することも無いですが、堀川小町さんの半沢直樹(に似ている)社長が面白くて親切な人で、足を何度も運ぶことになり、久しぶりに着物の良さを思い出しました。
8か月間で3回、一泊二日で島根に行っていると、松江市とその周辺の有名どころの観光地には、結構行けた感じになります。そこで、プレミアム観光券でお得に各種の体験ができるので、まつえ若武者隊の堀川茶々丸先生の日本刀体験にお伺いしました。
ところが、有名観光地を訪問するのとはまた別種の、独特の余韻を残すような深い楽しさがありました。茶々丸先生が「体験でないと、わからないものがあるんです」と言っておられたのは、本当の話です。
その地にしかない花鳥風月の美しさもいいですが、人間はやはり、そこにいる人との出会いや触れ合いが、それに勝るのではないでしょうか。
いずせにせよ、行けば行くほど島根がどんどん楽しくなっていったので、次回また訪問するのが楽しみです(*^_^*)