BOXING観戦日記

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WBA世界Sフライ級タイトルマッチ 王者 河野公平 vs 挑戦者 亀田興毅

2015-10-18 00:26:27 | Boxing
 河野 3-0判定勝利

 考察 ~河野公平~

 相変わらずジャブが出ないが、接近戦での足運び、頭の置きどころ、
 パンチの角度と緩急は明らかに挑戦者よりも上のレベル。
 シルエットだけを見れば、GAORAやG+で観られたような、
 日本ランカーになりたてほやほやのランカーのようだが、
 手数の多さとそのまとめ方は非常に上手い。
 
 当たるパンチ、例えば序盤では右ボディ、中盤では右アッパー、終盤では右ストレートと左フックを
 効果的に使えていた。
 被弾も多かったが、これはいつものこと。
 大毅とのガチンコの打ち合いが実現すれば、
 八重樫や高山に続いて激闘王を名乗ることができるが、
 これ以上亀田家と関わる必要なし。


 考察 ~亀田興毅~

 あれだけ肩に力を込めていては、パンチが伸ばせない。
 強く打つことと、ダメージを与えることは同義ではない。

 見せ場をいくつも作れたにもかかわらず、
 なぜ余計なガッツポーズを見せるのか。

 また、これまで管理人は素の興毅は割と素直な好青年かもしれないと思っていたが、
 悪びれずにローブローを打ち続ける、ストップの声を聞いてからの加撃、
 ゴング後の肘を当てにいったパンチなど、とてもまともな精神状態で
 ボクシングをしているようには見えなかった。
 
 松岡修造は早い段階で錦織圭の才能を見抜き、自分から彼を手放したが、
 亀田の親父に同じだけの炯眼と度胸があれば、
 日本ボクシング界はどのような道筋をたどっていたのだろうか。

 このタイミングでの引退は正しい。
 勝っても負けてもいばらの道。
 山中や井上と戦えば、心と顎の両方をたたき折られるだろう。





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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-10-18 16:01:00
今までになく密着して戦ったのはポイントで劣勢だから賭けに出たか、はたまた最後だから勝ちにいくボクシングではなく拳闘をやってみたかったのか。
真意はわかりませんがお疲れさまと言って上げたい。
辰吉のようなカリスマ性はないけれど善くも悪くも記録にも記憶にも残る選手でした。
Unknown (涼しい木星)
2015-10-19 01:14:47
Unknownさん - 興毅は今後どうするのでしょうね。渡辺二郎のように、その筋で生きていくのは難しそうですね。

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