王者 ミゲール・コット VS 挑戦者 フロイド・メイウェザー
メイウェザー 判定勝利
考察 〜メイウェザー〜
スピードがやたらと強調されるが、単純な一瞬のクイックネスや
フットワークも含めた体全体のスピードということなら
全盛期のR・ジョーンズやS・マルチネスの方がありそうだ。
注目すべきはパンチングモーションにおける軸の美しさ。
この試合で最も象徴的だったのは右フック。
前に出ているコットの左腕によるフックよりも、
後ろに構えているメイウェザーの右フック方が着弾までが速いという実感。
前戦ではサウスポー相手に右を的確に当てていたが、
この試合ではオーソドックス相手にミドルレンジから右フックを当ててきた。
しかも右耳直撃コースに3連打を見舞うなど、
鼓膜ならびに平衡感覚に直接ダメージを与えることを企図していたかのようだ。
さらに左アッパーによる突き上げ。
ショートのアッパーもロングのアッパーも的確にガードの隙間を縫っていた。
元々コットの八の字ガードがアッパーに弱いことを差し引いても、
パンチのprecision & accuracyにおいてはコットのvsパッキャオ戦以上だったと言える。
また管理人がコット勝利のキーとして挙げていたプレッシャー。
ロープに追い詰められる場面を幾度となく作ったが、
自ら誘い込んでいるのかと錯覚させるほど、近距離での応酬でも正確さで上回った。
またL字ガードからショルダーブロックならぬ
ショルダーグレイズ(graze)とでも形容したくなるディフェンス技術。
インサイドで相手のプレッシャーをまともに受けながら
それでも最低限しか打たせないのは反射速度の差もさることながら、
下半身の安定と上体の軸のブレなさを高域で融合させているからだ。
課題として浮き彫りになったのはスタミナ。
L・マーチャントならずともメイの鼻血を見るのは久々で、
8ラウンド以降の失速と合わせて気になるところ。
年齢による衰えがついに顔を出したのか、
階級不適合か相手のプレッシャーが予想以上だったか。
これまでのメイウェザーは試合ごとに
「なぜこれほどの力量を持ちながらパッキャオを避けるのか」と疑念を抱かせたが、
この試合後に限って言えばパックと戦いたがらない理由が少し透けて見えた気がする。
考察 〜コット〜
争点とすべきはconstant pressure。
battlefieldはコーナー、ロープ。
武器はボディーブロー。
ゲームプランに間違いはなく、自身でもそれを実行できたが、
相手のelusivenessが想定以上で、またパンチのprecisionも想像以上だった。
ループしてくる右フックに左耳あたりを数限りなく痛打されたことで
かなりのダメージを負ったと思われるが、vsパッキャオ時のように
バックペダルを踏み続けるばかりでなかったということは
メイウェザーのパンチもシャープには見えるが、
パッキャオのパンチほどにはmind breakさせないということか。
このあたりは今後のメディアのインタビューなどで明らかになるだろう。
Back on topic.
ボディは自身が予定していたほどには当たらず、
また顔面はさらに遠かったが、中盤のラウンド(6?)で、
リング上の巨大場内スクリーンでロープ際の攻防のリプレイを観たあたりから
急に生き生きとしてきたようだ。
拳に当たった感触はなくとも映像で当たっていることを確認できたからか。
ボクサーは思わぬことから調子を崩し、また調子を取り戻す。
試合中であれば尚のことで、長丁場を最初から意識していたコットにしてみれば、
逆にメイウェザーの失速に合わせて調子が上向いてきたのだろう。
序中盤にはボクサーとしての完成度の違いを見せつけられた観があるが、
デラホーヤ以来か、もしかするとそれ以上にメイウェザーの底(がどこにあるか)を
ある意味で我々に見せてくれたとも言える。
12ラウンドにはあわやというトラブルに陥ったが、
determinationとexperienceとboxing savvyで乗り切った。
マルガリート戦、そしてパッキャオ戦のKO負けは逆にコットを強くしたのか。
コット自身の口からパッキャオとメイウェザーの具体的な違いが何かを
早く聞きたくてならない。
メイウェザー 判定勝利
考察 〜メイウェザー〜
スピードがやたらと強調されるが、単純な一瞬のクイックネスや
フットワークも含めた体全体のスピードということなら
全盛期のR・ジョーンズやS・マルチネスの方がありそうだ。
注目すべきはパンチングモーションにおける軸の美しさ。
この試合で最も象徴的だったのは右フック。
前に出ているコットの左腕によるフックよりも、
後ろに構えているメイウェザーの右フック方が着弾までが速いという実感。
前戦ではサウスポー相手に右を的確に当てていたが、
この試合ではオーソドックス相手にミドルレンジから右フックを当ててきた。
しかも右耳直撃コースに3連打を見舞うなど、
鼓膜ならびに平衡感覚に直接ダメージを与えることを企図していたかのようだ。
さらに左アッパーによる突き上げ。
ショートのアッパーもロングのアッパーも的確にガードの隙間を縫っていた。
元々コットの八の字ガードがアッパーに弱いことを差し引いても、
パンチのprecision & accuracyにおいてはコットのvsパッキャオ戦以上だったと言える。
また管理人がコット勝利のキーとして挙げていたプレッシャー。
ロープに追い詰められる場面を幾度となく作ったが、
自ら誘い込んでいるのかと錯覚させるほど、近距離での応酬でも正確さで上回った。
またL字ガードからショルダーブロックならぬ
ショルダーグレイズ(graze)とでも形容したくなるディフェンス技術。
インサイドで相手のプレッシャーをまともに受けながら
それでも最低限しか打たせないのは反射速度の差もさることながら、
下半身の安定と上体の軸のブレなさを高域で融合させているからだ。
課題として浮き彫りになったのはスタミナ。
L・マーチャントならずともメイの鼻血を見るのは久々で、
8ラウンド以降の失速と合わせて気になるところ。
年齢による衰えがついに顔を出したのか、
階級不適合か相手のプレッシャーが予想以上だったか。
これまでのメイウェザーは試合ごとに
「なぜこれほどの力量を持ちながらパッキャオを避けるのか」と疑念を抱かせたが、
この試合後に限って言えばパックと戦いたがらない理由が少し透けて見えた気がする。
考察 〜コット〜
争点とすべきはconstant pressure。
battlefieldはコーナー、ロープ。
武器はボディーブロー。
ゲームプランに間違いはなく、自身でもそれを実行できたが、
相手のelusivenessが想定以上で、またパンチのprecisionも想像以上だった。
ループしてくる右フックに左耳あたりを数限りなく痛打されたことで
かなりのダメージを負ったと思われるが、vsパッキャオ時のように
バックペダルを踏み続けるばかりでなかったということは
メイウェザーのパンチもシャープには見えるが、
パッキャオのパンチほどにはmind breakさせないということか。
このあたりは今後のメディアのインタビューなどで明らかになるだろう。
Back on topic.
ボディは自身が予定していたほどには当たらず、
また顔面はさらに遠かったが、中盤のラウンド(6?)で、
リング上の巨大場内スクリーンでロープ際の攻防のリプレイを観たあたりから
急に生き生きとしてきたようだ。
拳に当たった感触はなくとも映像で当たっていることを確認できたからか。
ボクサーは思わぬことから調子を崩し、また調子を取り戻す。
試合中であれば尚のことで、長丁場を最初から意識していたコットにしてみれば、
逆にメイウェザーの失速に合わせて調子が上向いてきたのだろう。
序中盤にはボクサーとしての完成度の違いを見せつけられた観があるが、
デラホーヤ以来か、もしかするとそれ以上にメイウェザーの底(がどこにあるか)を
ある意味で我々に見せてくれたとも言える。
12ラウンドにはあわやというトラブルに陥ったが、
determinationとexperienceとboxing savvyで乗り切った。
マルガリート戦、そしてパッキャオ戦のKO負けは逆にコットを強くしたのか。
コット自身の口からパッキャオとメイウェザーの具体的な違いが何かを
早く聞きたくてならない。
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