シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

魔法使いの弟子

2010-08-09 | シネマ ま行
試写会に行ってきました。

「魔法使いの弟子」ってー、もうちょっと良い邦題なかったの?って思ったけど、原題が「The Sorcerer's Apprentice」ってことでそのまんまだから仕方ないっすね。

製作がジェリーブラッカイマーニコラスケイジが主演ということであんまりワタクシ好みの作品ではないだろうなぁと思って、全然期待していなかったからか意外にまぁまぁ面白かったです。

史上最悪の魔法使いモルガナを倒すことができる運命の子を1000年間探し続けていたバルサザール(ケイジ)の前に現れたデイヴジェイバルシェル。選ばれた魔法使いにしか反応しないドラゴンの指輪がデイヴに反応を示し、バルサザールはデイヴを弟子として迎え魔法の使い方を教える。

デイヴは冴えない物理オタクの大学生なんだけど、バルサザールはデイヴが物理が得意なのも実は魔法の力を持っているからと言う。ここんとこが結構興味深い設定で、魔法というものを科学的に捉えて人間の脳を100%使うと分子レベルのものまでコントロールすることができるという。そして、脳を100%使うことができる能力を備えているのが魔法使いというわけ。でも、あの必殺技はカメハメ波みたいでちょっと笑えた。

しっかし、主役のデイヴを演じるジェイバルシェル君っていうのが、残念ながら全然カッコ良くなんですよね…なのにあんな可愛いベッキーテリーサパーマーとくっつくなんて、納得いかない!そりゃ確かにデイヴは冴えない男の子っていう役だけど、それでもやっぱり本当に冴えない子なのはイヤだ。ごめん。最近テレビに出ている中野裕太くんにちょっと似てるなぁと思いました。中野くんのほうがかっこいいけど。

デイヴが自分の研究室の掃除をするシーンでモップやホウキが動き出すところは製作がディズニーだけに「ファンタジア」のパロディっぽかったな。オマージュっていうのか。最後に映る魔法使いの帽子もミッキーが「ファンタジア」でかぶっている青い帽子みたいだった。

ニコラスケイジは元親友のショーンペンに「くだらない映画にばかり出ている」と言われるほど、確かにお金に魂を売ったようなブロックバスターものにしか出なくなっちゃったね。アクションものイコールくだらない映画とは言わないけど、確かにあぁお金欲しいんやなぁって感じの出演作が非常に多い。彼がアクションヒーローとして扱われているっていうのもちょっと不思議な現象ではあるけど。今回のバルサザール役はちょっと疲れた中年の魔法使いでカツラもすごく似合ってて良かったと思います。相手役もモニカベルッチで、変に妙に若い子とかじゃなくてつり合いが取れてました。

モニカベルッチに魔女ってすごく似合うな。もうちょっと活躍して欲しかったところです。上に書いたテリーサパーマーちゃんは、すごく魅力的な子でした。オーストラリア出身の女優さんなんですね。これから要チェックです

あんまり細かいことは考えず過度な期待をせずに見れば楽しめる作品だと思います。


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