シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

クルーレス

2005-05-30 | シネマ か行
アメリカのティーン映画です。アイドル絶頂期のアリシアシルバーストーンですね。当時くりっとした瞳とちょっとしゃくれたアゴが結構キュートだった。

この作品、アメリカの超金持ち高校生のお気軽な日常を描いているが実は原作はイギリスの古典ジェーンオースティンの「エマ」である。G.パルトロー主演の古典としての映画化バージョンもある。こちらはもちろん大胆な脚色がされているが人間関係などは基本的に同じだ。

主人公のシェール、始めは本当にお気楽お嬢様だった。「CNN?何それ?」みたいなノリだし、移民問題のディベートでも「パーティでも人がいっぱい来たほうが楽しいじゃん。だから、移民もいっぱい来ればいいのよー」とか平気で言っちゃうのだ。

でも、その子が父の仕事を手伝いに来たまじめな義理の兄と暮らすようになって少しずつ変わっていく…

基本的には頭も悪くないしいい子なのだ。動機は不純であったりはするけど、学校で始めた奉仕活動に一生懸命になったり、今までの自分を反省したりするようになる。とは言え、物語の主体はなんせジェーンオースティンですもの、やっぱり恋愛ごとなわけで、先生同士をくっつけようとしたり、引っ越してきた子と義理の兄をくっつけようとしたり、自分は自分でクラスの男の子に言い寄ってみたりといろいろする中で人間的な成長があるっていう感じかな。

「キューティーブロンド」のエルほどすごくはないけど、それでもキュートな女の子が頑張っちゃう系映画が好きな方必見です。

オマケ
引っ越してくるダサい子を演じるのはブリタニーマーフィです。ほんとにこれが???と思うほどダサい。役作りだったのか、いじる前(!)なのか…???


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