シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ザ・インタープリター

2006-07-06 | シネマ さ行
暗いな~、ニコールキッドマン。なんか彼女はこういう役が多すぎる気がする。影がある役が多いですよね。やったらシリアスですよね。この役なら南ア出身のシャーリーズセロンがやりたがるんじゃないかと思いますが、彼女だと少し若すぎますね。

物語ものっけからやたらとシリアス。独裁政治が行われているアフリカの国。こっちのほうが先の作品だけど、「ナイロビの蜂」やら「サハラ」やらを見た後だったので、「またアフリカかぁ」と思っちゃいました。ここ数年、ハリウッドの目がアフリカに向き始めているのかもしれません。

お話もそこそこ面白かったけど、やっぱショーンペンがカッコよかったー。ショーンがこの手の映画に出るのってちょっとめずらしいかなーとも思ったんですが、シドニーポラック監督は誰もが認める名監督だし、役者なら彼とは仕事したいはずですね。いつも、アウトローなイメージの彼が今回はシークレットサービスの現場のボスなんて、普段ならどっちかっていうと法を守る側じゃなくて破る側の役が多いのにね。でも、あのどこかしら物悲しさをたたえた表情というのは法を破る側のときも守る側のときも同じ持ち味で、今回も奥さんを亡くしたばかりのエリートを演じていて、アウトローな彼がエリートを演じても似合っていたのがとても不思議な感覚だった。

物語はちょっと背景がややこしいだけに一生懸命見ていないと途中から分からなくなってしまう可能性ありです。ちょっと分かりにくいけど、丁寧に作られている印象はありますね。衝撃的な展開を見せるよりもヒロインの心の葛藤や、ショーンペンとの静かなやりとりに重点を置かれているようなので、ドンパチがあるわけでもなく、全体的に暗く地味です。アフリカの民族に伝わる思想なども哲学的で詩的な感じもあってそういうのもニコールとショーンに合っていたかも。ドンパチがあんまり好きではないワタクシとしては満足いくものでしたが、アクション好きな方には物足りない作品だと言えるでしょう。心理戦と演技戦を楽しむのであればオススメします。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ちょっと難しいけど (lucky777_sw)
2006-07-20 11:00:54
なかなかいい映画ですよねー!

ショーン・ペン、私もカッコいいと思いました。ニコールとショーンの演技が光ってましたね
返信する
あれ、またチャット??? (coky)
2006-07-20 11:02:57
また、タイムリーなことになっておりますなぁ



ショーンペン、大好きなんですよ。この作品ではホントに超カッコよかったっ
返信する
ほんと (lucky777_sw)
2006-07-20 11:04:06
私も今気付きました。

チャット状態ですね♪

たのし~♪
返信する
たまに (coky)
2006-07-24 15:13:49
チャットみたいになってますね~。

東京と大阪でしかもここはチャットルームでもなんでもないのに楽しいですねー
返信する

コメントを投稿