サクラメントからサンフランシスコ国際空港(以降、SFO)に向かう長距離バスは、快適だった。小ぎれいなマイクロバス。これに約90分乗るのである。
運転しなくていいし、あとは快適なANAに乗るだけ。
空港でお土産を買おう、と心は躍っていた。
が、しかし発車から30分、事件は起こった。
前の座席の20代の白人女がおもむろに、ゲロを吐いたのである!
誰だって具合の悪い時はある。それは分かる。
だけど、その後の態度が非常にまずく、憤慨してしまったのでわざわざ書くことにした。
私はちょうど、機内のゲロ袋、ウエットティッシュ、紙ナプキンを持っていたので、慌てて差し出した。
そして背中までさすってあげた。
その後私が期待したのは・・・・。
1.ゲロ袋に吐く、2.ウエットティッシュで汚れたシートを拭く、3.紙ナプキンで包んで捨てる
4.トイレ付のバスだったので、手を洗う
しかし、彼女の対応は、
1.ゲロ袋を使わない、2.ゲロを拭かない(したがって周囲2メートルは臭った)、3.紙ナプキンは散らかしたまま(バス会社が片づけるんだろうな)、4.そのまま音楽を聴き始めた、5.自分の停留所に着いてから、慌てて前に走って行き、ゴミを床に落とした。
・・・・もちろん私への言葉は一切なし。(別にいいけどさ。ボランティアというものは無償の行いだし)
よほど具合が悪かったのか、それとも育ちの悪い女だったのか、いずれかとは思うけど、後味の悪い思いをしたのは事実である。
この女です!こんなサンフランシスコの街並みを、ゲロ臭さの中、見たのです。