【北の大地への旅路Part. 4(青森の居酒屋編)】
くまごろ=チャイロ系(以下チャ)「クマルさんにおいしいものをごちそうしなければならないんだけど、正直ぼく食欲がなく、なにを食べていいのかわかりません なので、コース料理を出す店にしてみました この店なら揚げ物とかお肉は出ないので、クマルさんでも大丈夫……なはず」
クマル=シロクマ(以下もクマル)「獣の肉とか出てきたらぶっ叩くから」
Chris=クロネコ(以下C)「そこ以前入ったことあるの?」
チャ「以前、はす向かいにあるこの店で、サポ一食べました」
【かまくら@Chris's monologue】←サポ一
C「嗚呼、れいのクマルさんをすっぽかしたときのかぁ」
クマル「クマル、ホヤの塩辛とかぜってームリだからな」
チャ「大丈夫 このたたずまいを見てみてよ」
C「おお、いい雰囲気」
クマル「つか左端にある階段の屋根、全部ぶっ壊れてんぢゃん」
チャ「店内に入ると、店はそれなりに温かいんだけど、店のばあちゃんが、ぼくの様子をすぐに察知し、こっちゃこいへ(こっちにきなさい)……」
チャ「と、ストーブが焚かれた温かい座敷に案内してくれました」
C「よっぽど具合わるそうに見えたんじゃね?」
チャ「ということで風邪薬の田酒から(この後、亀吉(辛口)以外の地酒(風邪薬)はすべて飲みました)」
チャ「まずは、ぼくの好物ウニ」
C「クマルさん、ウニ得意じゃなかったよな?」
クマル「マイウー こんなおいひぃウニ、初めて食べたぁ」
チャ「あんこうの肝和えだって」
クマル「なかなかの珍味でござる」
チャ「つづいて白魚」
C「ちょ、待て待て! なんかザワザワしてないか? しかも白魚というわりに、色透明だし」
白魚の踊り食い
クマル「ギャ」
チャ「白魚のお刺身とか買って食べたことあるけど、食感、どちらかといったらねっとりしてるよね。でも、この白魚はコリッコリ」
クマル「まだお肉とか揚げ物のほうがましだわ」
クマル「なにこでぇ こんなイカ、見たことなっしぶるぅ」
チャ「このゲソも動いてますね」
クマル「それはチャイロ系ちゃんの担当だから けど、身の部分は全部クマルのな」
チャ「あ、吸盤が醤油皿にくっついてとれない」
チャ「これ、もう函館の朝市で、食べなくてもいいかも」
Dancing squid bowl dish in Hakodate
クマル「ギャ ムリ こんなもん食いにいこうとしてたのか」
クマル「いや~ん ホタテめっちゃ好き」
チャ「じゃっぱ汁ですかね “うさ美”のじゃっぱ汁もおいしかったけど、ここのもめっさおいしい」
【うさ美@Chris's monologue】←じゃっぱ汁
クマル「この酒粕がなんともいえないのよねぇ 本日のナンバーワンはこれだから」
チャ「すごい店でしたね こんだけのもの出して2500円のコース 東京だと考えられない安さですよね これ築地で食べたら、いったいどんだけとられんだろう」
クマル「ばあちゃん最高 ばあちゃん最高 ばあちゃん最高」
【くりす的全国名酒場紀行@ゆうぎり】←お店の詳細
チャ「さて、ここは青森」
チャ「ホテルに帰る前に、いったことのある店がたくさん」
チャ「コンビニもチェックしないといけないし」
C「おい、んなことしてていいのか?」
チャ「大丈夫だよ。函館のホテルはキャンセルしたし。到着は次の日ってことで予約もできたし」
C「や、そうじゃねえよ 風邪のほう」
チャ「神さまの酒(弘前の六花酒造の酒)でも一杯飲んで、ぐっすり眠れば大丈夫じゃない?」
C「あ、けっきょくおまえがシングルベッドで、ダブルはクマルさんなのな」
クマル「酒飲みって、すごいよね がほんとうに良薬だと思い込んでるから むろんこの後風邪が悪化したのはいうまでもなく、さらにこの夜、チャイロ系ちゃんは一睡もするこができず翌朝を迎えるのでありました」
つづく
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