カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

春のひだまり、合馬のタケノコ

2006-02-28 13:44:45 | └・旅のお土産
採れたての合馬のタケノコをいただいた。柔らかな土のついたまま、まさに採れ立て「旬」それは贈り物に添える最高のリボン、どんなに素敵なリボンをかけたってかなわない。
早速好物の筍ご飯にすべく、筍をまずは煮る。録画していたテレビ番組を見終わって、鍋のふたを開ける。茹で上がったかな、皮を剥く。たちあがる美味しそうな香り。ん~、なんていい香りなんだろう。たまらず、そのままぱくり。驚愕!このふくよかでやわらかい香りは何?それは竹林に斜めに差す春の光そのもの、やわらかくて、あたたかい。香りはほのかな甘味となって口の中に広がり、しなやかな食感が歯に心地よい。これが筍?そうだとしたら、私が今まで食べていた筍は何だったのか。なんて、なんて、なんておいしいのただ茹でただけの筍をどんどんほうばる。どんな高級な味付けだっていらない。
素敵なすてきな旬のおくりものをありがとう
ほとんどそのまま食べちゃったけど、残りを料理することにした。菜の花と筍を出汁で仕立てた春満開のスープ。春のエキシビジョン(←意味不明)。体中に春が広がっていく。
明日から3月。気分をすっかり春に衣替えして気分よく、見上げた空はもう春色だった。

キミがおいしいと思うもの(ローテンブルグ)

2006-02-24 22:35:06 |  └・洋菓子
今回、取材させていただいたのはドイツ菓子の「ローテンブルグ」。素朴な顔して、おいしそうな焼き菓子やケーキが並ぶ。季節限定の桜のバームクーヘンも気になったけど、チーズケーキとアップルパイを買って帰った。
まずはチーズケーキ。ドイツの昔ながらのチーズケーキとあったけどどんな味だろう、ぱくりっ。口の中に爽やかなレモンの風がひろがった。んぁ、おいしい。これ大好きだわぁ。チーズ臭さはなく、でもちゃんと熟成されたチーズ風味がある。そしておどろきはその食感。チーズケーキの中央部分が、まるでカスタードクリームのようにふわとろなのだ。ざっくり、しっかりしたまわりのタルト生地との味、食感のバランスもよい。アップルケーキは、リンゴを砂糖で煮込むのではなくそのまま焼き上げたとても素朴なケーキ。それはリンゴのおいしさを再発見するステキな一切れ。毎日このケーキが出てくるテーブルがあるなら、それはとても幸せな食卓に違いない。
取り繕うことのないその実直な風貌と、おいしさをきちんととらえる確かな実力がじつに感じよい。作り手がおいしいと思うもの、それがこのお菓子達からハッキリと分かる。そう、私はそういった作り手が教えてくれるおいしさを知るのが大好きだ。だってそれこそ食べ歩きの醍醐味だと思うから。

■ローテンブルク
福岡県糟屋郡志免町別府120-18/tel:092-936-0009/定休日:第三火曜日
http://www.lnsoft.net/r-burg/index.html

嬉野名物☆温泉豆腐(宗庵よこ長)

2006-02-20 23:41:56 |  └・和食
急に予定が空いた月曜日、車を走らせ嬉野温泉へ。到着、ちょうどお昼時、まずは腹ごしらえ。嬉野ならばやっぱり温泉豆腐。湯豆腐を温泉でつくると、あら不思議、豆腐が溶け出しふわとろ、スープは豆乳に早代わり。まろやかな食感と味わいがとてもおいしい鍋なのだ。私の大好物の一品、我が家でも温泉水を買ってきてよくつくる。これは「よこ長」の先代のご主人が考案した料理で、彼のグルメ漫画「美味しんぼ」にも載った元祖中の元祖。
さてさて、温泉豆腐がやってきた。土鍋で煮込まれた豆腐はすでに半とろ~。薬味を入れそのままいただく。うん、王道なとても素朴な味わい。家ではたれにつけてたべているので、お豆腐だけの味ではちょっと足りない気もしたけど、でも元祖とは本来このくらいシンプルなのかもしれない。だからこそ広まっていくものなのか。今では嬉野名物の温泉豆腐は、それぞれの店でつけだれを工夫して出されているそう。ちなみに我が家では父はあごだし、母はゆず胡椒、私はごまだれと思いおもいの味で食べている。しかし、統一感のない家族だなぁ。
お腹を満たして、日本三大美肌の湯、嬉野の温泉につかり、思いがけないおまけの休日を楽しんだのでした。

■宗庵よこ長
佐賀県藤津郡嬉野町大字下宿乙2190
TEL:0954-42-0563/OPEN 10:00~21:00/定休日:毎週水曜日

ボエムが町にやってきた(La Boheme)

2006-02-18 23:46:04 |  └・洋食
おいしいイタリアンのお店「ラ・ボエム」。東京の三宿店のそばに住んでいたころ当時の彼とよく通った。活気があっていつも賑わっているお店の雰囲気が好きだった。定番メニューはブーブクリコにシーザーサラダとマルガリータ、アンチョビトッピングで。シーザーサラダはお店の方がテーブルでパルメジャーのチーズをおろして好きなだけかけてくれる。チーズ好きの二人は「もっともっと」とお願いしていた。ここのスタッフの方はいやな顔せずにノリノリでたっぷりチーズをかけてくれる。楽しい食事の時間を演出、それもレストランでは重要な商品なのだ。締めに飲むエスプレッソWまで楽しいお店。。苦い恋も楽しい事ばかり思い出せるのは何故だろう。
さて、そのボエムがなんとわが町福岡に出店した。店内はなんかブルジョワな洋館風。田舎町の福岡からすればそれはびっくりするほど異空間。みんな借りてきた猫みたいにちょこんと席につく。果たしてこの無粋で保守的な町に受け入れてもらえるのか?不安に思いながらも、企業理念を強気に提案する姿勢にあっぱれとも思う。
ピザと野菜のアンチョビオイルフォンデュ頼んだ。野菜のオイルフォンデュは野菜の美味しさをそのまま味え、すごくすごく私好みでお気に入りに。
同じ名前、でも新たな町でお店の雰囲気も違う、福岡で暮らす私ももう違う。新しいお気に入りのメニューは、新しい人生をきっと楽しくしてくれることだろう。

■La Boheme
福岡市中央区天神2-3-24 TENJIN LUCE 5.6.7F
TEL:092-737-2601 / OPEN:11:30am-5:00am
htt://www.global-dining.com

チーズケーキを求めて(居酒屋Matt's)

2006-02-16 12:50:53 |  └・洋菓子
先週の新規開拓に小さな芽が出た。うれしい、がんばって育てなければっ!でもその前に、とりあえずお祝いだぁ~。
行ったのは「居酒屋Matt's」。そもそもこのお店を知ったのは、大丸で期間限定出店されていた時。居酒屋のメニューとして出されているチーズケーキを売ってあったのだけど、連日列ができるほどの好評ぶりが気になっていた。その時は売り切れで買えなかったけど、試食だけさせてもらったら、こりゃうまい。でお店へ行ってみることにした。
そこは元英会話教師の外国の方が経営する和風居酒屋。むむ、外国の方なのに和風?さらに興味深い。畳敷きの小さなお店は和風、でもメニューはバラエティに富んでいる。マグロパフェとジャーミンガー(メキシコ風春巻き)を頼んだ。あらおいしい。特にジャーミンガーは私の好みの味ですぐに大ファンに。
さてさてお目当てのチーズケーキを締めにいただいて、う~ん満足。チーズケーキはすっきり系の味。チーズ感よりヨーグルトをイメージする感じ。レシピを知りたいと思わずいったら、ナイショとオーナーのマットに笑顔でかわされた。また食べに来てやるぅ。

■居酒屋Matt's
福岡市中央区警固1-12-5東警固ビル1F/TEL:092-732-8322
OPEN:PM5:30~AM1:00/定休日:日曜日

タイムスリップ(橡)

2006-02-14 15:01:28 |  └・カフェ
ダークな色調のカウンターにテーブル席、薄暗い店内に斜めにさす窓明かり、橙の炎を照らすだるまストーブ。その喫茶店はまるで時間が止まったように静かにある。まだそこにあってくれたことに感謝したくなる。
さてこちらのサンドイッチがなにげに美味しい。しっとりパンにレタス、きゅうりにトマトの新鮮野菜を忘れずにサンド、少し甘く味付けしてある炒り卵がなんだかノスタルジックな気分にさせる。ランチならコーヒー付で500円とお得。日々のごたごたからタイムスリップ、ニュートラルにすごしたい日にぴったりの場所です。

■橡(つるばみ)
福岡市博多区博多駅東2-5-11
OPEN:8:00-20:00 日祝休み

東風吹かば・・(アンシェンヌ)

2006-02-13 22:13:56 |  └・エスニックなど
怒濤の一週間を終え、久々に予定のない一日、快晴。休日が晴天ならば、なんだか人生を得した気分になる。ここぞとばかりに洗濯を終え、いつもの散歩コース、天満宮さんへ。お参りする学生の団体があり、その制服姿に、友達同士で騒ぐはずむ声色に、なつかしく、少し切なくそしてざわめくような春の空気を思い出す。見上げると、今日のお日様のおかげか、飛梅が一つふたつと花をほころばせていた。ああ、春がやってきている。
さて、いつもの店の梅が枝餅で一服したら帰り道、参道のおみやげ物屋を見るのも楽しい散歩道。お昼も近いので今日はパンを買って帰ろう。参道にある小さなメロンパンの店「アンシェンヌ」。焼きたてならではのおいしさ。実はここのカレーパンがなかなかおいしい。具のルーはなにやらおいしいお店のを使っているらしく玉葱の甘みがおいしい。こうばしい焼きたてのふわっとしたパン生地も感じよく。帰りのバスを待つ間、青空の下でいただくランチは一日を楽しく過ごすに十分なパワーをくれたのでした。

■アンシェンヌ大宰府
福岡県太宰府市宰府3-2-62/TEL:092-233-7116

緊張から解放されたなら(ALCOLISTA)

2006-02-11 16:16:04 | └☆食事
新規開拓、怒涛の一週間。初対面の方に会い続けた緊張のため、すっかり正月太りも解消。さて、緊張の一週間を終え、金曜日に乾杯
「ALCOHOL」という店へ。西鉄福岡駅に近いから行きやすいからたまに利用している。それに、焼酎もたくさん揃っているし、おしゃれ系飲み屋にしては、ご飯がおいしく、盛り付けもボリュームがある。写真は豚足のチヂミ、明太卵、豆腐サラダ。どれもおいしいメニューのひとつ。仕事を終えた開放感に、おいしい料理とお酒も進み、せっかく減った体重を取り戻したのはいうまでもない。。

■ALCOLISTA(アルコリスタ)
福岡市中央区今泉1-22-21 ジョリスビルB1F
TEL:092-751-1115 /OPEN:18:00-翌3:00

心地よいシゲキ♪(黒胡椒せんべい)

2006-02-07 14:59:14 |  └・和菓子
前述「白らら」を買ってきてくれた友達が、もうひとつ東京土産をくれた。それは私の大好物、おせんべ屋本舗の「黒胡椒せんべい」だヤッホー。
なんてことはない、おせんべいに胡椒がまぶしてあるだけ、でもありそでないのが黒胡椒せんべい。胡椒の風味、心地よい刺激に一度開けると止まらなくなる。その昔、黒い宝石として珍重された胡椒、世界中の人をとりこにするこのスパイスの魔力にメロメロの私。ああ、うまい、そしてやっぱり止まらないぃぃ~、で完食!
最近は類似品をみかけるようになったけど、でもやっぱりここのがせんべいと胡椒のバランスも良くおいしい気がするのです。

■おせんべい屋本舗

日本の美しさ(京料理 熊魚庵)

2006-02-05 22:08:46 |  └・和食
家族で食事に行った。母の誕生会、ここは奮発して、普段は行かない会席の店へ。
少しずつ、美しく盛り付けられた季節の味が出てくる。その和の上品で優雅で情緒豊なふるまいに日本に生まれたことを誇りに思う。
しかし、普段、九州の濃い味にどっぷりひたっていると、京の上品な味付けがなんだか良くわからなくなってしまっている自分に気づき愕然とする。日常におぼれず、日々感度を高めねばと反省。
私の大好きな野菜の煮物、薄味で仕立てた料理は、里芋のふっくらとした甘み、ふきの春の苦味など、素材の味を楽しむことができる。私もいつかこんな風においしい煮物をつくれたらいいなぁと思ったのでした。

■京料理 熊魚庵 たん熊北店
福岡市天神1丁目4-2 博多大丸東館6F
TEL:(092)762-7357/FAX:(092)762-7358
OPEN:11:00~15:00/17:00~21:00L.O.
http://www.yugyoan.co.jp/