カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

福岡~唐津▽202号の旅▽からつバーガー

2006-04-23 10:27:41 |  └・九州ぶらり旅
右手に青い海が広がるワインディングロード。きもちいいじゃないか。福岡~唐津のこの道はずっと昔から使い古された道。今さら注目する事なんてなかったけど、なんだいい道じゃないか。さほど長くないこの道を一気に駆け抜けるとすぐに唐津の虹ノ松原の絶景が広がる。唐津が古くから栄えてきた街であることをその風景から知る。こんな美しい砂浜に、人が集わないはずはないもの。お仕事ロケハンをしつつ、虹の松原へ到着。空はますます晴れ青く、青い海、ずっとつづく白い砂浜。砂浜なのに強めにたたきつける波の音は、よけいな思考を飲み込んで否応なく人を穏やかにする。
さて、ちょうどお昼時。虹ノ松原で名物となっているからつバーガーをいただく。ふんわりバンズは表面をかりっと焼き上げ、たっぷりの具。胡椒をきかせたスパイシーな味が私好み。こんな天気の下だからさらにおいしいバーガーなのでした。

■からつバーガー
虹ノ松原をぬける道沿いの駐車スペースにワゴンが出ています。
http://www.karatsu-burger.com/

福岡~唐津▽202号の旅▽即興詩人

2006-04-22 10:26:01 |  └・パン
青空の下、福岡~唐津▽202号の旅▽目的地はまだまだ先だが、思いがけずふんわりパンに出逢い、さらにテンションアゲ↑少し進むとまたおいしいパン屋があるとのこと。その名も「即興詩人」おお、聞いたことがあるぞ、全国のパン通にも名の通ったおいしいと評判のお店だ。そりゃあ、行かねば。
プロバンスにありそうな白壁の小さな洋館は実にメルヘンチックで素敵な雰囲気。外観からして絶対においしいパンがありそうだ!と鼻息荒く車を止めると、な、なんと「close」。残念すぎる。と、ちょうど店から青いキャスケットをかぶったパン作りの妖精が。いや、そんな人を超越した仙人のような雰囲気のご主人がちょうど店から出てこられ、「金曜は定休日なんです、すみません」と慇懃に謝っていただく。しかも昨日焼いたパンで良かったら、と「ミルクパン」をお裾分けいただいて、超超感激!!!ほらね、今日はいいことあるって思ったの。
さて、パンを持ち帰り、軽くトーストしていただく。しっかりと重みと弾力があり、しかもふんわり、しっとり。焼きたてでないのにこのしっとりふんわり感、まさに酵母がまだ息をしているようだ。そして、りんごの甘みに似た芳醇な香りと味。天然酵母をつかうと独特の酢味がでるがこれは違う。私はパンにバターをたっぷり塗って食べるのが好きだが、何もいらない。パンだけで十分おいしい。どんなおいしいパンだって、口の中の水分を取られていくけど、これは香りや甘みが口のなかにうんと広がり満たされていく。そう、満たされる!たった1つのパンに満たされるのだ。立つ湯気、芳醇な香り、甘くしっとりとした味はまさにDNAに刻まれた幸せの記憶。素晴らしい、すばらしいパン。私のいままで食べたパンの中で堂々1位にランキングのおいしさ☆幸せいっぱいにパンをほうばり、ぜひぜひ、みんなに食べてもらいたいと思ったのでした。

■天然酵母パン工房 即興詩人
福岡県前原市多久507 (西九州自動車道 前原インターそば)
TEL&FAX:092-324-3205/金曜定休日
http://www.remus.dti.ne.jp/%7Eijumi-k/sokkyo.html
☆取り寄せなども可のようですよ。

福岡~唐津▽202号の旅▽治七のクリームパン

2006-04-21 23:18:39 |  └・パン
福岡~唐津▽202号の旅▽ロケハンへ。天気も上々、玄界灘沿いを走るご機嫌な国道202号日和だ。青い空に青い海、少し強く吹く風に、なんだかいいことありそな気がする単純な私。
テンション高めにスタートし、目的の唐津はまだまだ、福岡市内に気になる看板発見!「治七のクリームパン」クリームパン専門店らしい。そこは、ここも福岡市内なのかと疑いたくなるくらい緑深き山を望むのどかな田園風景。土地をゆったりと使った日本家屋の間の小道を抜けるとそのお店はある。農家のおばあちゃん家といった佇まい。がらりと引き戸を開けるとパンを焼くふんわりとした香り。やや、棚にパンが全然ないっ!すでに売り切れか?と思ったら、奥からおばちゃんが「全部あるよ、今つめよるけんね。」と。とりあえず看板商品のクリームパン、それから黒ゴマクリームパンとカレーパンを購入。熱で封をすることができないほかほかパンを受け取る。朝食食べたばかりだけど、焼きたて食わずは女の恥。いっただきまーす!
手に取ると、ふんわりと手形にしなっていきそうなくらい柔らかい。パン生地は手触りのまま、いやそれ以上のふんわり感。口に入れるとゆるりと溶けていくような食感。えっ!?なんだろう、パンとはグルテン生成によって生地が立っているものだけど、なんだなんだ、やわらかぁい。どんなパン屋にもおいてない柔らかさ。そしてクリームはなんとも懐かしい味。ケーキ屋の香り豊かなカスタードでなく、パン屋独特の、いうなれば”惣菜カスタード”有名パン屋の技巧的なカスタードでなく、卵をまぜまぜしました感が残る懐かしさいっぱいの味。甘すぎず、クリームをぺろりとなめるがごとくパン生地ごとなくなる。
クリームパンもおいしいが、カレーパン!カレー同好会、カレー好きとしては見逃せない。もうパンから匂い立つカレーの香りだけで期待大。揚げていない焼きカレーパン、表面にはチーズのトッピング。ぱくり、ん!こりゃーうまい!クリームパン同様ふんわり生地にしっかりと煮込まれたスパイシーなカレー。カレーパンの具はパン生地に合わせ野菜の甘み立つマイルドなものが多いが、ここのはこっくり煮込まれスパイの刺激が心地よい。パン臭さのない、まるで羽衣のようなふんわり生地だからこそ包まれたおいしさ。店名を「治七のカレーパン」にして欲しいとカレー愛好者的には思うのだった。

■博多.今宿 治七のクリームパン
福岡市西区今宿町229-1
TEL :092-806-4229/OPEN :9:00~19:00・水曜日定休
http://www.creampan.jp/index.html
☆冬季限定でお取り寄せ可らしいですよ。あ、もう春だけどどうかしら?

久留米という町(銀のすぷーん)

2006-04-12 22:02:37 |  └・洋菓子
撮影で福岡は久留米にあるケーキ屋「銀のすぷーん」へ。今回はオーナーとゆっくりお話できる時間があり、とても興味深く聞かせていただいた。ケーキのおいしさは素材に頼る部分が大きいからと、なんと乳牛から厳選し、専用の牛乳をつくらせているそう。ちゃんと放牧し、草を食んだ牛でないと、ミルクの風味豊な乳がでないそう。で、その牛さんのミルクを使った生クリームは確かに、他のお店とは一線を画す芳醇なミルクの風味。一気に押し寄せ、豊に広がる。ミルクキャンディーを思わせる濃い風味、でもホイップがやわらかく、重たい感じを受けない。このクリームをふんだんに使った苺ショートはまさに食べた人を幸せにさせるケーキ。濃厚系が好きな方にはきっとたまらいだろう。
写真は「マリーアントワネット」苺とチーズクリームを層にしたふんわりとしたケーキ。苺の酸味とチーズクリームの風合いがマッチし楽しい味わい。
さて、オーナーと話すにつけ、その熱意、パワーを感じずにはいられない。久留米という町の印象もしかり。もっと片田舎だと思っていたけど(失礼。。)、確かに小さな町だけど、田舎特有の、時間の豊かさにたより、生きる力をそこはかとなく空にはなしてしまうようなだらりとした感じがなく、小さくても楽しくかしましく暮らす雰囲気。肝をつぶすほど濃いとんこつラーメンは象徴、濃く熱く隋を求める気質。多くの有名人を輩出するのは久留米の町のパワーってところがあるのかなぁ、なんて思いつつ、濃厚なケーキを約5個分ぺろりと平らげた。私の胃袋パワーもなかなかどうして。

■銀のすぷーん 久留米本店
福岡県久留米市諏訪野町2721
TEL 0942-35-0081/FAX 0942-35-870/OPEN:9:00~21:00
http://www.g-spoon.com/

ココナッツ鍋!?(ベトナミーズ チャウバウ)

2006-04-07 23:34:28 |  └・エスニックなど
以前、ベトナ料理の店「チャウバウ」に行ったとき気になるメニューを見つけた。その名も「ココナッツ鍋」!?私は何を隠そう無類のココナッツ好き。これは気になるなる。そのときはお腹もいっぱいでもう食べられなかったので、再来店でリベンジ!今回はいの一番に「ココナッツ鍋」を注文。
ココナッツといえば、甘い果実、デザートのイメージが強いのに、それが鍋なんて!甘いのか?具は何なのか?期待と不安わくわくで待ちわび、やってきた。白濁のスープに葉野菜がてんこもり、具は鶏団子と豚バラ、お肉ですな。煮立つまで待ち、さていただきまぁす。ココナッツの甘いよい香りにくすぐられる。でも食べると全然甘くなくココナッツの違和感はない。イメージとしてはココナッツカレーのスパイスなし、もしくはクラムチャウダーなどの牛乳仕立てスープのココナッツミルクバージョン。しかも、肉の臭みが完璧にとれ、あらおいしい。お肉が苦手な私もこれなら食べられるんじゃないの?こりゃぁいいね。食を文化に引き上げる人間の知恵に関心したのでした。

■ベトナミーズ チャウバウ
福岡市中央区渡辺通2-8-3 安藤ビル
TEL:092-713-1109/OPEN:18:00~05:00(L.O.04:00)

イタリアの陽気な太陽のお菓子

2006-04-04 20:54:21 |  └・洋菓子
旅行好きの両親がイタリアの旅から帰った。史跡に美術においしそうな料理、旅の写真を見ただけでも十分魅力的な国イタリア。旅の話に耳を傾けつつ、お土産のワインをいただき遠い異国へ思いを馳せる。
買ってきてくれたお土産のでとってもおいしいお菓子があった。初めて見るそのお菓子はナポリの郷土菓子、その名も「BABA」。固く焼いたスポンジをレモンのリキュールに浸してある。リキュールからスポンジをすくいあげ口にほおりこむ。じゅわっと広がるレモンのリキュール、アルコール度数15%に一瞬のめまい、その後に広がるレモンの風味、ケーキの甘さ。ん~たまらない。たまらずもう1つと次々に口にほおりこんだ。イタリアの陽気な太陽をぎゅっとしたレモンの味わいは、トスカーナの青い空と明るい日差しが体中に広がるよう。なんだか陽気な気分になってきた。いや、酔っぱらっただけか?紅茶などのお茶うけや食後のデザートにもよさそう。ふと見ると父もとまらない様子で次々とお菓子をつまんでいる。素朴にして刺激的なお菓子に親子してすっかりとりこになったのでした。

花より団子(鈴懸)

2006-04-02 17:41:03 |  └・和菓子
週末、あいにくの天気、満開の桜に春の雨が降る。お花見に行こうと思っていたのに残念。。見に行けないなら食べてやるぅ~と桜餅を買って帰る。デパ地下をひとめぐりして選んだのは「鈴懸」の桜餅。やっぱりここの和菓子は特においしいのよね。
もちは色をつけず自然な風合い、もちの白と桜の葉の色とあいまってそっと春がしのびよる。少し立つ感じを残し蒸した道明寺粉は米の旨みを備えており。餡は甘さを押さえ、ほどよく水分をとばしつつもしっとりなめらか。塩漬けの具合もほどよい桜の葉はふくよかに香り春を添える。
主張しすぎない、調和の取れたおいしさ。上品な仕立てが感じよく、私は好きだ。和菓子に対する誠実な思いと職人としての確固たる心意気を思う。こんな風にしとやかに上品な女性になりたいなぁと思いつつ、家族でテレビを見ながら桜餅をほおばる姿はそれに程遠いのでした。

■鈴懸
福岡市博多区下呉服町4-5/TEL092-291-2867
(岩田屋、福岡天神大丸の地下にもお店あり)

ビバ☆原田のたまご(ル・サントーレ)

2006-04-01 12:21:20 |  └・洋菓子
撮影で筑紫野市原田にある「ル・サントーレ」へ。原田といえば遠足で基山に登るときに来た。田んぼの中に寂れた木造の駅があるだけのところだったのに、今は広い区画のきれいな住宅街に大型スーパーもでき、すっかり立派な町になっていた。大嫌いな登山に不満たらたらでも友達とすごす時間が楽しくてしかたなかったあの頃を昨日のことのように思い出せるのに、ひとつの町ができるほど月日が経ってしまったのか。
さて、前々からおいしいとうわさをきいていたそのお店。広いショーケースにゆったりと並ぶケーキ。スイーツを味わうくつろぎの時間がもうそこにあるかのよう。どのケーキも気取るところがなく、おいしそうでどれにしようか迷ってしまう。で、選んだのがプリン。こういうときは一番シンプルなものを選ぶのが世の常でしょ。
さて、家に帰って試食。なめらかで少しやわらかめのとろりとした食感、そしてその後に広がるまろやかな風味にはっとする。バニラエッセンスなどなんのその、その風味は紛れもなく卵の黄身。それも実になめらかで濃く豊か、パサつきもねばりつくようなもったり感もない。新鮮で力のある素材、このプリンを特別においしくさせているのは間違いなく材料の卵、原田名産の卵だ。素材の良さを素直にたてた作り手の人のよさも伺える。私が食べたプリン中、堂々No1をランキング
新しくできた町は、自然に囲まれた原田のよさを失うことなくつくられているようだった。きっといい町になっていくだろう。

■パティスリー ル・サントーレ
福岡県筑紫野市原田1-3-8
TEL:092-927-3838/OPEN:10:00-20:00 火曜定休