植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

<ゲームレビュー>ほとり

2016年03月06日 20時30分42秒 | ゲームシステム
ひさしぶりのゲームレビューです。
この間、自身のゲーム会で遊んだ作品になります。


彼岸堂ワークスさんの「ほとり」


場に置かれた4種類のカードの上に、上手くミープルを置きます。
既に自分のミープルが置かれている場合は、円柱のコマに変化します。
この変化も含めて、すべての円柱コマとミープルを置き切ると勝ちです。

共通の盤面を見ながら、どこに置くのが良いかを考え、
また、相手のコマを除外できる方法もあるので、それも考慮に入れながら、
置く場所を決めるパズルのようなゲームです。

但し、誰も置き切らなかった場合は、ミープルの置かれているカードに
得点の比重があり、その合計点で競うことになります。
この場合はエリアマジョリティーの要素が強くなります。

その他、手札が2枚あり、その手札によって置ける位置が決まってたりします。
なら、手札の運があるかと言うと、手札は最初以外は、オープンの場から、
拾って補充することになるので、この補充行為も含めて思案しないといけません。

運の要素は最初の手札2枚だけなので、ほぼ無い感じです。

しかし、3人・4人で遊ぶと、他のプレイヤーの行動でも勝敗に影響が受けるので
ガチ感は無いです。(2人プレイはやったことが無いですが、2人だとガチになるのかも)


遊んだ感じでは、相手の手を先読みすると言うよりも、
現状でもっとも良い場所を探して、置いていく感じになります。
一応、その後の相手の行動ぐらいは読みますが・・・


複数プレイヤー勝負なので、自分のコマを置いていくだけではなく、
突出したプレイヤーのコマを取り除くことにも気を配って置く場所を考える按配が楽しいです。


勿論、邪魔しあって全員が置けないと得点計算になるので、その時のことも考えて、
高得点になるようにもしなければならず、考えどころが多いです。


複数の要素が絡んでいる為か、最初はどこに置くのが良いかが判りにくいかもしれません。
しかし、1ゲームが短いので、1勝負事に勝ち負けの考察を行い、次のゲームをしていくことで、

理解して置けるようになります。そこからが本番スタートです!

ちなみにゲームマーケット2015秋の作品ですが、少しルールを改定して
春に出しなおされます。
前のルールですと、いづれかのプレイヤーが置き切ることがあまりなかった為、
カードに置かれたミープルの得点勝負になり、その得点を高める為の
配分変更を意識するゲームだったのですが、プレイヤーが置き切って勝つケースを
増やしたので、勝ち筋が多くなりました。

是非、改訂されたルールで楽しんでみて下さい。

ほとり

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