植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

袁紹の言い訳2

2011年07月31日 10時38分52秒 | ゲームシステム
※この記事はあくまで千夜の想像です。

(袁紹)さあ、どんどん言ってみようかー!
(顔良)殿、乗り気ですなー。
(袁紹)こんな機会はまたと無いからなー。


3.曹操との決戦

 次は最終的に官渡の戦いになった曹操との決戦を挑んじゃことじゃ。劉備の反乱の機会を逃したことで、田豊はすぐさま電撃戦から長期戦のプランに変更してきおった。決戦を挑まず、数年内政に取り組めばおのずと我が軍は豊かになり、曹操との差が開き3年以内に曹操を滅ぼせるじゃと! 判っておらんな。確かに3年あれば我が軍はより一層軍備を整えることが出来る。しかし、冀州は元から戦乱の影響が少なく豊かでこれ以上は望めんのじゃ。それに対して曹操のエン州、豫州、徐州は戦乱で疲弊しており、また連戦を行って来た曹操の兵も多くが負傷しておる。もし、3年の猶予を与えてみろ! 曹操は領内で屯田をせっせと行い領内は豊かになり、そして精強な曹操の青州兵も回復してしまうであろう。だから今攻めるしかないのじゃ。
 しかし、安心せい! この戦いは短期決戦では無く半年かけた長期戦じゃ。秋の刈り入れになるまでじっくり攻めて曹操の兵糧を枯渇させてやるわ。

 
4.白馬・延津の戦い

 と言うことでまずは白馬の劉延を攻めることにした。何故、白馬かと言うと曹操軍の防衛線の東の端じゃからだ。この戦いで最も厄介なのは黄河の『渡河』じゃ。渡河中に攻撃されたらたまらんからな。そこで曹操の本陣から遠い白馬で一軍を渡河させて、白馬を落として、そこを拠点として白馬・延津あたりを渡河ポイントとして全軍を安全に渡河させるつもりじゃ。
 その重要な役目は、大軍を任せられる主将 淳于瓊に、突撃して敵を蹴散らせる猛将の顔良じゃ! 申し分ないであろう。さらに沮授が煩いんでな、知将として郭図を付けた。これで完璧な采配であろう。あとは将軍たちが勝利報告をして来るのを待つだけじゃ!
 とたかをくくっていたら、郭図と淳于瓊が于禁と楽進が逆に渡河してワシのところに攻めてくるのを見てそちらに向かってしまった。別に向かわんでも我が本陣はビクともせんのに。そして残った顔良は曹操が電撃的に劉延を救援した為に討ち取られてしまった。まったく何をやっているのだ!我が軍は!
 まあ、しかし曹操はそのまま白馬を放棄して官渡に移動したので、その曹操軍に軽装騎兵の文醜を追撃に向かわせた。これで安全となったので予定通り、本陣を渡河させる。渡河が終わった頃に曹操を追った文醜が延津で討ち取られたと言う報告があがるがまあよい。なにせこっちの主力部隊はほぼ無傷で渡河できたんだからな。あとはこの兵力で曹操を追い詰めるだけじゃ!
 
 
5.官渡の戦い

 曹操は官渡に籠城をしおった。官渡ははなから曹操が籠城しようと決めていたらしく、要害の地で強固な砦も築いておった。ここで敵の食糧が尽きるまで包囲だけすると言う案もあったが、その様な生ぬるいやり方では、きっと曹操は奇襲部隊を放ってこちらをかく乱したり、策謀などの情報戦を仕掛けてくるであろう。そんな猶予を与えないために、ワシは土塁に櫓を組みそこから矢を射掛け、それを少しずつ前進させて、曹操の城壁を1つ1つ無力化していく手段をとった。これで曹操は最初のうちこそ奇襲部隊を出してこちらの補給部隊を襲って来おったが、包囲が狭まるにつれ奇襲部隊すら出せなくなりおったわ。
 かくしてワシが最初から描いていた作戦通り、大軍をうま~く使って曹操をじわりじわりと締め付けることに成功した。あと1ヶ月もすれば曹操軍は兵糧が無くなって戦線を維持できなくなるであろう。
 しかし、1つ困ったことが起きた。曹操陣営からこちらに寝返ってくる兵が多くなった為、それらの兵にも食事を与えなければならない都合、本陣の兵糧が足りなくなってしまった。誰かに取りに行かせなければ・・・

 
6.烏巣の防衛

 許攸が曹操の本拠地である許昌を強襲するプランを進言して来た。しかしなー、許昌を襲えば確かに落とせるじゃろうが、もう曹操は許昌から官渡に食糧も運び込んで居なければ、援軍も居ないのじゃ。許昌を得ても官渡の状況は変わらんのでそのプランを却下した。そしたら許攸は怒って出て行ってしまった。
 まあ、それよりも烏巣から食糧を運び込むことじゃ。ワシは名誉挽回のチャンスを淳于瓊に与えることにした。しかも他に4人の将軍を付けてじゃ。官渡を攻める10万のうち2万も裂いたんじゃから十分であろう。しかし、沮授はさらに5000を別働隊で派遣しろと言う。それは多すぎじゃろう。
 程なくして嫌な報告が来た。何を思ったかこんなときにギョウに残した審配が不正着服を行った罪で許攸の家族を逮捕した話が伝わって来た。気づけば許攸が我が陣営に居ないことが判明する。そして曹操軍が烏巣に向かったと言う知らせも入る。許攸めーーー!!! ワシは腸煮え返る気持ちをグッと抑えて、冷静に対処する。援軍を向かわせるべく、足の速い軽騎兵の部隊を烏巣に向け出陣させる。張コウが援軍に向かいたがったが、お前の部隊は重装騎兵であろう!
 さらに郭図が曹操が烏巣に向かったなら、官渡はがら空きでは? と言って来た。確かに…曹操軍で実働できるのは1万ちょいとなっているハズ。そこからさらに烏巣に兵を裂いたなら守備兵は1万を切っている。チャンスかも・・・
 張コウと高覧が烏巣に救援する為に勝手に出陣の準備をしていたので、それをそのまま官渡の本陣を強襲するように仕向ける。烏巣の淳于瓊は2万、奇襲する曹操軍は5000、そこに我が軍は1万をさらに援軍として出した。また官渡の本陣の強襲は張コウと高覧が2万、守備する曹洪が5000。どちらも分は悪くない、そして曹操は両方を勝たねばならないのに対してワシはどちらかかに勝てばよいのじゃ! ピンチに思えたが、ワシの名采配により、絶対的有利ではないか!!! どうだ!!!!
 
 しかし!しかしじゃ!! 淳于瓊は負け、張コウと高覧は曹洪を攻めあぐね、さらに曹操に降伏してしまいおった・・・
 
 どうなる?! ワシーー?!

さらに、つづく・・・

※この記事はあくまで千夜の想像です。

袁紹の言い訳1
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