素敵な朝食を終えて、私はいつもの「建物探検」を試みました。
私が宿泊をした別館は半年前宿泊した、箱根宮ノ下の富士屋ホテルの花御殿によくよく似ていました。
玄関の柱には尾長鳥、扉には虎と獅子、さまざまの彫刻があり、クラシックな照明器具が各部屋にも廊下の天井やホールにもそのままに設置されて雰囲気を醸し出しておりました。
別館は、1935年(昭和10年)に新設された木造一部RC造3階建て、設計は久米権九郎氏で花御殿の設計も同氏と知り、なるほどと納得いたしました。
過去には、フランク・ロイド・ライト(1905年)、アインシュタイン博士(1922年)、ヘレン・ケラー(1937年)なども滞在したことがある
本館は、木造一部大谷石造で1936年(昭和11年)の地下を掘り下げて総2階から総3階に増築するという大改造など、これまで数回の増改築が行われたとのことでした。
何だか旧帝国ホテルライト館の重厚なイメージを感じました。
また、さらに本館3階の北側廊下の端には、スケートリンクやプールもあり、向かい合う日光山内を見渡せる展望閣もありで敷地の大きさに圧倒されました!