三朝の投げ入れ堂とは、鳥取県のほぼ中央に位置する「三徳山」(みとくさん:標高900メートル)に境内を持つ山岳寺院「三仏寺」のことです。
古くは三徳山全体を境内としていて「投入堂」(なげいれどう)の通称で知られる奥院の建物は、垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられた他に類を見ない建築物で、国宝に指定されています。
屋根は軽快な反りを、堂を支える柱の構成などは建築美からも優れた建物です。
詳しい建造時期ははっきりとしていませんが、修験道の開祖、役小角が法力で建物ごと平地から投げ入れたという伝承が語り継がれています。
投入堂を間近で見るためには厳しい山道を辿っていかなければ行けませんが、ぜひとも一度行ってみたいと言う主人のために描いてみました!