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★風俗歴1年とちょっと。眠らない街 大阪の風俗嬢チィちゃんの、ここでしか語れない本音がバクハツ!!☆

チエの生い立ち~番外編「まゆとの再会」

2006-10-30 13:41:46 | チエの高校生活

ちょっと、今日は路線を外して、久しぶりにまゆの話をしてみたいと思います。
「親友」と呼べる友達を、自らの未熟さから傷つけ、失ってしまった代償は大きかった。
チエは、自分の結婚式が近づいた時、
「友人のスピーチ」を誰に頼むか・・・という課題が一番困難だった。
学生時代、女友達とつるむ。ということがほとんどなかったチエにとって、
「自分を一番理解して、支えてくれた友達」と言うのは、まゆしか思い当たらなかったのだ。
でも、まゆはもぅチエのそばにいなかった。
それは、チエのせいだった。
そのことを、まゆと離れて9年たった結婚間近になって、もぅいちど
思い知ったのだ。



  高校を卒業して、2年ほどたった20歳の夏。

チエは、地元の駅のホームで偶然まゆに会った。

口をきかなくなってから、すでに4年の月日がたっていたが、お互いすぐに気が付いた。

まゆはリクルートスーツに身を包み、就職活動に向かう途中で、
チエは短大に向かう途中だった。

隣りあわせでホームに立ち、無言で電車を待つ事10分。
ゆっくりと電車がホームに入ってくる。
同じ電車に乗り込み、自然と隣の席に座った。

「久しぶり。」
チエから話しかけた。
まゆは
「うん。久しぶり。」
と静かに答えた。

その日は平日のお昼間で、電車にはほとんど人は乗っていなかった。

ゆっくりと動く電車の中に、暖かい陽が差し込み、
時間がゆっくり流れていくように感じられた。


ヒロト先輩との関係が終わり、まゆとも関わりがなくなった後は、
本当にほとんど2人の顔を見ることがなく、
卒業するまでのほとんどを保健室ですごしたチエは、その後のいきさつを何も知らなかった。

結局、まゆとヒロト先輩が付き合ったのかどうかも、
チエの事を、まゆがどう思って過ごしたのかも、何も知らないまま、4年が過ぎていたのだ。

チエは、その話題を切り出そうか迷った。
何せ4年もたっているのだ。
もぅ、過去の思い出になりつつあったし、あのあと、チエは普通に色んな恋愛をした。
まゆもしただろう。
今なら、笑って話せるんではないだろうか・・・。
あの時言えなかった「ごめんね」を、今なら・・・

と思ったが、切り出せなかった。

自分が、裏切って傷つけた側だったから。
安易に口に出してはいけない気がした。

まゆからも、その話題には一切触れなかった。

まゆは、「学校?」と聞いてきた。
「うん、まゆは?」
「まゆは面接。朝からめっちゃ緊張して、もぅ大変」
と笑った。

まゆの笑顔を見て、少しホッとした。

(良かった。笑顔で話せる。)

それからたくさん話をした。
卒業してからの事。
チエの大学の事。
新しい生活の事。
今、仲いい友達の事・・・。

でも、お互い高校時代の話には一切話題を触れなかった。

それが何だか、微妙な緊張感をいつまでも続かせた。


電車が走る事15分。
そろそろまゆが降りる駅が近づき、チエは、少し焦り始めた。

「短すぎる。」
そぅ思ったのだ。

卒業してからも、ちえはずっとまゆに会いたかった。
でも、会う口実が見つからず、会っても何を話せばいいか分からず、
自分から会いに行く事は出来なかった。
だから、この狭い街のどこかで、偶然会えることを、心のどこかでずっと期待していたのだ。

そして偶然にも、もぅ半分忘れかけていた頃に、こぅやって再会し、今やっと普通に話せている。

チエは嬉しかった。
もっともっと話していたかった。

でも無情にも、「次は~○○~。○○~。」とアナウンスが入る。

チエは、ここで終わりたくなかった。
降りる準備をしかけているまゆに、
「まゆ、よかったら携帯教えてくれへん?」と、
出来るだけさりげなく聞いてみた。

まゆは、「あ・・・うん。」と答え、
「いいよ」と笑顔で答えた。

その微妙な間と一瞬こわばった表情を、チエは見逃さなかったけれど、
「いいよ」の言葉に胸をなでおろした。

ガサゴソ・・・
かばんを探るまゆ。
携帯が見つからないらしく、困った顔をしている。
しばらく待ったが、携帯は出てこず、
「ごめん。家に忘れてきたみたい・・・。」と言われ、
もぅ駅のホームに差し掛かり、止まりかけてきた電車に焦っていたチエは、
「じゃあ、今日家に帰ったら電話かメールして!」と、
自分の番号を書いたメモをまゆに渡した。

プシューーとドアが開き、
まゆはチエのメモを握り締め、手を振って電車を降りていった。

チエは、笑顔でまゆを見送った後、
心踊るような気持ちで電車に揺られていた。

まゆと会えたことが嬉しかった。
普通に会話が出来た事が嬉しかった。
そしてこれから、
またまゆとしゃべってり遊んだり出来るようになるかもしれないと思うと、
嬉しくて胸が弾んだ。

・・・
でも、2日たっても、1週間たっても、
まゆからの電話も、メールも、来ることはなかった。

「メモをなくしたのかな・・・?」とも思ったが、そうではなかった。
本当はもぅ何となく分かっていた。

まゆは、携帯を忘れてなどいなかったのだ。
大事な就職面接の日に、携帯をうっかり忘れるはずがない。
携帯を探している間、本当は、携帯はかばんの中にあったのだろう・・・。
そして、「どぅやってこの場を切り抜けようか」と、
まゆは必死に考えていたのだろう・・・。

携帯番号は教えてもらえなかった。

チエは、まゆに仲直りを拒否されたのだ。
そぅ思うと悲しかった。
・・・が、それほどまでに、まゆの心の傷は深かったのだろうと思うと、
チエは自己嫌悪でヘコんでしまった。
チエはそれほどまでに、まゆを深く傷つけてしまっていたのだ。

容易に話しかけ、携帯を聞き出そうとした自分が恥ずかしくなった。
そんな簡単なものじゃなかったんだ。
時間が解決してくれてると、心のどこかで甘えていた。

チエは、まゆを失って4年。
自分がしたことに目をつぶり、時間がたつにつれ罪の意識を消していき、
謝る事も出来なかったくせに、「まゆとの復縁」だけを期待していた自分が、どぅしようもなく情けなくなった。

そして、もぅ一度、自分が犯した罪のデカさを、しかと思い知らされた。

そしてチエは、その日を境に、
まゆとの仲良かった頃の思い出は、
永遠に自分の中に封印するを決意した。





チエちゃんの実話エッセイ。

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チエの生い立ち~13

2006-10-20 20:33:32 | チエの高校生活
最近の朝は、めっぽう寒い。
ホントに寒い。
でも、地元の冬の寒さに比べると、全然マシだ。
初めて大阪に来て冬を迎えた時は、冬なのに雪が降らないことと、あまりに暖かい都会の冬に驚いたものだが、
気付けばそれから4年。
「暖かいはずの冬」ですら、十分寒く感じるようになってしまった。
体は、住む土地に順応してしまうものだ。
不思議だなぁ・・・
学生の頃は、吹雪の中でも、横殴りに降る雪と、琵琶湖から吹き付ける北風に顔を凍らされながら、40分もかけて学校まで自転車をこいだものだが、
今はもぅ絶対にそんなの耐えられないんだろうなぁ。
大阪は、ほんとに住みやすいな・・・


   ハイ、続き!!
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チエは、まゆからの手紙を開いた。

そこには、衝撃の事実が、書き綴られていた。

「チエへ。
何から書いたらいいのか分かりません。
まゆは、チエの事信じていたし、これからも信じていたいけど、もぅダメみたい。
昨日○○ちゃんと偶然出会って、一緒にお茶をしました。
そんでね、チエの話になったんよ。
○○ちゃんは、チエと同じクラスやったよね。
チエは○○ちゃんの事、あんまり好きじゃないって言ってたし、お茶するのもどぅかなぁ・・・ってまゆは思ったんやけど、
「話がある」って言われたし、OKしたのね。
チエの事、少しでも○○ちゃんに良く思って欲しかったし、まゆ、チエの事いっぱい褒めたんよ。
「チエって、すごいいい子やし、2年の有名な先輩たちとも仲いいし、憧れるわぁ~」って言ったらね、○○ちゃんに言われた。
「え、でも中島さん(チエ)と、ヒロト先輩って、ヤリ友やねんで。知らんかったん?」って。
まゆ、ビックリして一瞬アタマが真っ白になったよ。
そんなわけない!!って言ったんやけど、「みんな知ってるで。」って…。
まゆ、もぅ何て言ったらいいか、わかんなくなった。
ショックやったし、信じられへんかった。
まゆはずっとチエの事信じてきたし、チエに裏切られるわけないって思ってきたけど、そぅじゃなかったんやね…。
ヒロト先輩にも、そんな事言われた事なかったし、
2人で、ずっとまゆに内緒にしてきたんやね。
でも、怒ってないよ。
チエは、まゆがチエを思ってたほど、まゆの事大事じゃなかったのかもしれへんし、
1人で何も気付かずに「チエとは親友!!」って思ってたまゆが、恥ずかしくなっただけ。
まゆの事、ずっと迷惑かけてたなら、申し訳なかったなぁ、と思って。
チエ、ごめんね。
つきまとって迷惑かけてごめんね。
ヒロト先輩と、お幸せにね。
もぅ今は、誰の言うことも信じられないまゆやけど、
チエといる時はホンマに楽しかったんよ。
今まで親友でいてくれてありがとう。
                      まゆ」

手紙を握ったまま、チエはしばらく震えていた。
なんで!?いつの間に、こんなことになってたん!?

まず一番にビックリしたことは、クラスのみんなが、チエとヒロト先輩の関係を知っていたと言う事実。
チエは誰にも話したことはなかった。
先輩が広めたのだろうか!?・・・
いや、状況的に、まゆの存在を気にしていたし、広めるはずはなかった。
でも、仲間の誰かには、相談くらいはしていたかもしれない。
そこから広まってしまったのか・・・?

このときはそんな事を考えてパニックになっていたのだが、
よくよく考えれば、多感な年頃の高校生には、
ちょっとのウワサが、もの凄い大げさな噂になって広まってしまうのはよくある話だ。
そんな珍しいことではない。
そもそも、チエは自分から「先輩とチエが噂になるように」学校でヒロト先輩とよくしゃべっていたのだから、
こんな噂がどこで立っても、全然おかしくなどなかったのだ。
ただそれが、偶然にも「真実」だったというだけで…。

でもそれが、チエの口からではなく、
面白おかしく広まってしまっている「他人の口」から、まゆの耳に入ってしまった事が、一番悔しいことだった。

まゆを、一番屈辱的なやり方で傷つけてしまった。

たとえ、自分の意志でそぅなったワケじゃなくても、こぅなってしまったら、一緒だ。
チエの自業自得だ。
あぁ、昨日だなんて!
1日泣くのをガマンして、先にまゆに、チエが全部打ち明ければよかった。
先輩との関係を清算するよりも先に、まゆとの関係を修復する事を優先すればよかった。

後悔は、いくらでも出てきたが、もぅすべて「あとの祭り」だった…。

チエは、すぐに学校を早退してまゆの家に行ったが、
まゆは会ってはくれなかった。
メールもアドレスが変えられたのか、そのまま返ってきてしまった。
翌日もその翌日も、まゆは学校に来なかった。
3日目、ようやく学校でクラスの友達と一緒にいるまゆを見つけ、話しかけようとしたが、無視されてしまい、話すことは出来なかった。

チエは情けなくも臆病で、
一度まゆに無視されてしまうと、あからさまに拒否されてしまうのが怖くなり、
それっきりまゆには話しかけられなくなってしまったのだ。

「今ムリに、この話題を持ちかけても、傷心のまゆをよけいに傷つけてしまうだけなのかもしれない」と、
変な気を使い、それっきり、話しかけることが出来なくなった。

このとき、ホントはまゆを傷つけてでも、振り向いてくれるまでとことん追いかけるべきだったと、今でも思う。
まゆも、もしかしたらチエのそういう行動を、待っていたのかもしれないな、とも。
でも、このときのチエには、それが出来なかった。
弱くて臆病で、大事な人を傷付けてしまったのに、
それでも自分を守ってしまったのだ。

まゆは、手紙の内容を、チエに弁解して欲しかっただろう。
そうすれば、もしかしたらお互いの気持ちを理解し合え、
8年たった今でも、2人は親友だったかもしれない。
でもあっさり話しかけてこなくなったチエを見て、「チエの裏切り疑惑」は、まゆの中で「確信」に変わってしまったのだ。

結局、まゆとはそれ以降一度も口をきかずに、2年後、そのまま高校を卒業した。
ヒロト先輩とも、あれ以来話すこともないまま、先に卒業してしまい、
「音楽の学校へ行く為に大阪に行ったらしい」と誰かに聞いたが、それ以後の消息は不明なままだ。


「今なら、こんな失敗はしない。」「今同じことが起きたら、きっともっと上手くやれるのに。」
8年たった今だからそぅ言える。
しかし、16歳という高校生のチエにとっては、これが精一杯だったのだ。


チエは、悩み多き思春期のこの時期、
色んなことにつまずき、色んなところでミスを犯し、色んな間違いを犯してしまった。
そして、大事な親友と、心から好きになれた人を、自らの手で、失ってしまったのだ。


チエは、卒業するまでの2年間、まゆほど仲良くなれる友達は、結局1人も出来なかった。


秋になり、キンモクセイの香りが漂うと、今でも毎年思い出す、
チエの切なく苦い、16歳の頃の思い出です。


次回は、3年後、19歳になったチエの、これまたちょっと切ない記憶を公開します

チエちゃんの実話エッセイ。

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チエの生い立ち~12

2006-10-18 20:10:48 | チエの高校生活
カードがきれなくなって、パッタリ店に来なくなった男の子から、メールが来た。
「店用のプリケーやし、出勤確認のメール以外は、返事できないよ」
と念を押してアドを教えたにもかかわらず、
毎朝出勤するたびに、受信メールは、その子で埋め尽くされている。
昨日のメールは1つも残っていない。
すべてその子からの新しいメールで埋まりなおしてしまうのだ。
ハッキリいって、ちょっと怖い。
すべて読みきれず、ほとんど未読のまま消えてしまう。
しかもね、昼の12時とかに、
「無視しんといて!今いったい何してんの!?」って……
仕事に決まっとろーーがっっ
・・・
よーするに、この子、チエのことまったく考えてないし、自分のことしか見ていない。
「恋愛ナルシスト」だ。
正直言って、店にくる気もないのに、返事だけ欲しがる客からのメールは、
迷惑以外の何物でもないのだ。悪いけど。
もぅ相手にせんとこうと思う。


    ハイ、続き!!
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  チエが、ようやく目を覚ますと、夜明け前になっていた。

先輩は、チエを胸に抱いたまま、ずっと起きていたようで、
目を覚ましたチエに「おはよ」とつぶやいた。
その目は、今までにないほど優しかった。
…が、半分は「申し訳なさげ」にも見えた。

…あぁ、そうだ。夕べ先輩に抱かれながら、告白しちゃったんだ。

ぼんやりと思い出し、チエは先輩を見上げてもぅ一度「好き」とつぶやいた。
何でか、涙がにじんだ。

先輩は、悲しげに微笑み、「うん、知っとった。」と言い、
そして、「利用してごめんな」と謝った。

その一言で、先輩の気持ちは、もぅ充分伝わったし、
チエの気持ちは、優しく突き返されてしまったのだった。

チエは、静かに泣きながら、先輩を力いっぱい抱きしめた。
先輩は、もぅ抱きしめ返してはくれなくて、2人の「終わりのとき」を感じさせられた。

チエは、ひとしきり泣いて起き上がり、帰り支度をした。
そして、「もぅ来ない。」と一言告げると、
先輩は「分かった。」と言った。
分かってはいたが、引き止めてはくれなかった。

「下まで送る」と言ってくれたが、チエはそれを断った。
今までと同じ別れ方をしてしまったら、また会いに来たくなってしまう気がしたし、
チエがそれを望めば、先輩は受け入れてくれる気がしたからだ。

ここで、「付き合えなくてもいいから、SEXフレンドは続けたい。」とひとこと言えば、それは叶っただろう。
「まゆのこと好きなら、チエが協力してあげる。」と言う事ができたら、
先輩とチエの新しい関係が築けたかもしれない。

でも、どちらも言えなかった。

せめて、キレイに終わりたかったのかもしれない。

先輩の部屋を一人出て、勝手口から外へ出ると、外は薄明るく、冷たい空気に包まれていて、急に寂しくなってしまった。
先輩の部屋を見上げると、ちょうど電気が消え、先輩が眠りについたようだった。

何度ここから、あの窓を見上げただろう。

ベースの音が漏れているとうれしかった。
あの窓が開いて、先輩が下にいるチエを見つける瞬間が、一番幸せだった。
朝、ここを去るときは、あの窓を見上げて、
「どうかこれが最後の夜になりませんように」
と、いつも願っていたものだ。

でも、今日は、無情にも、本当に「最後の夜」になってしまった。

チエは、帰りみち思い切り泣いた。
犬の散歩途中のおじさんに見られようが、
新聞配達のバイクの人に振り返られようがどうでもよく、
声を上げて泣いた。

そしてその日はどうしても、学校に行く気になれなくて、休んでしまい、
布団の中で1日中泣いた。

まゆに会って、少しでも早く話がしたかったが、
「1日だけ。今日一日だけ泣かせて」と、
誰かに悲願するような気持ちで、とにかく泣き続けた。

そして翌日。

チエはまゆに、すべてを話して謝ろうと思い、学校へ行った。

できるなら、仲直りして、今までみたいに、何でも話せる友達に戻りたかった。
先輩との仲をとりもつことは、今はとてもできないが、
もし先輩とまゆが本当に思い合っているなら、
いつか祝福ぐらいは出来るようになりたいとさえ思った。

チエは学校へつくと、すぐにまゆを探したが、どこにも見当たらなかった。

「休みかな・・・?」
でもまゆは、休む日は必ずチエにメールをくれていたので、
何の連絡もないまま休むわけがないと思い、保健室へ行ってみた。

すると、保健の先生が出迎えてくれて、チエに1通の手紙を渡した。


まゆからだった。



チエちゃんの実話エッセイ。

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チエの生い立ち~11

2006-10-17 23:40:55 | チエの高校生活

今朝、自転車を走らせていると、どこからかキンモクセイの香りがして、
思わずきょろきょろしてしまった。
チエの実家の庭にも、大きなキンモクセイの木があった。
切ない秋、泣いた秋、どんな秋の思い出も、このにおいと一緒に、インプットされている。
ちょっと懐かしく、切ない想いが胸をよぎった朝だった。


    ハイ、続き!!
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    チエは、まゆを選ぼうと思った。

この学校に来て、初めてチエを受け入れてくれたまゆ。
チエを心から心配し、気遣ってくれたまゆ。
休みになると、一番に保健室に尋ねてきてくれたまゆ。
ヒロト先輩との関係が絡むまでは、本当に仲良かったし、
お互いダイスキだった。
それは、揺るぎない気持ちだった。

ヒロト先輩は、本当に好きだ。
でも、このずっと先の事を考えると、
「このまま先輩と続けていっても、付き合えることは絶対にない。」
というのは明らかだったし、もし先輩に捨てられて、どん底に落ちてしまった時、
心から心配してくれるまゆがいなかったら、
きっともぅチエはダメだと思ったのだ。

「先輩と終わらせよう」

それが、チエが精一杯出した結論だった。

でも、なかなか行動には移せなかった。
先輩に抱かれる時だけは、本当に幸せだったし、
唯一「先輩に求められている事」を、実感できた。
学校にも家にも居場所がなかったチエに、
初めて「自分の存在価値」を見出させてくれたのは、先輩だったのだ。

それが「H目的」だったとしても、チエは嬉しかった。

「先輩とは、もし2人っきりで会えなくなっても、またきっとスタジオで会える。
打ち上げとかで、一緒に飲む事だってある。大丈夫だ。」
そぅ自分に言い聞かせて、
チエは、「大丈夫だ」と思える間に、先輩と終わらせようと、自分から会う約束をした。
季節は、もぅ秋になっていた。

先輩の部屋で、いつものように2人でタバコを吸い、先輩のベースを聞いていた。
この部屋でチエは、色んなことを先輩に教えてもらった。
タバコもベースも、先輩の好きなバイクの事も。
チエは、それまでまったくバイクの知識なんてなかったが、
先輩と共通の話題がほしくて、興味のないバイクの本をいっぱい買った。
服の趣味も変わった。
すべて、先輩に少しでも好かれるためだった。

おかげでバイクの種類や、改造の知識はかなり詳しくなってしまい、その後、バイク好きの彼氏が出来た時は、大いに役立つことになった(笑)。

チエは、ベースを弾いているヒロト先輩を見つめ、
「この横顔を見るのも、今日が最後なんかな…」と思うと、
決心していたはずの気持ちが、揺らいだ。
「チエがやめると言わなければ、こんな夜が、まだまだ続くんだ」
と、迷い始めてしまい、なかなか先輩に、話を切り出せなくなってしまった。

そんな一大決心をして、ここに来ている事も知らず、
先輩は、のん気にくわえタバコでベースを弾き続け、
時々チエの視線に気付き、ニヤッと笑って、またスコアに目を落とした。

チエは、「この部屋とお香のニオイを、しっかり焼き付けておこう」と、布団に顔をうずめた。
・・・が、どうやらそのまま寝てしまったらしく、
ふと気付くと、チエは、先輩の胸の中に居た。

部屋は真っ暗で、先輩はチエを抱きしめたまま眠っている。
「しまった。どれぐらい寝てたんやろう??」

携帯で時間を見ようと、もぞもぞと布団を抜け出そうとすると、
半分無意識の先輩にギュッと引き止められた。
「先輩?起きてるの?」「ん……」
先輩はムニャムニャしながらチエを抱きしめた。
チエは胸がキューーンとなり、
先輩の顔を覗き込み、そっとキスをした。
先輩がうっすら目を開け、チエの顔を両手で引き寄せ、深くキスをする。

「本当にこれで終わってしまうの?」

切なくて、愛しくて、先輩を力いっぱい抱きしめると、
先輩はもっと強く抱きしめてくれ、そのままゴロンと、先輩がチエの上になる。
チエは先輩の大きな体に包み込まれ、服を脱がされた。
体中に、先輩のキスが振ってくる。
チエは、このとき初めて、「快楽」だけでない、好きな人に抱かれる「心が熱くなるH]というのを体感した。
でも、「今までで一番切ないH]でもあった。

チエの気持ちを知ってか知らずか、
その日の先輩は、今までにないくらい強く激しくチエを抱いた。
チエは、バックが好きだった。
それも、ヒロト先輩に教えられた事だ。
家族が下で寝ているために、声を出す事は許されなかったが、
その日はさすがにガマンできなかった。
先輩に激しく突かれ、声が漏れる。
「んっ!…あぁっ!!」
声を聞いて興奮したのか、先輩の勢いは増した。
「あっ!あっ!あぁっ!!」
あまりの激しさに気が遠くなり、頭が真っ白になる。
ほとんど理性の飛んだ頭で、「先輩…!好き…好き!!…と、
チエはいつの間にか声に出していた。

先輩が果てるのと、チエが気を失うのは同時だった。
先輩は、チエの気持ちをどう取っただろう・・・
薄れ行く意識の中、先輩に、しっかりと抱きしめられていたのは覚えている。
そして、
先輩が「ごめんな…」とつぶやいた事も。

そのまま、チエはまた先輩の胸の中で、
眠りに落ちてしまっていた・・・。



チエちゃんの実話エッセイ。

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チエの生い立ち~10

2006-10-16 13:17:13 | チエの高校生活
今朝、TVで「先生にいじめられて自殺した」男の子のニュースを見た。
胸が締め付けられた。
まだ声変わりもしていないであろう、幼い少年が、短い生涯を、自ら絶ってしまったのだ。
13歳。これから先、いくらでもやり直しがきいただろう。
10年後、もし生きていたら、いじめられた事などすっかり過去の事になり、
23歳の人生、花開いていたかもしれない。
なんで、死んでしまったのか・・・
両親の苦しみは、計り知れないだろうと思う。
でも、いじめられて、地獄のような毎日を生きている少年にとって、10年先の事なんて、考える余裕すらなかったのだろう。
「今生きている生活」が、その少年にとっては「人生の全て」だったのだろうから・・・
「先は長いんだよ」「今は苦しくても、先にはきっと幸せが待ってるよ」と、
教えてあげられるのは、大人しかいないのに。
その「大人」が、少年を死に追いやってしまった。
「いじめ」を、始めさせてしまった。
なんとも不甲斐ない事実である。
チエ、辛い事、死にたくなる事、いっぱいあったけど、死ななくて良かった。
生きてきてよかった。
いじめられてたあの頃の自分に言ってあげたい。
「苦しかったよね、でも乗り越えてきて、生き続けてくれたから、
今のチエは、こんなに幸せになれたよ、ありがとう」と。


  ハイ、続き!!
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   まゆが、ヒロト先輩を好きなことは知っていた。

   でも、チエに遠慮しているのも、痛いほど分かっていた。

まゆは、とても友達想いな子だった。
あろうことか、チエはそこを利用したのだ。

まゆから「先輩とこんなメールした」「あんなメールした。」
とは一切言ってこなかったが、
チエは「昨日も先輩と遊んだ」「今日は先輩から遊ぼうって誘われてんねん」と、常に自慢するようになっていった。
そして、今までは極力避けていた「先輩との学校での接触」も、進んでするようになっていった。

・・・そぅ、「まゆに見せ付けるために。」

徐々に先輩とチエは、学校でもうわさになっていったが、
それもチエは計算づくだったのだ。
案の定まゆは、
「やっぱりヒロト先輩とチエは付き合ってるんだ」と思い込んだようだった。

ヒロト先輩は、メールで「チエとはただの友達だ」と、まゆに弁解していたが、
まゆはそれさえも、「先輩にうそを付かれてる」と思い込み、
ふさぎこむようになっていった。

本来なら、先輩が
「チエとは自分から誘ってSEXフレンドになってしまったから、
まゆちゃんが好きやけど、チエと終わらせられないんや」
と打ち明けてしまえば、誤解は解け、あの2人は付き合えただろう。

でも、先輩はそれをしなかったし、嫌われたくなくていえなかったのだろう。
それも、計算のうちだった。

チエは、自分を守るためなら、友情さえも踏みにじれる人間なんだということを、
この時初めて知った。

・・・というより、もぅ親友に好きな人を取られた惨めな自分になりたくない。
というプライドしかなかったのかもしれない。
今にして思えば、こんなことをして、両思いの2人を潰している自分のほうがずっと惨めだったのだが、
このときのチエには、何を言っても無意味だったように思う。
それほど焦っていた。

決定的にこの2人を付き合えなくするには、
先輩が一番知られたくない事実。
「チエと先輩がSEXフレンドであること」を、
まゆに打ち明けてしまうことだった。

・・・が、それは出来なかった。

前にも書いたが、まゆは本当に純粋な子で、
そーいう事には無縁な子だった。
チエは、心のどこかでは、やっぱりまゆに軽蔑されたくなかったのだ。

チエの思惑通り、
まゆは、ヒロト先輩への気持ちに自分で歯止めをかけ始め、
メールもあまり返さなくなっていき、
先輩はどんどん落ち込んでいった。

まさかそこに、チエの働きかけがあったなんて、思っていないようだったが、
もしかしたらバレていたのかもしれない。
でもおそらく先輩は、チエの気持ちに気がついていた。
だから、まゆと何を話しているのかも聞いてこなかったし、
協力してくれとも頼んでこなかった。

チエにはそれが好都合だったのだが、
2人とも、チエのことを「邪魔者」ではなく「大事」に思ってくれていることが
だんだん伝わってきて、チエは自分でけし掛けておきながらだんだんと、
自分のしていることが、本当にいいのか、考え込むようになってしまった。

「チエ、一体何してるんやろう・・・」
まゆは好き。
先輩も好き。
2人とも失いたくない。
でも、チエにとって一番なりたかった、「まゆの親友でヒロト先輩の彼女」には、
もぅ絶対になれない。
まゆと仲良くしながら、先輩とSEXフレンドを続けることも、もぅ限界。
かといって、まゆと先輩が付き合っているのを見ながら、
ニコニコ友達を続けていくなんて、チエには絶対にできない。
先輩とチエが縁を切って、まゆとだけ親友を続けていこうと思っても、
まゆと先輩が好き合っている限り、先輩の影は、チエの中から消えないだろう・・・

どうしたらいいの。どうしたら・・・考えても考えても答えは出ず、
チエはどんどんドツボにはまって行った。
もぅ逃げ出したかった。
チエは、保健室にこもって、一日中泣いた。
悲しかったわけじゃない。
自分が、ほとほと嫌になったのだ。

そんなチエを、保険の先生は何も言わずに泣かせてくれた。

そんな優しさも、チエには申し訳なく、苦しかった。

「アンタがそんなに泣くのはね、
まゆちゃんのこともヒロト君のことも、大事に思ってる証拠だよ」

と、先生は言ってくれた。

でも、そんな2人を、苦しめてるのもチエやんか!!

先生にまで八つ当たりしてしまう。

そんな自分がたまらなく惨めで、
憎くて、
もぅどうしようもなかった・・・。

「このままじゃだめだ。

チエは、答えを出さなきゃいけないんだ。」

散々泣きつくし、ようやく、そこにたどり着いたのだ。



チエちゃんの実話エッセイ。

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チエの生い立ち~9

2006-10-15 10:28:01 | チエの高校生活

現在チエが生きている街、大阪。
住んでいるキタと、働いているミナミとを、行き来する毎日。
朝の9時。出勤するときのミナミの街は、静けさに包まれている。

開店準備に、店の前を掃除する人。
仕事上がりで、あくびをしているキャバ嬢やホスト。
出勤途中のサラリーマン。
ホスト帰りの、派手なギャルたち。

朝の歓楽街は本当に静かだ。

しかし、チエが仕事を終え、岐路に付く頃には、ミナミの風景はすっかり変わっている。

朝は消えていたネオンが、再び輝き始め、活気に溢れている。
朝は寝ぼけ眼で、髪もボサボサだったホストたちも、またビシッとスーツに身を包み、
キャッチしたり、同伴デートをしたりしている。
仕事帰りのサラリーマンたちは、飲みに行く店を探している。
そんなサラリーマンたちに、案内所の兄ちゃんたちは、威勢良く声をかけ、店に呼び込んでいる。
あちこちの店から、爆音の音楽が流れ、これから始まる長い夜を、景気付けているかのようだ。

チエは、こんなゴミゴミした街だけど、ここが好きだ。

確かに落ち着きはないが、「生きている」感じがするから。

今しかない、人生の一瞬を、
こんな街で生きているのも、
悪くないかな。と思う。



  ハイ、続き!!
    ↓ ↓

  その日は夏休み直前で、夜といえど、もぅかなりの暑さになっていた。

先輩の家までの自転車20分の距離を、全力疾走すればもぅ汗だくだ。
でもチエは、その20分が嫌いだった。
イナカの田んぼ道というのは、どこまで行っても景色が変わらず、
早く会いたいのに、走っても走っても先輩にちっともたどり着かない感じがして、
いつも全力疾走した。

先輩の部屋は、冷蔵庫のように冷房がガンガンに効いていた。
それが心地よく、汗が引いたら先輩と布団にもぐり、
コチョコチョし合ったり、抱き合ったり、延々キスをしたりした。
経験の少なかったチエは、そこに「愛」があると信じ込んでいた。

そぅ。まゆとのメールを見るまでは。

今のチエにとっては、先輩に抱かれに行くのは、
「不安と焦り」を埋めるためでしかなかった。

そして、先輩とまゆとのやり取りを、すべて把握するために行っていたのだ。

好きな人も親友もだましてる。
なんて悪い女なんだろうか。

泣きたかったが、でも、チエは自分を止めることはできなかった。

その夜は先輩はずっとベースを弾いていた。
そのベース音が、チエはとても好きだった。
先輩の横顔を見ながら、
「好き。ヒロト先輩が好き」
と何度も思ったが、口に出すことはできなかった。

先輩は、チエの親友のまゆが好きなのだ。

なんとも苦しい現実だった。
そして、いつものように先輩が「トイレ行ってくるわ」と部屋を出た途端、
チエは携帯に飛びついた。
カチカチカチ・・・
とりつかれた様に送信BOXをひらく。

そこにあったメールは・・・・

<先輩>「俺、まゆちゃんの彼氏になりたいんやけど」

目の前が真っ暗になった。

「まゆからの返事は!?」

いそいで受信BOXを開こうとしたそのとき、
先輩の階段を上がってくる足音に、あわてて携帯を閉じた。

「何してたん?」
「別に。先輩トイレ長かったね。ウンコ?」
「違うわアホー」
…良かった。バレてない。
チエはホッとしたが、全身が心臓になったみたいに、
耳の奥から心拍音が消えなかった。

まゆの返事が気になってしょうがなかった。
電気が消えて、布団に包まり、ヒロト先輩に抱かれながら、
チエは涙が出そうになるのを必死でこらえた。

「先輩、まゆのことすきなん?」
「チエが取り持ってあげようか」
「チエとの関係、もぅやめる?」

先輩に好かれるためのセリフは、いくらでもあった。
でも、どれも口が裂けても言いたくなかった。

逆に、「まゆのプリクラなんか見せなきゃ良かった。」
「先輩、まゆじゃなくてチエを好きになって。」
「まゆ、どうか先輩のこと、フッていて!」

頭の中は、そんな事だらけだった。

そして翌日。
チエとまゆは2人で弁当を食べていた。

普段は「昨日ヒロト先輩からこんなメール来たよ」とすかさず報告してくれるまゆが、その日は何もしゃべらなかった。
そりゃ言えないだろう。
応援していた親友の好きな人に告白されただなんて。

我慢できず、チエから切り出した。
「昨日は先輩と何か話したん?」
すると、まゆが初めて、チエに嘘をついた。
「昨日は何も話してないよ」

分かってはいたが、ショックだった。

「チエを悲しませないために??」
「それとも、まゆも先輩のこと好きになってるの…??」

正解は、両方だったのだ。

幸い、まゆは先輩にまだ何の返事もしていなかった。
しかしそれからは、お互いだましあいの「偽りの友情」に変わってしまった。

女の友情とは、なんとはかないものだろう…
チエは先輩との秘密の関係を繰り返し、
まゆは、先輩のことはチエに一切話さなくなった。

あの時一番問いたださなければならなかったのは、
ヒロト先輩の行動だったのかもしれない。
でも、お互い、好きな男に嫌われるのが怖くて、出来なかった。

チエは、お互いが両想いなのを知ってしまったが
「まゆが先輩を好きなこと」を、まだヒロト先輩が知らないこと
も知っていた。
それゆえに、「せめて2人が付き合ったりしないように」と、神に祈るような気持ちで、2人の間に割り込んで行ったのだ。

先輩との関係は、もぅ絶対に切ることなんてなかった。
おそらく、2人とも、付き合いたいのに、チエの存在を気にしてる。
それは分かっていたが、
2人の幸せを願って、身を引けるほど、チエは大人ではなかった。

先輩の気持ちは、もぅまゆに対して、どんどん本気になっていってるのがわかった。
一緒にいても上の空で、
時々さりげなく、チエにまゆのことを聞いてきた。

チエは、気持ちのやり場がなくなり、
つらくて悲しくて、先輩の前でも、時々泣きそうになった。
「なんで。どうしてこんなことになってしまったん!?」
誰にも答えは出せなかっただろう。
好き合う二人は、惹かれあうべくして、自然に惹かれあったのだ。
でもその2人を引き合わせてしまったのが自分だということが、
どうしようもなく苦しかった。

まゆは、先輩とのメールの中で、必死に自分の気持ちを隠そうとしてくれていたが、
もぅ、チエがどれだけ間に入って阻止しても、
2人が両想いであることをお互い知るのは、時間の問題だと思った。

苦しくて苦しくて、もぅどうしようもなくなってしまっていたチエは、
意を決して、行動に出た。

そぅ。人生最悪の行動に・・・。



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チエの生い立ち~8

2006-10-13 06:18:09 | チエの高校生活

ごめんなさいね・・・昨日は結局更新出来ず、(・・・てゆーか、旦那と始終一緒にいたのでパソコン触る機会がなく)朝になってしまった・・・
今、梅田のネットカフェに来ています。
朝の6時、ネットカフェはガラガラだろうと思っていたら、意外やほぼ満席!!
あぁ、今日は土曜日だったネ。
おそらく、夕べ梅田で飲み明かした人たちが、終電逃して流れ込んできたのだろう。
個室ブースにはドアのところに毛布をかけて、目隠しをし、寝息を立ててる人がほとんど。
満席だというのに、キーボードをたたく音は、ほとんど聞こえない。
すれ違う女の人たちは、みんな小奇麗にオシャレをしているが、化粧はほとんど落ちている。
梅田に住んでいるからこそ見られる光景が、なんだかおもしろいです・・・


ハイ、続き!!↓ ↓



   チエは、出来るだけ平然を装って、まゆを誘った。

まゆ、お弁当一緒に食べへん?」

まゆは喜んで付いてきた。
「珍しいねぇ、チエが誘ってくるなんて。何かあった?」
何かあったやって!?よく言うわ。チエが何も知らんと思ってんやろか?

チエは、何を言われてもまゆを疑いの目で、
探るような気持ちでしか聞けなかった。
とにかく何で先輩と連絡を取っているのかが知りたかったが、
聞き出す術がなく、困っていた。
すると、弁当を食べ始めた矢先、
なんとまゆから打ち明けてきたのだ!

「なぁ、チエ。チエの好きなヒロト先輩っていはるやろ?」

「あ、うん・・・」
「まゆな、こないだいきなりヒロト先輩に話しかけられて、アドレス聞かれたんよ」
「・・・・・・」
「ほんでな、チエに許可なくメールするなんか、悪いと思ったんやけど、でもなんか、ヒロト先輩、チエの事すごい心配してはるみたいやってん。」
「え・・・!?」
予想外の言葉に驚いた。
「ほんで、いい人なんやなぁと思って、チエの事メールで色々話すようになったんよ。
ごめんな、言うの遅くなって。
先輩、ホンマにチエの事想ってはるんやな!!」

まゆのその笑顔に、悪意や嘘は見られなかった。
先輩がチエを心配して、まゆに相談してたの・・・?

正直、半信半疑ではあったが、それが事実なら嬉しかった。

まゆの屈託のない瞳にも、信頼できる物があった。

「少なくとも、まゆはチエを騙してない。」
それだけは分かった。

まゆへの裏切り疑惑は消えたものの、
ヒロト先輩の心理は分からないままだった。

「なんでわざわざ、チエに内緒でまゆに話しかけたりしたんやろう??」
直接聞いてくれたら良いのに・・・
まぁ、直接聞かれても、教えたかどうかは分からないが。

後から分かった話だが、
まゆはヒロト先輩の、バッチリ好みのタイプだったらしい。
そういえば、プリクラもまゆのページはやたらと見ていた。
先輩への恋心にドップリはまっていたチエは、
そんなことすら見落としてしまっていたのだった。

先輩との夜の関係はそれからも続いた。
・・・と言っても、先輩の方から呼ばれることはもぅなかった。
会うときはいつもチエからメールし、
「今夜行っていい?」と送れば、返事は「別にイイよ」と、そっけないものしか返ってこなくなっていた。
それでもチエは、会いに行った。

一度携帯を見てしまうと、歯止めは利かず、先輩の家に行くたび、
先輩がトイレに行ってる間、飲み物を取りに行ってる間に、すかさずメールをチェックしてしまったのだ。

案の定、見るたび、まゆとのメールのやり取りは増えていて、
内容も親密な物になっていた。
「先輩がチエを心配して相談している」様な内容は見当たらず、
どっちかと言えば、まゆがチエの話題をつねに出してるようだった。

そしてある時、先輩からの一番ショックなメールを見てしまったのだ。

<まゆ>「先輩の好きな人って、チエじゃないの?」
<先輩>
「それは絶対ない!」

チエは、不安で崩れてしまいそうなチエの気持ちを、何とか支えてくれていたわずかな期待さえも、このメールで打ち砕かれてしまった。

「やっぱり体だけやったんや・・・」

しかも、まゆの誤解を必死に否定するそのメールの内容に、
先輩の気持ちまで分かってしまった。

「先輩は、もぅまゆの事が好きなんや」

言葉に出来ないショックと敗北感に襲われた。
チエはどうすればいいのかわからなくなっていたが、
幸い、チエと先輩の体の関係は、まゆには打ち明けられていなかった。
きっと先輩も知られたくなかったんだろう。

幸か不幸か、チエはそのことを利用して、先輩との関係を存続するしかなかった。
この関係がきれてしまったら、本当に先輩との関わりがなくなっちゃう!!
そんなの絶対嫌や!!

その日からチエは、何とか先輩に嫌われないように、
先輩とのSEX関係が続くよう努めるようになった。

先輩の気持ちを知ってしまってからは、抱かれてもキスをされても、
今までのように幸せな気持ちになることはなかった。
それどころか、不安と焦りは募る一方で、
会うたび「今日はまゆとどんな話をしたのか」が気になって、
メールのチェックをしてしまった。

今にして思えば、なんとも惨めな女に成り下がっていたんだろうと思うが、
この頃は、これしかまゆより優位に立つ方法がなかったのだ。

唯一の救いは、まゆ自身が、先輩を好きになってはいなかったことだった。

まゆの事は好きだ。
でも、先輩の気持ちが分かってからは、
チエのまゆに対する感情は、複雑になってしまった。

学校でまゆと弁当を食べていても、家で1人になっても今日もまゆと先輩は、メールしたんかな」「まさかチエの知らんとこで、2人で会ってたりするんやろか??」と、妄想は膨らむ一方だった。

まゆはというと、先輩と自分とのやり取りを、定期的にチエに報告してくれていた。
報告なんかしてくれなくても、悪どいチエは、メールの中身はすべて知っていた。
・・・が、まゆの話す「メールの内容」には、毎回「嘘」はなかったので、本当にまゆはチエを応援してくれてたのだろう。
それが唯一、チエに安心感を与えてくれていた。

先輩も、チエに携帯を見られているとは知らずに、会いに行けば必ずHをしてくれた。
だんだんチエは自分1人がすごく酷いことをしているように思えてきて、やりきれなくなっていった。

そんな複雑な日々が2~3週間続いたある日。

チエはいつものように、夜中ヒロト先輩の家に夜這いをかけに行った。

そしてその夜。

ついに衝撃的な事件が起きたのだ・・・



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チエの生い立ち~7

2006-10-12 09:57:52 | チエの高校生活


   10日ぶりのヒロト先輩の部屋は、特に変わった様子もなく、
   前よりもお香の匂いが増していた。

それだけで「他の誰かが来ていた。」ことを察してしまう自分..。
それが他の女でない事を、無意識に願っていた。

先輩はというと・・・
10日も会えなかったことなんて、何でもなかったかのように普通だった。

「先輩、すごい久しぶりやね」
チエの声は、震えていたように思う。
「あぁ、ごめんな、家で練習したり、ツレが泊りに来たり、色々いそがしかってん。」
「ふ~ん・・・」
ツレって女?って聞こうとしたが、
いやいやいや、ダメダメ!そんなうざいこと!!聞けないよ!!

チエは、「ヒロト先輩にうざがられてるのかもしれないな」と言う事を
何となく感じていたのだが、久しぶりに会う先輩は、相変わらず優しくて今までと変わらなかったので、また分からなくなっていた。
聞きたいことはいっぱい有った。

「チエと先輩って、付き合ってるの?」
「なんで10日も会ってくれなかったの?」
「ヒロト先輩は、チエの事どう思ってるの?」

でもどれも聞けなくて、ただ早く先輩に抱かれたかった。
抱きしめられることでしか安心できる術がなかった。
先輩は、以前と変わらず、気を使いながら優しくチエを抱いてくれて、
やっと安堵感に包まれた。

「あぁ、やっぱり先輩はチエを好きでいてくれてるんだ」と思えた。

Hが終わると先輩は寝てしまい、チエはそのカワイイ寝顔をずっと見ていたのだが、
ふと、ベッドの脇の、先輩の携帯が目に入ってしまった。

ドキン、ドキン・・・
鼓動が早くなる。
チエはしばらく携帯を見つめ、
思い詰めたようにおそるおそる身を乗り出して手にとってしまった。
だめだ。という思いが一瞬頭をよぎったが、
一瞬で消えた。
何でもイイから先輩の事を知る手がかりが欲しい!
やり場のない不安の方が、先立ってしまったのだ。

マナーモードになっていることを確かめ、
先輩が起きないようチラチラ見ながらメールを開く。

「受信メール」を開いた時、チエの心臓が「ドクン!」と跳ねた。

受信BOXを埋め尽くしていたのは、

    「まゆちゃん」

え!?まゆ!?

血の気が引いた。

「まさか、まさかね・・・」
高鳴る心臓を押さえながらメールを開いた。

   <まゆ>   「今日学校でヒロト先輩見ましたよ」
<先輩の返事>「ほんまに?声かけてくれたらよかったのに」
   
 <まゆ>「そんなことできませんよ~」
  
先輩>「じゃあ次見かけたら、俺から声かけるわな」
  
まゆ>わかりました(笑)」

どういうこと!?
・・・・・どういうこと!?

内容は特に意味もないやりとりに見えたが、
受信も送信も、「まゆちゃん」で埋め尽くされていた。

まゆってあの「まゆ!?」
そんなワケない。まゆがチエを裏切るはずがない。まったくの別人かもしれない。

必死にそう思おうとしたが、その期待は次のメールで見事に打ち砕かれた。

<まゆ>「今日もチエは、1日保健室にいたみたいですよ」

ああ、まゆだ・・・。
チエは、何かが崩れていくのを感じ
「悔しい」とか「悲しい」とかいうよりも、何でこんな事になってるのかが、まったく分からず、パニックになっていった。

どうして!?どうして!?もぅ、それしか出てこなかった。

ひととおりメールを読み終えてしまったチエは、
また携帯を静かに閉じてもとの位置に戻し、先輩のとなりに潜り込んで目を閉じたが、眠れるはずがなかった。
心臓はいつまでもドキドキし、
目の前の先輩が、何を考えているのか、分からずに泣きそうになっていた。
そもそも先輩が何を考えているのかなんて、最初から聞いたことなんかなかったのだ。
体の関係ができたからって、近くに感じていたのはチエだけなのかもしれない・・・

そう思うと、やりきれない不安が押し寄せた。
でも、先輩にはそれを必死に気付かれまいと振る舞った。

明け方いつもどおり、見送ってくれる時、先輩はチエにキスをした。

チエは、分からなかった。
「なんで、何を思って、ヒロト先輩はチエにキスするん?」
聞きたかった。
でも、聞けるわけなかった。

笑顔で別れ、朝露で濡れる田んぼ道を走りながら、チエは泣いてしまっていた。

そして、その日は教室で授業を受け、

お昼の時間、
チエは何食わぬ顔で、まゆをお弁当に誘ったのだ。



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チエの生い立ち~6

2006-10-11 13:34:29 | チエの高校生活


  朝起きて、学校に行く学校が終わって家に帰る夜まで寝る
夜中抜け出して先輩のウチへ行く明け方帰るまた学校。

こんな生活が続いた。
チエは先輩に夢中だった。
正直Hは、まだ痛いだけで気持ち良くはなかったが、
先輩に求められる事が何より嬉しくて、それだけで幸せだったのだ。

でも、どんなに体を重ねても、先輩は「好きだ」とも「付き合おう」とも言ってくれなかった。
チエも、なんだかそういう話をするタイミングを失ってしまい、だんだん不安になっていった。

でも先輩から他に好きな人がいるような話もなかったので、
「言葉はないけど、こんだけ毎日会ってるんやから、チエが彼女なのかも」
と、かすかに期待している部分もあった。

チエは先輩によく「まゆ」の話をした。
唯一、心許せる友達だと。

先輩は「よかったなぁ、チエにもちゃんと友達おるやんけ」と褒めてくれ、
嬉しくなったチエは、先輩にまゆと撮ったプリクラをたくさん見せた。

まゆにも先輩の話を毎日していた。
でも、「Hしている」とは言えなかった。
まゆはすごく純粋な子で、
「ちゃんと付き合ってるのかも分からないのに、Hだけはしてる」と言う事実が、
軽べつされる気がして言えなかったのだ。

まゆにだけは、嫌われたくなかった。

まゆは「良かったね、チエが幸せそうで、まゆもホンマに嬉しいよ。
ヒロト先輩ってホンマにいい人なんやね」
と喜んでくれたが、チエは少し後ろめたかった。

先輩とHをするようになってから、どんどんハマって行く自分に、
チエは気付かずにいたので、
「今日も会いたい。明日も会いたい。あさっても会いたい!」のノンストップだった。
それゆえ、先輩がそんな生活に疲れ始めている事にも、気付けていなかった。

ある時先輩に「今日はツレが来るから、来んといてほしい」と言われた。
「えぇっ!?嫌だ!」と思ったが、
「付き合ってるわけでもないなら、ワガママ言えない。嫌われたくない」と思い、
承知はしたものの、
毎日毎日会っていて、ある日急に1日会えなくなるのは予想以上に辛かった。

1日がもの凄く長くて、早くあさってにならないかと、1日中時計を見て過ごした。

しかし翌日。
「今夜は行っていい?」というチエのメールに返ってきた先輩からのメールは、
「しばらく無理」という、超そっけないモノだった。

チエは、初めて「形のない不安」に襲われた。

なんで!?
チエ嫌われた?
いや、ホントに忙しいのかもしれない。
でも、
でも・・・。

いまにして思えばちょっと病的やったな。
チエは基本的に冷静な性格で、自分のこともワリと客観的に見れる方だとは思っているが、
恋愛にハマルと周りが見えなくなってしまう性格だった。
多分その性格は、今でも変わっていない。
だからチエは、どっぷりはまってしまいそうな恋愛は怖い。

1人になると淋しくなるので、先輩と逢えない日は、K君の家に行った。
K君の家に集まっていたメンバーは、相変わらずで、
「こんな時だけここに戻ってくるなんて、都合よすぎかな」と思ったが、
「チエ~久しぶりやんけ!!何しててん!」と叱られて少し嬉しかった。

スタジオ練習に行く日も、「先輩のバンドとかぶりますように」と願ったが、
そぅうまくはいかず、1度も会えなかった。

チエはどんどん不安になり、「しばらく大人しくしていなきゃ」と頭では思っても、
淋しさが勝ってしまい、しょっちゅう先輩にメールを送ってしまっていた。
あれも、よく考えればうっとおしかったやろなぁ先輩・・・。

そして会えない日々が10日ほど続いた、ある夜。

性欲がたまったのか何なのか、先輩から突然メールが来たのだ!!

「今日ウチ来る?」

もぅ寝かかっていたにもかかわらず、
先輩に会えなくて禁断症状になっていたチエは、

「今から行く!」
と即行で返信し、マッハで着替えて、家を飛び出した。

今考えれば、あの日行かなければよかったのかもしれない。

…いやでも、あの状態だったら、行っても行かなくても、
いづれ結果は同じだっただろう。

翌朝、どん底に落ちて帰ってくるとは、予想もつかず、

チエは暗闇のなかを、先輩の家に向かって走って行った・・・



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チエの生い立ち~5

2006-10-10 11:06:53 | チエの高校生活

  先輩からの、寝起きの突然のキス。

その日のチエはめずらしく教室で授業を受けたが、ほとんど上の空だった。
・・・っていうか、今朝、先輩のうちからチエの家までどうやって帰ってきたかすら覚えていない。

チエ、このとき16歳。
今ですら風俗嬢として、毎日見ず知らずの男とチュッチュ②しているが、
当時はまだ処女でうぶなお年頃だった。

思い出しては顔が赤くなり、胸が締め付けられた。
「でも、なんでキスしたんやろう??」とも思った。
・・・が、思春期の高校生は、「なぜ」「どうして」という理性よりも、
「うれしい」「だいすき」「もっと会いたい」といった本能の方が勝ってしまうものらしい。

その日から、チエは先輩の事しか考えられなくなってしまった。

学校に居る時間はもどかしかった。
何時間もあとの、夜中、先輩に会いに行く事ばかりを考えて、
長い1日を、イライラそわそわしながら過ごした。

Kくんの家にも、あまり寄り付かなくなってしまい、怪しまれたが、
「バイトが忙しいから」と嘘をついてごまかした。
正直みんなに打ち明けたかったが、ヒロト先輩に口止めされてたので言い出せず、それももどかしかった。

キスをされた3日後、チエはヒロト先輩とHした。
・・・と言っても、チエが処女だったのでその日は最後まで出来なかった。

その日、先輩の家に行って、いつものように布団の中で抱き合いながら寝ていたのだが、
キスした日から、日に日に「もっとキスして欲しい」という気持ちが増していってた。
先輩も、1度してしまうとガードが崩れたようで、
キスをした日から2日間、毎晩布団の中でキスをした。
そして3日目。
ついに先輩はチエを抱いた。
チエも、それを望んでいた。
もぅお互いガマンできないといったカンジで、もつれ合いながら、Hに流れ込んだ。

でも実際、入れるとなると本気で痛くて、
Hな気分はどこかに飛んでいってしまい、「痛い!痛い!」と連呼してしまう。
それでもヒロト先輩に抱かれたくて頑張っていると、
先輩は慣れた手つきで、優しくほぐしてくれた。
「チエ、本気で無理になったら、ガマンせんと言いや」と、
チンコはカチカチになっているのに気遣ってくれて、それがすごく嬉しかった。

でもホントに痛すぎて、その日はギブアップ。
翌日また2人で頑張って、3日かけて、チエと先輩は結ばれた。

3日も続けてトライしたので、チエの処女まんこもかなり濡れやすくなっていた。
一番奥まで先輩のモノが入ったとき、「プチッ」と音がした気がした。
「あ、入った。」と先輩が言う。

チエは、身が裂けそうな痛みに、涙が出たが、
先輩が嬉しそうに抱きしめてくれたので、痛いながらもすごく幸せを感じていた。

その日から、チエと先輩はケモノのように毎晩②、夜中に会っては、
先輩の部屋でHをするようになった。


エスカレートする前に、ちゃんと冷静に考えなければならないことがあるような気はしていたが、何せ多感なお年頃。

歯止めはきかなかった。



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